【また土曜が来る】配車通知を消したあとに考えたこと

読んだのは、たぶん深夜だった。

画面を閉じて、
しばらく、そのままだった。

 

夜のキッチンに、声が届いた

その声を聴いてみてほしい。

何かを言おうとしたわけじゃ、なかった。

ただ、
読んで、
少しの間、
そこに座っていた。

 

断れなかった夜

通知が来る。

既読にするか、
しないかだけを、
考えていた夜が、
たぶん何度かあった。

助手席に誰かを乗せて、
週末が終わる。

運転している間、
何を考えていたか。

何も考えていなかったか。

どちらかは、わからない。

ガソリン代を払う。

自分の服は、
また今度にした。

今度がいつか、
決めていなかった。

 

胃が痛い、土曜の前の夜

みんなやってるから。

その言葉を、
自分に言い聞かせた回数を、
数えたことはない。

数えない方がいい気がして、
やめていた。

遠征のおにぎりを握りながら、
このまま置いて出ていったら、
と思ったことが、
一度も、ないとは言えない。

言えない。

 

逃げたいは、弱さじゃない、たぶん

たぶん、とつけたのは、
言い切れないからだ。

言い切ってあげられるほど、
僕は何も知らない。

チームのLINEが動く。

通知を消す。

それで朝になる。

また土曜が来る。

応援できない日があっても、
それを誰かに言える場所が、
あったかどうかは、わからない。

なかったかもしれない。

あっても、
使えなかったかもしれない。

 

断片だけが、残った夜に

削ってきた量を、
誰かが正確に知ることは、
たぶん、できない。

本人でさえ、
途中からは数えていなかったはずだから。

何かを決めなくていい。

何かを感じなくていい。

この文章を読んで、
どうするかを考えなくていい。

今夜も、
どこかのキッチンで、
おにぎりを握っている人がいる。

それだけを、
思った。

 

 

決めなくていいまま、
途中の言葉だけが、
そのまま置かれているところが、
どこかにあります。

 

 


この記事を書いたのはこんな人 


沖増 茂伸(おきます しげのぶ)

元社会人野球選手。今も、応援席の端にいます。

言葉が出てこなくなる時間や、判断が止まったまま座っている背中を、何度も見てきました。

このブログでは、正解も、意味も、まとめも置いていません。

読んで、閉じて、そのまま残っても、何も起きなくても大丈夫な場所です。

 


静かに、判断を止められる場所


今の心の状態を、静かに確認できるシートをLINEでお渡ししています。
それから……もし誰にも言えない本音や、やり場のない言葉があれば、そのLINEにそっと置いていってください。

▶︎ 心の荷物をおろしに行く

 

 

もし、一人で考え続けるには少し疲れてしまったら、静かに話すためのマンツーマンレッスンの時間があります。

正解を探したり、何かを変えるための場ではありません。

これまで飲み込んできた判断や言葉を、整えずに、そのまま置く時間です。

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