SNSで他の子の活躍を見て、おめでとうが言えない夜|スポーツママの罪悪感を抱えたまま眠っていい理由

深夜1時。

リビングのソファに座って、スマホの光だけが暗がりの中で手を照らしている。

一日が全部終わって、やっと座れた時間。

肩のあたりとか、喉の奥とか、どこかにまだ残っている感じのまま、「私が、ちゃんとしなきゃ」という言葉だけが、置き去りになっていた夜。

SNSを開く。

タイムラインには、同じチームの子がゴールを決める瞬間の動画。

いいね、が増えていく。コメントが並ぶ。

「すごいね」「おめでとう」

…で、あなたは、その画面を見たまま、息を、止めた。

胸の奥がざわついて、何か重いものが喉の下あたりに溜まっていく。

「おめでとう」って、思えない。

思いたいのに、思えない。

そして、その思えない自分に、また罪悪感が重なる。

誰にも言えない。

こんなこと、誰にも話せない。

だから、検索窓に打ち込んだ。

「SNS 他の子 活躍 嫉妬」

「スポーツママ 罪悪感」

この記事に辿り着いたあなたは、今、一人で抱えきれないほどの重さを背負っている。

でも、大丈夫。

ここでは、答えもアドバイスもありません。

ただ、あなたが送ってくれた言葉を受け取って、少しだけ静かにして、返すだけです。

文章では伝えきれない『空気感』や、最新の想いも乗せてお話ししています。家事の手を休めたいときに、耳から取り入れてみてください。

 

SNSで同じチームの子の活躍を見て、胸がざわつく

僕のもとには、たくさんのママから、誰にも言えなかった本音が届きます。

今回届いたのは、こんな声でした。

「SNSで同じチームの子が活躍してる投稿を見るたび、おめでとうって思えない自分に罪悪感が湧く。こんな母親、失格なんじゃないかって思ってしまう。」

この文章を読んで、あなたも胸がぎゅっとなったんじゃないでしょうか。

「私だけじゃなかった」

「同じ気持ちの人がいた」

でも、同時にこうも思ったかもしれません。

「やっぱり私、ダメな母親なんだ」

「こんなこと思う自分が情けない」

…違います。

あなたは、ダメな母親なんかじゃない。

 

これまで一人で背負ってきた自分を、まず許す

あなたが胸を痛めているのは、あなたが悪い母親だからじゃない。

それは、比べさせられる世界に、ずっと身を置いてきた、自然な反応なんです。

あなたは、「いいね」の数を数えさせられて、投稿のタイミングを気にさせられて、他の子の動画を見ることを避けられない位置に立たされている。

その中で、「ざわつく」という感情が起きるのは、あなたが選んだことじゃない。

降ってきただけ。

…なんて言われても、難しいですよね。

「でも、やっぱり私が心が狭いから…」

「もっと広い心を持たなきゃ…」

そう思ってしまう気持ち、わかります。

でもね、あなたはもう十分すぎるほど、広い心で頑張ってきたんです。

送迎の車の中で、誰にも見えない場所で、どれだけの涙を飲み込んできたか。

チームのLINEグループで「おめでとう」スタンプを押すまでに、どれだけの時間がかかったか。

その一つひとつを、僕は知っています。

そして、あなたは、その感情を一人で、ずっと抱えてきた。

誰にも言わずに、自分を責めて、また夜、一人で画面を見る。

…その重さを、僕は今、受け取りました。

 

僕もベンチで、同じざわつきを抱えていた

僕も野球をやっていた頃、試合でうまくいかない瞬間がありました。

補欠でベンチに座って、ライトに照らされるグラウンドを見ていると、自分が置いていかれるような感覚になる。

泥の匂いと、静かな空気と、仲間の声だけが遠くで響いている。

…で、その時の胸のざわつきって、たぶん、今あなたが感じているものと似ているんじゃないかな。

「なんで自分だけ」

「なんでうまくいかないんだろう」

でもね、それは誰のミスでもなかった。

ただ、そういう瞬間が起きただけ。

比べる感情も、ざわつく胸も、あなたが「決めた」ものじゃない。

画面を開いたら、そこにあった。

ただ、それだけ。

 

正しい母親なんて、どこにもいない

あのね、「正しい母親」って、どこにもいないんです。

いつも祝福できて、いつも前向きで、いつも笑顔で…

そんな母親は、誰も演じきれない。

あなたが今、胸にざわつきを抱えたまま夜のソファに座っているなら、それは、あなたが一生懸命この世界を生きてきた証拠。

比べてしまう自分を、責めなくていい。

祝福できない瞬間があっても、あなたの価値は何も変わらない。

子どもの結果で、母親の価値は測れない。

スマホを握る手が少し温かくなっていたとしても、それは何も間違っていない。

ただ、起きただけ。

 

おめでとうが言えなくても、あなたは十分すぎるほど愛している

SNSで他の子の活躍を見て、胸がざわついてしまう。

おめでとうが言えない自分に、罪悪感を感じてしまう。

それは、あなたが冷たい人間だからじゃない。

あなたが我が子を愛していないからじゃない。

むしろ、愛しすぎているから。

大切に思いすぎているから。

だから、比べてしまう。

だから、胸がざわつく。

その感情を抱えたまま、何も変えずに、今夜は眠ってもいい。

画面を閉じて、スマホを置いて、ただ自分の呼吸に戻る。

明日が良い日かどうかは、明日決めればいい。

 

あなたの声を、聴かせてください

 

ここまで読んでくれたあなたは、もう十分すぎるほど頑張っています。

あの子のために、誰にも見えない場所で、どれほどの涙と汗を流してきたか……。

僕は、それだけで十分だと思っています。

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この記事を書いたのはこんな人 


沖増 茂伸(おきます しげのぶ)|ママの心をほどく専門家

元社会人野球選手として10年間、都市対抗野球全国大会優勝など勝負の世界の最前線に身を置いてきました。

引退後、マンツーマンレッスンや個別相談を通じて多くの親子と向き合う中で気づいたのは、「子どもを支えるママ自身が、誰よりも孤独で、自分を責め続けている」という現実でした。

僕の役割は、野球の技術を教えることではありません。

一人ひとりのママが抱える「誰にも言えない本音」を聴き、頑張りすぎてガチガチになった「心の鎧」をそっと脱がせることです。

選手時代の経験と、これまで伴走してきた親子の皆さんの声から、スポーツキッズママ特有の孤独に、一番近くで寄り添います。

「ママ」を脱いで、一人の女性として、ふぅっと息を吐ける毎日を一緒に作っていきましょう。


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