こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「子どもの会話力を伸ばすアドバイスをしよう」というテーマでお話をしていきます。
■子どもの話を聞くためのポイント
・聞くことに集中する
・途中で口を挟まない
・先入観で話を聞かない
・話を否定しない
・言葉以外の情報を受け取る
・「聞いている」というサインを送る
・沈黙を共有する
■会話が一方的な人が多い
「人に教える」という立場の人は「教える」が先行し「聞く」ということができないことが多いです。私が子どもの頃…いや、今でもですが話をしていてこれと逆のことをされると一方的な会話になって自分の意見やどうしていきたいのか話せないから嫌ですね。
途中で話を割って入る、全て否定から入る、自分の意見が正しいと思っている。結局、何か言ったら否定され「口答えするな」と言われる。最後には「だからお前は…」とまで言われる。そんな大人に素直に心を開けるわけないですよね。大人に怒られないように、大人に良いように見られるために話を聞いていた記憶があります。
今は逆に教える立場になって子どもたちや親とも会話をします。もちろんアドバイスなどもします。その中で私はいつも心がけているのは先ほどのポイントです。
・聞くことに集中する
・途中で口を挟まない
・先入観で話を聞かない
・話を否定しない
・言葉以外の情報を受け取る
・「聞いている」というサインを送る
・沈黙を共有する
■独りよがりのアドバイス
質問されるとついつい教えたくなるし教えだすと止まらなくなっちゃうんですよね。でもそれって完全に独りよがりだし何も解決できていないんですよね。話している方はたくさん話せるから「スッキリしたー」「今日も良い話しできた」と思っているかもしれませんが話を聞いている方は「よくわからない」「話を聞いて余計にモヤモヤする」「聞きたいことはそこじゃないんだけど」このようになっていることが多くあります。
教える立場だとしてもしっかり子どもや親の話を聞くことが大事になります。と言いますか、私は話しを聞かないとどう答えていいか分かりません。先日、子どもからこんな質問をされました。
「インコースをファールにするにはどうすればいいですか?」
もしあなたが同じように質問されたらどうやって答えますか?もしくは子どもとどんな会話しますか?
「前の肘を素早く抜けるとファールになる」「身体を思いっきり回転させる」などなど、こう言った技術的な話をしないですか?この会話だと子どもの根本的な問題って解決されないと思うんですよね。確かに技術的なことを教えればインコースをファールにできる技は覚えることができるでしょう。
■子どもが成長できる会話
でもその子の成長ってないと思うんですよ。私はこの質問をされた時に子どもに聞いたことは「なんでインコースをファールにしたいの?」素直に疑問に思ったから聞きました。その問いかけに子どもは少し戸惑っていましたが、いろいろ会話をしその子の気持ちを深堀していくと結果的にはアウトコースを狙って逆方向に打ちたちからインコースはファールにしたい。と言うことでした。
子どもとの会話をしてどういう意味でそう言っているのか、それだったら技術的にはこうしたほうが良い、考え方としてはこうしたほうが良いこのようなアドバイスができるはずです。いきなり答えを教えることは簡単ですがそれだとやっぱり子どもの成長にはならないし、自分で解決する力もつかないです。
もっと子どもたちや親と会話をして先ほどのポイントを意識しながら会話できればお互いの本音やどうしたいのかわかります。お互いの本音などが分り合えれば成長のスピードも速くなると思います。
■まとめ
・聞くことに集中する
・途中で口を挟まない
・先入観で話を聞かない
・話を否定しない
・言葉以外の情報を受け取る
・「聞いている」というサインを送る
・沈黙を共有する
このことを意識して子どもと会話をするようにしてみてください。
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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