こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「少年野球の圧倒的な練習量と繰り返し」についてお話します。
◆一流になるには猛練習と反復??
プロ野球のキャンプでよくみられる光景でもある泥だらけになりながらノックを受ける。いわゆる特守と言われるもの。バテバテになりながらも自分の限界を超えてボールを追いかける。
こちらもキャンプなどでもよくみられる光景。連続でティーを打ち続けバテバテになっても振り続ける。しかも速いテンポで連続で打ち続ける。という練習方法があります。
◆少年野球の猛練習が野球を下手にする?
こんなことやっていたら変なスイングや変な動きが身についてしまって下手になります!
特守でも身体がバテバテになってもどんな形になっても基本の形で捕ることができます。基本が身についているからです。基本的なスイング、基本的な捕球態勢を繰り返し行うことで技術が向上するのです。
身体もできていない、ましてや基本のスイングも捕球態勢も基本的な投げ方もできていない小学生、中学生がプロ野球選手や社会人選手のようなことをやっていたら悪い癖を繰り返し行うので一流どころかどんどん下手になっていきます。
しかも最悪なことに「1日に300スイングはしないとうまくならない」と言った指導者は、選手のスイングをちゃんと見ないで「どんどん振れ」と言から悪いフォームを修正できないままに悪い癖を繰り返しその結果、下手にさせてしまうのです。
◆基本をゆっくり丁寧に繰り返す
猛練習や、やる気、モチベーションが大事などと言う前に、数少なくていいから打ち方や捕り方、投げ方を教えてあげた方が一流への近道になるはずです。数多く繰り返す必要はありませんが、正しい動きを繰り返す方が確実に上達していきます。
身体が動かなくなるまで打ち続けたり、特守をして自己満足を味わうより、数は少なくていいので「うまくできた」という成功体験を積み重ねる方がはるかに自信になります。さらには、成功体験を積み重ねることがやる気やモチベーションを保ち続けるのです。
◆まとめ
野球を始めたばかりの子どもや小学生の子どもには身体が疲れてしまうような猛練習やただやみくもに素振りをしたり、ボールを捕ったり、投げたりするのではなく、基本的な動きを丁寧にそして、意識をしながら素振りや捕球の形や投げ方を練習してください。その基本の動きを意識しながら繰り返し行うことで基本が身について技術が向上するスピードも速くなっていきます。
下手くそだから!とか、もっと上手くなりたいから、人一倍努力しないと、という考えでやみくもにバットを振っても変なスイングの癖がついて打てなくなりますし、変な投げ方が身についてケガをしやすい投げ方になってしまいます。焦らず、ゆっくりと基本の動きを覚えるようにしてみてください。
それでは、今回は以上にします。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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