<間違いだらけの野球教室>泣いている選手に対する行動について

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<間違いだらけの野球教室>泣いている選手に対する行動について

 

 

試合に負け泣く子ども、練習中に泣く子どもたくさんいると思います。泣いている子どもを見て指導者や親はどんな行動をとりますか?

 

 

「泣いても何も始まらない」

「泣くぐらいならやめろ」

「泣くぐらい悔しいなら練習しろ」

「泣かなくてもいいよ」

「無言」

 

 

いろいろな言葉や行動があると思います。その行動は誰を基準にしている行動なのでしょうか?

 

 

ほとんどの人は「大人」をフォーカスしているのではないでしょうか?

 

 

「俺の性格だから厳しいことを言う」

「甘えた子どもにはしたくないから厳しく言う」

「子どもが可哀想だから甘やかす」

「何を言っていいのかわからないから何も言わない」

 

 

このような答えが多いのではないでしょうか?

 

 

私自身は泣いても悔しがっても先には進まないから「泣く」ことなどはありません。だから「甘やかされたり、励ましの言葉」を言われるのが嫌いなタイプです。

 

 

私はこんなタイプだから子どもたちにも同じようなことを言うのか!それは言う子どももいれば言わない子どももいます。

 

 

「泣く」と言ってもその涙の理由は一つではないはずです。(注意:今回の話は少年野球で泣くの話になりますので、それ以外の泣くことに関しては当てはまらないかと思います)

 

 

試合に負けて泣く、練習中に泣くその涙には子どもたちの思考タイプによって違ってくるのです。タイプが違うのならそのフォーローの仕方も変えてあげた方が子どものためです。

 

 

自分自身(大人)の性格にフォーカスするのでなく、泣いている子どもの思考タイプにフォーカスするのです。

 

 

試合や練習で泣く子どもに多いタイプは「負けず嫌いで結果にこだわるタイプ」ではないでしょうか?一生懸命に頑張ったのにそれが上手くいかなかった。試合に勝てなかったりヒットで打てなくて悔しい思いをして泣くタイプ。

 

 

このようなタイプの子どもには「勝つためにはどうすればいいのか」「試合でヒットが打てるためにはどうすれば」などと具体的な解決策を教えてあげて「こうすれば上手くいく」と言う方法を教えてあげれば早めに気持ちを切り替えることができます。

 

 

このようなタイプの子どもには「泣くぐらいなら練習しろ」や「泣いても何も始まらない」と言う前向きな声掛けをしてもいいと思います。

 

 

今の私はこのようなタイプなので何か上手くいかないことがあっても「解決策」さえ見つかればそれに向けて気持ちを切り替えることができるのですぐに次の目標に進めます。

 

 

もう一つのタイプが「人の目を気にしてしまうタイプ」です。このようなタイプは感情の動きが大きくなると涙が出やすいタイプです。悔しいときや悲しいときに一人で涙を流します。当然、悔しいとか悲しいという感情が動くので泣くのですが、理由はそれだけではありません。

 

 

いつも周りの人の視線や表情が気になって、自分が負けたことで応援してくれた家族や友達が残念がったり悲しそうな顔をしていると「喜ばせてあげれなかった」と心が痛み悲しみが増して泣いてしまうのです。

 

 

そして泣くことで「周りの人に共感してもらいたい」「褒めて欲しい」

とも思っています。

 

 

このようなタイプの子どもには「優しい言葉」をかけてあげましょう。そして優しく抱きしめてあげましょう。お父さん・お母さんの優しさで抱きしめてあげて温もりで癒してあげてください。

 

 

その温もりで子どもも気持ちが落ち着き笑顔を取り戻してくれます。

 

 

私も少年野球時代にはこのようなタイプの子どもでした。打てなかったとき、エラーした時には悔しさよりも「親にいいところを見せてあげれなかった」などと悲しい気持ちになっていました。

 

 

そんな時はどんな励ましの言葉より親の、特に母親の優しい言葉や抱きしめてもらえることが本当に嬉しかったし、笑顔になれました。

 

 

このように子どものタイプによって掛ける言葉や行動が違ってきます。なぜ子どもが泣いているのか?どんな言葉を言ってもらいたいのか?どうして欲しいのか?

 

 

タイプを理解して行動するだけで子どもの能力を大きく発揮できると思います。


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