<間違いだらけの野球教室>弱点を克服するについて

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<間違いだらけの野球教室>弱点を克服するについて

 

 

野球だけに限らず仕事や趣味において不得意なことや苦手なことを克服しようと努力した経験、皆さんありませんか?

 

 

苦手なことが克服できたらもっと仕事が楽になる、家事が楽しくなると思っているはずです。

 

 

そう思いながら克服する努力ってどうでしたか?克服できましたか?克服できるどころか努力を途中でやめていませんか?今、克服中の人もいると思いますが楽しいですか?辛くないですか?

 

 

いやいや!私はしっかり克服できましたよ!と言う人もいるでしょう。克服するのにかなりの時間がかかりませんでしたか?かなりの時間、努力したにも関わらず、さほどの効果って出ていないのではないですか?

 

 

実は弱点を克服する努力って時間はかかるし、楽しくないし、辛いから長続きできないのです。克服できたとしても努力のわりに大した効果が表れない。

 

 

だったら弱みを克服する努力をするよりも自分の強みや得意なことをやって仕事に活かせることができたら時間もかからず、楽しくできるし、さらに効果が3倍以上になって表れるのです。

 

 

確かにそうだと思いますし、私も実感しています。

 

 

今回は野球の話から入らず、仕事の話から入ったのですがなぜ、私がこのような話をしたかと言うと小菅祐子さんのブログを見て、「これは野球の練習にも活かすことができる」と思ったからですし、「野球だけでなく仕事でもプライベートでもこの原則を知っていれば楽しい人生が送れる」と思ったからです。

 

 

だから皆さんにも知ってもらいたかったのです。

 

 

小菅祐子さんは小学2年生の子どもと保育園年長の子どもをもつママです。このママは育児をしっかりしながら、バリバリの営業ウーマンなのです。いわゆるバリバリのワーキングママです。

 

 

私の勝手なイメージですが、と言うより私の周りにはとても多いのですがバリバリの営業ウーマン、仕事ができる女性ってとても素晴らしいのですが仕事ができるがゆえに家庭のことや子育てのことがおろそかになっている女性が多くいます。

 

 

朝早くに起きて子どもや旦那さんのお弁当作って、バタバタしながら出勤。20時ぐらいまで仕事して帰って家事をして子ども寝かせて自分の時間もできず寝る。そんな女性も多くいます。

 

 

しかし、小菅祐子さんは私も何度かお会いしたことがありますが、18時前には大体、仕事から帰ってきて子どもと一緒にお出かけしたり、自分のプライベートを充実させたりしているのです。

 

 

小菅祐子さんにお話しを聞くと「子どもと一緒にいる時間を増やしたいし、プライベートも充実させたいから仕事は後回し」と言うのですが仕事が後回しと言う割にはバリバリに結果を出しているのです。

 

 

子育てもしながら仕事もバリバリ結果を出す女性ってかっこいいですよね。男性も同じようにバリバリ仕事をして稼ぐことはいいのですが、忙しくて帰ってきても子どもの寝顔しか見れない毎日ってどうですかね?

 

 

価値観は人それぞれだと思いますので、「これがいい」とは言いませんが私は小菅祐子さんのような人生を歩みたいと思っているのでご紹介させていただきました。

 

 

子育てしている方には今回のブログだけでなく役立つ情報がたくさん書いてあるブログもありますので是非、参考にしてみてください。こちらからどうぞ→得意なことを伸ばそう

 

 

 

さて、ご紹介したブログを野球の内容でお話ししたいと思います。野球でも得意なこと苦手なことが出てきます。

 

 

打つのはいいけど守るのは苦って・・・

守るのはいいけど走るのは苦手・・・

ストレートは打てるけど変化球が苦手・・・

インコースは打てるけどアウトコースが苦手・・・

 

 

いろいろな得意不得意があります。今まさにプロ野球のキャンプ中なのでテレビでもよく取り上げられています。「課題を克服して・・・」「昨年の弱かったところを強化して・・・」などと言うコメントもよく聞かれます。

 

 

私も自分の弱点を克服しようと一生懸命に努力してきました。実際に弱点も克服することができましたが、最初にも書きましたが時間と労力は相当かかりました。

 

 

弱点を克服するのだからこれぐらい時間と労力がかかって当たり前と思っていました。皆さんもそうだと思うのではないでしょうか?

