こんにちは。
思い込みを変えて子どもと野球に楽に向き合えるメッセージをお伝えしています。
野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。
今回は
「子どもが自分のことをしゃべらなくなる理由」
というテーマでお話をしていきます。
野球教室などで私が子どもに何か質問したり、意見を聞いても何もしゃべらず黙ったままの子どもがいます。
なぜ子どもは自分のことをしゃべらないのでしょうか。
子どもがあまり自分のことをしゃべらない、しゃべらなくなってしまう背景に親の影響があると考えています。
なぜ親の影響で子どもがしゃべらなくなってしまうのかと言うお話をしていきます。
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野球教室に来る子どもにいろいろと質問をします。
〇〇くんはどんなバッターになりたいの?とか
〇〇くんの好きな選手は誰なの?と聞くと少し考えながら数秒沈黙します。
沈黙しても私はその子どもが何かをしゃべるまで待ちますが
その沈黙に耐えきれない親、特にお母さんが「〇〇はこういうバッターになりたいんだよね」とか
「〇〇はこの選手が好きなんだよね」としゃべってくることがよくあります。
私も「そうなんですね」と答えてまた子どもに「〇〇選手のどういうところが好きなの」と聞くと
また子どもは数秒間、考えている間にお母さんが「ホームランをたくさん打つからって言ってたじゃん」としゃべり始めます。
このように子どもが考えている間に親がしゃべり始めると子どもはどんどんしゃべらなくなります。
なぜこのように子どもより先に親がしゃべってしまうのかと言うと
一つの要因として沈黙が耐えられないというものがありますが
それとは別に大きな要因としては子どものことは親の私が一番よく知っているという思い込みがあるのだと思います。
また、そういう思い込みがあるがゆえに本当にそうなのかと言う部分も出てきます。
人間と言うのは複雑ですし変化もしていきます。
前はこう言っていたとしても今もそうだとは限らないわけですし
言葉で言っていることと心の中で思っていることも違ってくることもあります。
だから親から見えている子どもの姿から判断して「この子はきっとこういう子だ」と言う思い込みをして他の人に説明してしまいます。
でも本当に子どもはそう思っているのかなんて例え親であってもわからないことが多くあります。
子どもの心の底にある想いなんて言うものは誰にも分らないものですが
親の思い込みで「〇〇くんはこういう子ども」「〇〇くんはこういう性格」と判断してそれを周りの人に伝えてしまいます。
それを聞いた子どもは「僕のことはお母さんが話すんだ」と思って自分からしゃべろうとしなくなります。
ところが、その思い込みに加えて「親の願望」と言うものが入ってきます。
子どものことを理解して「こういう子ども」という訳ではなくて、思い込みの中に何割かは
「この子はこういう子どもであるべき」
「こういう子どもであってほしい」
と言う願望も入りながら子どもを見てしまいます。
子どもは子どもで
「親の言うとおりにしないといけない」
「親の期待に応えなければいけない」
と思い込んでしまうので親の願望が自分の願望であると勘違いして「こうなりたい」と言うんですが
心の奥底には「そうじゃない」と言う思いがあるかもしれません。
このように先に親がしゃべり始めたり、自分の本当の気持ちを伝えられない、モヤモヤした感覚が繰り返されていくと自分の本当の思いを口に出さなくなります。
しかし親の視点からすると十分にその子の話も聞いているし、自分の思いも口に出しているという風に見えています。
だから子どものことは一番理解しているという思い込みになってしまうのです。
では子どもがしゃべらなくなることを防ぐにはどうすればいいのかと言うと
それは子どもがしゃべりだすまで待ち続けること
そして本当はどうしたいのかを聞いてあげることです。
まず前提として例え親であっても子どものことをよく知らないと自覚することです。
子どものことをよく知らないという前提で子どもに接すると子どもより先に親がしゃべることはできません。
そして知らないということは子どもの話をよく聞く必要がある、質問もする必要があります。
質問を繰り返していけば子どもは無言になりますが子どもがしゃべりだすまで待ちます。
ゆっくり待って子どもが何かを話したくなるまでひたすらに聞いていくことが大事なんだと思います。
会話と会話の間の沈黙に人は耐えられません。
私も営業の仕事をしていたのでよくわかりますが沈黙が長く続くとついつい私の方からしゃべりだしてしまいます。
会話が続くことが良いことだ、良い関係ができていることだという思い込みがあったので余計に沈黙はつらかったです。
私と同じように思い込んでいる人は沈黙の時間が辛くなるのでついつい沈黙を埋めようとして何かをしゃべりだしてしまうのですが
そのこと自体が相手の無言をさらに加速させるので、とにかく耐えて相手がしゃべりだすまで静かに待つしかないんだと思います。
というわけで今回は「子どもが自分のことをしゃべらなくなる理由」というテーマでお話ししてきました。
子どもが何か聞かれて黙り込んでしまう背景には親の影響があることがあります。
子どもが何か考えてしゃべろうとする前に親が先に
「〇〇はこう思っています」
「〇〇はこういう性格です」
と言ってしまう。これを繰り返すと子どもはしゃべらなくなってしまいます。
親が先にしゃべりだす背景には子どものことは親の私が一番理解しているという思い込みがあります。
その思い込みを手放して子どものことをよく知らないという前提で子どもの話を聞いたり
質問をしてあげて本当の気持ちをしゃべれるようにしてあげてください。
話を聞いたり質問するときに子どもは沈黙をします。
この沈黙に耐えられず先に親がしゃべるのではなく、とにかく耐えて子どもがしゃべりだすまで静かに待つようにしてみてください。
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それでは、今回は以上にします。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)
野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの野球技術向上はもちろん、子どもと親の自己肯定感を上げ、どんな結果になっても「楽しい」「幸せ」と幸福感を味わって欲しいという思いで情報配信しています。
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