こんにちは。野球カウンセラーの沖増です。今回のテーマは「ノーステップ打法の最大のメリットは無駄を省くことができる」についてお話ししていきます。今回の内容を動画で観たい方はコチラの動画を観てください↓↓
今回は「ノーステップ打法の打ち方」についてお話ししていきます。今回は私が社会人現役の時に意識したことや取り組んでいたことについてお話していきます。私がやっていたノーステップ打法とは構えの段階から踏み出し位置(ステップした位置)に足を置き前足を地面から離すことなくうまく下半身を使いながらタイミングを取りスイングをします。
ノーステップ打法のメリットとデメリット。私が考えるメリットは2つあります。
①目線がブレないのでミート力が上がる。
②バッティングの一部を省くことができ無駄を少なくできる。
私が考える最大のメリットは無駄を少なくできることです。バッティングはタイミングが大切です。どんなにパワーがあっても、どんなに良いスイングをしてもタイミングが合わないとミートできませんし打球も飛びません。
もう一つのメリットは目線がブレないからミート力が上がる。「目線がブレない」とか「頭の位置が動かない」とよく言われます。バッティングする時、前の足を上げるか、それ足を軸足方向に引いてトップの位置を作ります。その後、前足を踏み出しスイングを行うという流れになりますが、この時のバッターの目線は横の動きと合わせ足を上げたり引いたりすることによって縦の動きも発生します。
これが目線のブレです。ノーステップ打法の場合は前の足を上げたり引いたりすることがないため縦の動きがなくなりその分、目線のブレを少なくすることが出来ます。目線のブレが少なくなるということはミート力が上がるので打ち損じや三振を減らせることもできます。
もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。ノーステップ打法のデメリットは体重移動ができないことです。足を上げたり引いたりすることで軸足に体重を乗せ軸足に溜まった力を使って勢いよく踏み出すことによって体重移動されますが、ノーステップ打法は投手側の足を地面から離さずに小さな動きしか起こさないため体重移動ができにくいですし体重を使ったバッティングができません。
その他に言われるデメリットとして「手打ちになる」「下半身が使えない」「飛距離が出ない」と言われるますが打ち方さえ分かれば強い打球も打てますし飛距離も当然出せます。ノーステップで方でも飛ばせる打ち方についてコチラの動画で詳しく説明していますので参考にしてみてください↓↓
>タイミングが合わない、体重移動が苦手、下半身を使えない選手はノーステップ打法で打つ<
ではどのように打てばいいのか?私が実践してきたノーステップ打法の打ち方について説明します。ノーステップ打法の打ち方これは2パターンあります。飛距離を出したい場合とファーボール狙い単打狙いの場合です。この2パターンを状況に応じて変えていました。最初に構え方ですがこの構え方は飛距離を出したい場合もファーボール狙いや単打狙いの場合でも一緒です。
ロングティーやホームランを狙うときにどのようなフォームで打ちますか?私は軸足の股関節に力を溜めてステップします。このステップした時を構えにすればいいだけです。構えてからテイクバックをしてトップからステップここまでの動作を省いているだけでフォームを変える必要はないのですしスタンスを広くする必要もありません。
スタンスが広いと下半身の回転が上手く使えなくなります。つま先だけつけて下半身を使って身体を回転させます。身体を前後に動かしたりつま先や膝を入れたりする必要はありません。そうすると肩が入りすぎたりするので無駄が増えます。
手打ちになる・下半身が使えないというのはせっかく無駄をなくすためにノーステップ打法にしているのにわざわざ無駄を作ったり力が抜けた状態で待っているから下半身が上手く使えないのです。なので飛距離を出したい場合は、下半身に力が溜まった状態で待って前足の回転、後ろ股関節の突き出し、上半身の回転を使って打つようにします。
下半身の使い方についてコチラの動画を参考にしてみてください↓↓
>身体の回転スピードを上げて飛距離を伸ばすための下半身の使い方<
>飛距離が出る、スイングが安定する軸足を蹴って身体の力をバットに伝える身体の使い方<
ファーボール狙いや単打狙いの場合。ポイントを思いっきり引き付けて回転を少しだけにします。身体の開きを抑えて打ちます。ポイントをずっと見るように頭を残してスイングすればファールになります。
ここで注意して欲しいのはファールで粘るというと腕だけでバットを振ってカットしようとしがちですが腕だけで当てに行くスイングだとフェアーゾーンに入ってしまいボテボテのゴロになります。なのでファールを打つにしてもしっかり振ることです。ここはとても重要です。
ノーステップ打法で打つ練習方法はマシーンとか手投げで練習するとタイミングが合わなかったりするので、基礎作りとしてひたすら素振りかティースタンドを使ってしっかり下半身を使って打つ練習をおススメします。
今回はノーステップ打法の打ち方についてお話してきました。脚を上げて打つとタイミングが取れない選手や追い込まれてから粘りたい選手や出塁率を上げたい選手などはノーステップ打法を一度試してみてください。
それでは、今回は以上にします。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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