「見ているのが辛い…」厳しいコーチに萎縮する子どもへ|失敗しがちな3つの声かけと心が軽くなる接し方
我が子が萎縮していく姿を見るのは、本当に辛い
練習から帰ってくる子どもの表情が、日に日に暗くなっていく。
「今日もミスして怒られた」
「また怒鳴られるかもしれない」
そんな言葉を聞くたびに、胸が締め付けられる。楽しくて始めたはずのスポーツなのに、今は怖さが先に来てしまっている。
「チャレンジするのが怖い」と言う我が子を見て、何とかしてあげたいと思う。でも、何をどう声をかけたらいいのか分からない。励ましても、慰めても、なんだか空回りしている気がする。
あなたは今、そんな気持ちでいっぱいではないでしょうか。
いただいたご相談
「息子はミスをすると怒られたり、暴言を浴びせられることで、萎縮して自信を失い『チャレンジするのが怖い』と感じてしまっています。コーチは変えられない。環境も変えられない。そんな中で、私は子どもにどう接したらいいのでしょうか」
このメッセージをいただいたとき、私は野球レッスンで出会ったあるママの姿を思い出しました。
そのママのお子さんも、厳しいコーチの指導で自信を失っていました。ママは必死に「大丈夫だよ」「気にしないで」と励まし続けましたが、子どもの表情は曇ったまま。
なぜなら、子ども自身が「大丈夫じゃない」と感じているのに、その気持ちを受け止めてもらえないと感じていたからです。
失敗しがちな3つの声かけ
子どもが萎縮しているとき、私たちは無意識にこんな声かけをしてしまいます。
1. 「気にしないで」「大丈夫だよ」
子どもの不安を消そうとする言葉ですが、本人は「気にしてる」し「大丈夫じゃない」のです。この言葉は、子どもの気持ちを否定してしまうことがあります。
2. 「コーチはあなたのためを思って言ってるんだよ」
理屈では分かっていても、心が追いついていない子どもにこの言葉は届きません。むしろ「自分が弱いからダメなんだ」と自分を責めてしまいます。
3. 「もっと頑張れば認めてもらえるよ」
既に限界まで頑張っている子どもにとって、この言葉は「今の自分じゃダメ」というメッセージに聞こえてしまいます。
子どもの心を守る3つの接し方
では、どうしたらいいのでしょうか。
1. まずは「怖いよね」と気持ちをそのまま受け止める
「チャレンジが怖い」という気持ちは、否定する必要のない自然な感情です。「怖いって感じるよね。そりゃそうだよね」と、そのまま受け止めてあげてください。
気持ちを受け止めてもらえると、子どもの心には安心が生まれます。その安心が、次の一歩を踏み出す土台になるのです。
2. 「あなたは悪くない」と伝える
萎縮している子どもの多くは、「自分がダメだから怒られる」と思っています。でも本当は、ミスは誰にでもあること。成長の途中にいる証拠です。
「ミスするのは当たり前。あなたは何も悪くないよ」と伝えることで、子どもは自分を責めることから少しずつ解放されていきます。
3. 小さな「できた」を一緒に見つける
子どもが自分で気づいていない「できたこと」を見つけて伝えてあげてください。「今日は練習に行けたね」「バットを振れたね」。どんなに小さなことでも大丈夫です。
小さな「できた」の積み重ねが、失った自信を少しずつ取り戻していきます。
変わるべきは子どもではなく、あなたの「見方」かもしれない
ここで少し視点を変えてみます。
厳しいコーチ、萎縮する子ども、チャレンジできない現状。これらを「問題」として見るのではなく、「今、お子さんに必要な経験」として見たら、どう感じますか?
辛い経験の中で、お子さんは「自分の気持ちを大切にすること」「怖さと向き合う勇気」を学んでいるのかもしれません。そしてその過程で、ママの温かい存在が何よりの支えになっているのです。
お子さんは今、弱くなっているのではありません。感じる力が豊かだからこそ、怖さを感じられる。それは、とても大切な感性です。
あなたがそばにいるだけで、子どもは守られている
野球レッスンで関わってきた子どもたちを見ていて、いつも感じることがあります。
厳しい環境の中でも、心が折れずに前を向ける子には、必ず「自分の味方がいる」という安心感がありました。その味方は、ほとんどの場合、ママでした。
あなたが「この子を守りたい」と思っているその気持ちは、必ず子どもに届いています。特別なことをしなくても、そばにいて、気持ちを受け止めてあげるだけで、お子さんの心は守られているのです。
ひとりで抱え込まないでください
厳しいコーチと萎縮する子どもの間で、ママ自身も苦しくなることがあると思います。「自分の接し方は合っているのか」「このままでいいのか」と不安になることもあるでしょう。
そんなとき、ひとりで抱え込まないでください。
あなたのお悩みにメールもしくはブログでお答えします。野球レッスンで多くのママとお子さんに関わってきた経験から、あなたとお子さんに合った接し方を一緒に考えていけたら嬉しいです。子どもの心を大切にしながら、あなた自身も楽になれる道を探していきましょう。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ):ママの不安に寄り添う心のサポーター
元社会人野球選手として10年間現役を続け、都市対抗野球全国大会優勝などの経験を積みました。現在は「頑張るスポーツキッズを支えるママ」の立場に立って、皆さんの心に寄り添いたいと思っています。子どもの成長への不安、チーム内での人間関係、他の保護者との付き合い方など、スポーツキッズママならではの悩みに、選手時代の経験を通じて寄り添います。
一緒に、お子さんの成長を見守りながら、ママ自身も笑顔でいられる毎日を作っていきましょう!
■親子で輝く!スポーツから学ぶ人生変革メッセージを配信しています。
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