失敗を失敗で終わらせないために必要なこと

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「失敗を失敗で終わらせないために必要なこと」というテーマでお話をしていきます。

誰にでも負けることはあります。失敗することもあります。勝ち続ける人はいません。成功し続ける人もいません。何か新しいことにチャレンジしようとすれば必ず失敗はします。私は何回も失敗してきましたし今でも失敗し続けています。新しいチャレンジをするたびにたくさんの失敗をします。

 

よく「失敗は成功のもと」と言いますが必ずしもそうとは限らないのです。失敗をしても同じ失敗を繰り返す人もいますし失敗を繰り返すたびに成長する人もいるのです。自分自身を振り返ってみてください。同じようなことを何回も失敗することはないですか?逆にこの失敗をしてから成長できたということはないですか?

 

失敗はただ経験すればいいという訳ではないのです。失敗を活かすための考え方や行動をしなければ良い経験に変化しないものです。それは当たり前のことなのですが、失敗した直後の不安定な精神状態ではこの当たり前のことができなくなることも多いです。

 

しかし、失敗を感情で押し流しているだけは同じ状況になった時にまた同じ失敗を繰り返してしまいます。では失敗から成長するためには何が必要になるのでしょうか。まずは失敗の根本的な原因を考えましょう。失敗は目に見えること、目に見えない原因との多重構造になっています。

 

例えばスクイズのサインでバッターがサインを見落とし3塁ランナーが挟まれてタッチアウトになったとします。しかしサインの見落としというのはあくまで目に見える事です。分かりづらいブロックサイン、サインを確認した合図、サインミスに繋がりやすい考え方などサインの見落としを引き起こしてしまう原因はいくつもあるはずです。

 

このような失敗に対して「サイン見落とし」という目に見える事だけを見ていては根本的な改善策を打ち出すことができず成長や改善に繋がりません。失敗をした場合には、失敗を誘発した環境などの外部要因、失敗したときの心理状態や技術などの内部要因も含めて多面的にその原因を考えなければなりません。

 

失敗をしたときは当然、失敗を繰り返さない対策を考えなければなりません。意識の低い人や同じ失敗を繰り返す人は「気をつけます」「注意します」「次は頑張ります」「意識を高く持ちます」といったことを対策にしがちです。しかし、こういう精神論はようするに根性や気合いで乗り切るということで、集中力が途切れがちな緊迫した状況でまた同じ過ちを繰り返すことを意味します。

 

精神論が効果を発揮する領域は確かにありますが、残念ながらそれだけで多くの物事が解決しないのが現実です。失敗には根本的な原因があります。その根本的な原因はあいまいな精神論ではなく、具体的ですぐに行動できる方法で解決した方が望ましいです。

 

絶対に失敗をしない、あるいは失敗する確率が明らかに下がる練習方法を実行することを対策としてみてください。その練習方法を生み出すことが「失敗から学ぶ」ということなのです。また、対策や練習は素早く実行してみてください。対策や練習が実行されてない状態とは同じ失敗を繰りかえす可能性が高い状態といえます。

 

失敗をして1か月対策や練習を行わなければその1か月間にまた同じ失敗をするリスクがあるということです。これほど無駄なリスクはありません。失敗の質や内容にもよりますができれば失敗の当日に原因を考え翌日から対策、練習開始というスピード感は持っておきたいものです。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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