なぜ失敗は評価されないのか?失敗したことをマイナスに評価する「減点主義」

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こんにちは。

 

野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。

 

今回は

「なぜ失敗は評価されないのか?」

 

というテーマでお話をしていきます。

 

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人の考え方や行動と言うのは「環境」の影響を強く受けます。

 

「郷に入っては郷に従え」と言う言葉がるようにその組織や環境の中にある常識やルールなどによって考え方や行動は変わってきます。

 

この常識やルールと言うのは簡単には変えることはできません。

 

例えば、所属している組織が失敗に対して「悪いこと」とか「してはいけない」と言うネガティブな常識やルールなどをもっていれば

 

その組織の中にいる人はそのように考えたり行動するようになります。

 

この組織の考えや行動に違和感があったとしても自分一人の力では簡単に変えることはできません。

 

また、今まで私のいた組織と言うのは積極的に動くことをあまり評価せず失敗したことをマイナスに評価する「減点主義」を取り入れています。

 

多くの組織でもこのように「減点主義」で人を評価しているのではないでしょうか。

 

こういった組織の中にいると私も経験がありますが委縮した考えや行動をするようになります。

 

積極的に動きたくても「失敗」はマイナス評価になるので私の評価までマイナスにされてしまいます。

 

組織の中では自分がどれだけ高く評価をされるかが大事です。

 

なぜなら評価が自分の身を守ることに繋がるからです。

 

だから損得を考えて自分の評価が下がるような行動はできる限りしないように心がけるものです。

 

積極的に行動することがプラス評価にならず、なおかつ、失敗することがマイナス評価になるなら

 

自分の身を守るために誰だって積極的に行動しない方を選ぶのではないでしょうか。

 

私は行動しない方を選んでいました。

 

このような「失敗」をマイナス評価と考え「減点主義」で人を評価する組織は多いのではないかと私は思います。

 

なぜなら失敗が否定的に扱われる仕組みがあるからです。

 

例えば新しいことに挑戦して行動することは最終的には組織にとって大きな利益になりますが

 

すぐには成果が出ることはありません。時間がかかります。

 

しかし失敗と言うのはすぐに成果がでます。

 

何か損失するので目に見えて分かるのです。

 

だからこそ上の立場にいる人たちは失敗を嫌がるのです。

 

損をしたくないから失敗を嫌がるのです。

 

損をしたくないから「失敗するな」「失敗は悪いことだ」と言う常識やルールをその組織の中で作るのです。

 

その常識やルールに違和感がありその考え方を変えようと行動して上の立場にいる人に意見を伝えたとします。

 

しかし多くの上にいる立場の人は全否定から入ります。

 

意見に対して粗探しをして否定的な意見を言ってきます。

 

下手に肯定してその意見を取り入れて損をしたら嫌だからです。

 

そして意見に対してもっともらしい理屈をつけると周りに「あの人は頭がいい」とか「あの人は理論的だ」と言う風に印象付けることもできます。

 

だから自分からは常識やルールは変えませんがそういった意見を評価する方が楽なので全否定をしてもっともらしい理屈をつけてくるのです。

 

失敗に対して「悪いこと」とか「してはいけない」と言うネガティブな常識やルールなどをもっている組織では

 

新しいことに挑戦する人も出てこなくなりますし自分から行動することにも委縮をしてしまいます。

 

「組織のために」とか「もっと組織を良くしたい」と一生懸命に考えている人たちからするとたまったものではありません。

 

私もそうした人から悩みを聞くことがありますが

 

新しいことに挑戦しない、新しいことを取り入れない組織と言うのは楽しくない組織、人が集まらない組織になってしまいます。

 

そうした組織の中にいる人が挑戦をしない、活気がない、楽しくないといって辞めていく人が増えていると聞きます。

 

これは組織に蔓延している失敗に対するネガティブな考えや常識、ルールによって未来に希望が持てないという空気が関係しているのかもしれません。

 

というわけで今回は「なぜ失敗は評価されないのか?」というテーマでお話ししてきました。

 

所属している組織が失敗に対して「悪いこと」とか「してはいけない」と言うネガティブな常識やルールなどをもっていれば

 

その組織の中にいる人はそのように考えたり行動するようになります。

 

失敗と言うのはすぐに成果がでます。

 

何か損失するので目に見えて分かるのです。

 

だからこそ、組織の中にいる人たちは失敗を嫌がるのです。

 

損をしたくないから失敗を嫌がるのです。

 

損をしたくないから「失敗するな」「失敗は悪いことだ」と言う常識やルールをその組織の中で作るのです。

 

失敗に対して「悪いこと」とか「してはいけない」と言うネガティブな常識やルールなどをもっている組織では

 

組織の成長はもちろん、個人的にも成長できず未来に希望を持つこともできなくなります。

 

失敗に対する考え方を「成長していくための過程」と捉え

 

失敗が起きても「今、失敗できてよかった」「今、気付くことができてよかった」という考え方にしてみてください。

 

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それでは、今回は以上にします。

 


この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)

野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの野球技術向上はもちろん、上手くいくための考え方、幸せや豊かになるコツを知って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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