野球で学ぶ「感謝の心」〜子どもの成長を支える親が知っておきたい大切なこと〜
「礼で始まり礼で終わる」
この言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。武道でよく使われる言葉ですが、実は野球においても、そして子育てにおいても、とても大切な考え方なのです。
グラウンドへの感謝から始まる習慣
私はグラウンドに入るときは必ず「お願いします」と言って、一礼してからグラウンドに足を踏み入れています。これから始まる練習や試合で、グラウンドを使わせてもらう感謝と、怪我なく無事に終われるようにという願いを込めて。
そして練習や試合後でグラウンドを出るときにも、今日も怪我もなく無事に帰れることに感謝し、一礼して「ありがとうございました」と言ってグラウンドを出ています。
この習慣はもう身体と頭が自然と反応してしまうほど、私の一部となっています。そしてこの習慣は、グラウンドだけでなく、普段使う場所や物、会う人にも「礼で始まり礼で終わる」ように心がけるまでになりました。
本当の感謝とは何か
ただし、勘違いして欲しくないのは、決して無理に感謝をしろということではありません。すべてにおいて感謝できるような人を、私は知りません。そんな寛容な心を持ち合わせているのは、神様ぐらいなのではないでしょうか。
凡人の私たちは、まずは自分が本当に大切にしている場所や物、大切な人、好きな人から感謝の気持ちを伝えていけばいいのです。
何でもかんでも「ありがとうございます」「感謝します」「愛です」と言っている人を見ると、正直、私は疑ってしまいます。絶対に「裏」があると思ってしまうのです。こんな人は信用できませんし、いざとなったら簡単に裏切るのではないでしょうか。
心からの感謝が生まれるとき
私の場合、野球道具は常に感謝を込めて磨いていました。「これからもよろしく」と言いながらグローブやスパイクを磨き、グラウンドにもお礼を言いながらグラウンド整備をしていました。
本当に心から感謝ができるということは、その前に相当な苦労やつらい経験があるからこそ、心から感謝ができるのです。
実は、私がグラウンドに感謝するようになったきっかけがあります。高校生の時、ノック中にボールが目に当たったのです。危うく失明する可能性もありましたが、3日間安静にして検査した結果、幸い視力に問題はありませんでした。
その時、当時の監督から言われました。
「グラウンドに感謝の気持ちが足りない。グラウンド整備するときに、どんな気持ちで整備しているのか?」
正直、何も思わずにグラウンド整備をしていました。
感謝の心が変える日常
それからグラウンド整備をするときは「怪我なく練習できますように」と思いながらするようになりました。そういう思いでグラウンド整備をしていると、小さな石が一つ落ちているだけでも気になり拾うようになりましたし、ごみ一つ、葉っぱ一枚落ちているだけで気になり拾うようになりました。
練習後も「本当に今日も怪我せずに練習できてありがとうございます」という気持ちでグラウンド整備をし、グラウンドを出るときにも感謝の気持ちで出ていきました。
私は本当にノックの球が目に当たってから、無事に怪我なくグラウンドを出られることに心から感謝できるようになりました。もしかしたら失明して野球ができない状態になっていたかもしれませんし、もっと大きなケガをしてしまう可能性だってありました。
そんな可能性があるにもかかわらず、無事にグラウンドを出られることって本当に運がいいことだし、感謝しかありません。この感謝の言葉は、心から思える感謝なのです。
当たり前を見つめ直す
慌ただしい日常を過ごしていると、当たり前にある出来事、当たり前にある日常、当たり前にいる人の存在に感謝することを、ついつい忘れてしまいます。それが当たり前になってしまうからです。
しかし心から感謝することは簡単ではありません。辛いこと悲しいことがあったからこそ、心から感謝できるのです。
逆に言うと、感謝の気持ちがなくなってきたら、それに気づかせるために辛いことや悲しい出来事が起こるのではないでしょうか。
子どもと一緒に始める感謝の習慣
全ての出来事、すべてのモノ、すべての人に感謝しようとは言いません。まずは自分が本当に大切にしている場所や物、大切な人、好きな人から、「礼で始まり礼で終わる」感謝の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。
野球を頑張るお子さんを持つ親御さんなら、きっと感じることがあるはずです。毎日練習に通えること、仲間と一緒にプレーできること、家族で野球を通して成長を見守れること。これらすべてが、実は当たり前ではないのです。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ):ママの不安に寄り添う心のサポーター
元社会人野球選手として10年間現役を続け、都市対抗野球全国大会優勝などの経験を積みました。現在は「頑張るスポーツキッズを支えるママ」の立場に立って、皆さんの心に寄り添いたいと思っています。子どもの成長への不安、チーム内での人間関係、他の保護者との付き合い方など、スポーツキッズママならではの悩みに、選手時代の経験を通じて寄り添います。
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