こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「あれこれやろうとするから技術が身につかない」についてお話ししていきます。音声で聞きたい方は、 コチラのstand.fmのアプリまたはYoutube音声で ぜひお聞きください↓↓
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■多くの情報は頭が混乱する
自分の知識を広げるためや技術を高めるためにいろいろな情報を得ます。特に最近はSNSなどで多くの情報を得ることができます。しかし多くの人はたくさんの人から学ぶ、いろいろな情報を得ることが自分の知識や技術を高めるためには必要だと考えます。確かに多くの情報を得ることは自分の知識を広げることができますし自分を成長させてくれます。
私も毎日自分の知識を広げるため自分の成長のために多くのことを学んでいますが意識していることがあります。それはいま学ぶべきジャンル、学ぶ人を決めていることです。なぜ決めているかというと、違うジャンルや理論の違う人の情報まで取りに行くと頭の中がたくさんの情報でこんがらがって行動することができずすべてが中途半端になってしまうからです。
Youtubeで有名なAさんの理論を学んで今度は他の理論で有名なBさんの理論を学んで、走り方で有名なCさんの動画を観て、SNSで有名な指導者をフォローし毎日チェックして、この練習方法がいいと聞けばそれを学んで今度はこの練習器具がいいと聞けばそれを買って学んで、今年活躍したプロ野球選手の理論を学ぶ。
このように今自分がやっていること以外の理論や情報をたくさん得ようとすると忙しすぎるし頭の中がいろいろな理論でぐちゃぐちゃになり結局自分は何がしたいのかわからなくなってしまいます。自分が今やっていること自分がこれがいいと思った理論に集中して取り組んだ方が技術は早く身につけることができます。
■取り組んでいる技術が中途半端になる
違うジャンルから学ぶ、違う理論の人から学ぶことができるのはすでに自分の理論や自分のスタイルをある程度持っている人です。自分の理論やスタイルをある程度確立できている人は、自分にとってどの部分が必要でどの分は必要ないということが分かりますし一部分だけを取り入れることもできます。
しかし、まだ自分の理論もスタイルも確立されていない人が自分にとって何が必要で何が要らない部分なのかを分かりません。分からないから全部を取り入れようとして今までやって来たことをすべて崩してしまいます。
自分の理論やスタイルを確立できていない人にとっては有名な指導者の理論やSNSでの情報がどれも有料級で「これで自分が変われる」と思ってしまうほどの理論や情報だと思ってしまいますしその情報を「知った」だけで自分が成長できた技術が身についたと勘違いしてしまいます。でもほんとはすべてが有料級の情報でもないしその情報を知っただけでは技術を身につけることも成長することもできません。
昔の私もこのような経験があったのでよくわかります。情報を集めては「すごな!やっぱそうだよな」と納得するだけで行動しませんでしたし行動したとしても他の人の情報でまた「すごな!これやってみよう」と思って今までやっていたことと全く違う行動をしたことが何回もあります。
結局それではすべてが中途半端に終わり技術を身につけることも成長することもできずいつまでたっても「なんで上手くならないんだろう」「なんで成長できないんだろう」と嘆いてばかりいました。
■情報の選択と集中が必要!
自分が「これがいい、これをやろう」と思ったことを1つに決めてそれ以外の理論や情報を遮断しとにかく今やっていることに集中して行動することで技術が身につくスピード、成長するスピードが速くなることを実体験として分かっています。だから、いまあなたが「これがいい」と取り組んでいること以外の情報をすべて遮断してとにかくそのことに集中してやってください。
世の中には多くの理論があり上手くいく方法、成功する方法がたくさんあります。そのなかで絶対に正しい方法なんてありません。情報の選択と集中をしなければ自分にとっての正解を見つけることも成果を出すこともできません。あなたの脳みそや身体、体力もっと言うと時間には限界があります。あれもこれもやっている余裕はありません。
■一つのことができるようになったら次へ
技術を身につけるためには一つのことを確実にできるようになってそれを積み重ねていくことです。腕の使い方が無意識でできるようになったら次は前足の動かし方を覚える、前足の動かし方を覚えたら肩の動かし方を覚える。このように一つのことができるようになったら次のことをやる。また無意識でできるようになったら次の動きを覚える。これでいいんです。
打てるようになりたい、もっと上手くなりたい、早く成功したいという焦りが出てくるとどうしてもいろいろな情報を得ようとしてしまいます「今流行りの」とか「今はこの理論が流行っている」と聞けばチャンスを逃したくないと思うかもしれませんが私の経験から言うとそんなことはありません。
■煽りトークにご注意
「今がチャンス」「この理論に乗り遅れないように」「この器具を使えば誰々みたいになれる」というようなセールストークに惑わされないように自分が「この人から情報を得よう」と思った人「これがいい、これをやろう」と思ったことを1つに決めてそれ以外の理論や情報を遮断しとにかく今やっていることに集中して行動してみてください。
それでは、今回は以上にします。
情報を取りすぎて頭がゴチャゴチャしていると悩みの方【先着10名限定】で無料で個別相談させていただきます。野球に対するお悩み、子どもの上達でお悩みの方は是非、お問い合わせください。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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