 

 

しかし、私のような社会人野球選手やプロ野球選手は結果を出すことが仕事であるから弱点を克服する必要がありますし、野球が仕事なので野球の練習をする時間は24時間あるのです。寝る時間を8時間使ったとしても相当練習する時間はあるので時間や労力がかかっても大丈夫なのです。

 

 

では、野球が仕事ではない子どもたちはどうすればいいのか?野球以外にも勉強、遊び、お父さんお母さんとの時間、兄弟げんか、などなど子どもは子どもでやることがたくさんあるのです。

 

 

そんな中で野球を上達するためには効率を上げて練習することが大事になりますが具体的にどうすればいいかと言うと自分が得意なことを練習していけばいいのです。

 

 

苦手なことを克服する練習をするのでなく自分の得意なことをさらに磨き上げる練習をすればいいのです。あれもこれもと練習するとどれもが中途半端になって身に付かないのです。

 

 

私で言うと現役時代はストレートは強かったのです。速球で押してくるピッチャーは大得意でしたし結果も出していました。しかし変化球は苦手でした。特に右のサイドスローは大の苦手でした。

 

 

苦手な投手を無くしてコンスタントに打てないとレギュラーにはなれないと感じ変化球を打つ練習をしましたし、バッティング練習でもピッチャーにサイドスローで投げてもらうなどして練習をしていました。

 

 

しかし、いくら練習しても結果は出ることなく右のサイドスロー投手が出てくると試合に出れない時もありました。これではいけないと思いさらに練習するのですが一向に結果が出てきません。

 

 

それどころか大得意にしていた速球派のピッチャーに対しても結果が出なくなったのです。その時はもうさんざんな時期でした。

 

 

今、振り返ると分かりますが変化球投手やサイドスロー投手に合わせてスイングをしていたので気が付かないうちに自分のバッティングフォームが崩れていたのです。

 

 

そうとも気づかずにひたすら弱点を克服する練習を繰り返しどんどん結果が悪くなっていったのです。

 

 

そんな時に転機が訪れたのです。

 

 

先輩から「弱点ばかりを克服する練習をしていると得意なこともできなくなる。練習するなら得意なことをさらに伸ばす練習をすれば自然と弱点を克服することができる」とアドバイスをもらったのです。

 

 

それからは弱点を克服する練習をするのではなく得意なストレートを打ち損じしないように練習をしていきました。バッティング練習でも変化球は打たずにストレートだけ打つようにしました。

 

 

するとどうでしょう。得意なことばかり練習をしていたので当然ですが練習が楽しくなります。いつまでも続けられます。結果がすぐに出るのでさらに練習が楽しくなります。

 

 

苦手なことを克服する練習の時は正直、すぐには結果も出ないしなかなか上手くならないし苦痛でした。不安と焦りが出てきてストレスも溜まっていました。ただただ時期だけが過ぎていました。

 

 

しかし、得意なことを練習していたら効果がすぐに出てくるのです。ストレートの打ち損じが少なくなりました。さらに打てると言う自信も出てきたので心の余裕も出てきました。

 

 

そのおかげで試合では結果を出し続けることができましたし、なんと苦手だった変化球も打てるようになってきたのです。技術的に何かを変えたと言うわけではないのですが気持ち的な問題なのでしょうか、変化球が来ても大丈夫と言う心の余裕も出始めたのです。

 

 

先輩曰く、得意なことを伸ばしていけば自然と弱点も改善されて全体的に技術が向上するとのこと。逆に弱点ばかり克服する練習をすれば全体的にレベルが下がっていくと言うことなのです。

 

 

この教訓から、私は自分の好きなことしかやらないようにしています。時には弱点克服で努力することはありますが、ストレスにならない程度にしています。

 

 

プロ野球選手や社会人選手なら話は別ですが、子どもたちが野球をする場合は野球が大好き、野球が楽しいと思って野球をしているのですから練習するときも楽しく練習をさせてあげてください。

 

 

苦手なことを克服する練習をして楽しくないと思うならすぐにやめて自分が得意なこと好きなことを練習して楽しんでください。

 

 

ストレスなく効率よく結果が出せる行動の方が断然、人生が楽しくなりますよ。

 

 

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