こんにちは沖増です。
今回のテーマは「バットをしならせて打つ練習方法」についてお話ししていきます。
よく「バットをしならせて打つ」とか「バットを鞭のようにしならせて打つ」という表現をします。
鞭のようにバットをしならせて打つと強い打球が打てるのですが、では「しならせる」とはどういうことなのか。
しなるとは「折れずに柔らかく曲がる」ことをしなると言います。
例えるとこのように状態です。
このようにしならせて使った方が先のかかる力は強くなります。
このようにバッティングでもバットをしならせて打つ方が、インパクトの時にボールのかかる力は強くなります。
しかし、実際にはバットはこのようにしならないので、バットをしならせるわけではありません。
ではどうするかというと
このように身体を使ってバットがしなって出てくるようにスイングします。
具体的には下半身から体幹、上半身、腕、バットと力を伝えます。
ヘッドが遅れて出てくるというようなスイングが、バットをしならせるスイングと言います。
ではこのようにバットをしならせて打つための練習方法をお伝えします。
しならせるための練習方法は連続素振り、連続ティーです。
連続素振り、連続ティーでバットがしなって出てくるタイミングを感じる練習をします。
連続素振り、連続ティーでバットをしならせるために大事なことは2つあります。
①動きを止めないこと
②身体でリズムをとることです。
よくある連続素振り、連続ティーというのは腕だけでバットを振ろうとします。
腕でリズムをとると1、2の時の1と2の間、スイングをし始めるときに止まる瞬間があります。
※文章だと伝わりにくいので最後に動画を貼り付けていますのでそちらも一緒にご覧ください。
止まったところからバットを振り始めるとバットのしなりができにくくなります。
どこでリズムをとるかというと身体でリズムを取ります。
もっと細かく言うと下半身でリズムを取ります。
身体がテイクバックでキャッチー側を向く、下半身の動きで身体がピッチャー側に向く。
このように下半身を使って1、2とリズムを取ります。
下半身で1、2とリズムを取ると、腕とバットは身体から離れている(動きに遅れが出る)ので
身体が1、2のリズムで動いたとしても腕とバットは身体から離れている分、遅れて動くので身体のリズムについてくれなくなります。
なので、リズムとして「1、2、」「1、2」のリズムで身体を切り返すことができれば
腕と身体の時間差が作れるのでしなりができて、打つことができるのです。
このときスイングし始めるタイミングとしてテイクバックをしてスイングするのでなく、
テイクバックに入る前にすでに下半身を使ってスイングし始める動きを入れるのです。
この動きを入れることで腕と身体の時間差が生まれ、バットがしなって出てくるのです。
スイングし始めるタイミングは軸足に腕が来た時に下半身を動かし始めます。
過去の動画で説明していますのでコチラの動画を参考にしてみてください↓↓
飛距離アップに欠かせないバットを振り始めるタイミングとは
連続素振り、連続ティーというのはやり方を間違えたらバッティングフォームを大きく崩してしまうので注意が必要です。
私はこの連続ティー、連続素振りというのは下半身を使う練習だと思っています。
連続素振り、連続ティーをやっている時に腕や手が疲れてきたら下半身が使えていない証拠なのですぐにやめてください。
バットをしならせて打つためには下半身の使い方がとても大事になりますので、
腕や手が疲れる選手はまずは下半身の使い方を覚えてから連続素振り、連続ティーを取り入れてください。
この練習をすると両足の内側の筋肉、脇腹が疲れてきます。
ここが疲れてきたらバットがしなって出てきている証拠なので動画を撮りながらバットがどのように出てきているのか確認しながら練習してみてください。
実際の動きなどを動画で観たい方はコチラの動画を参考にしてみてください↓↓
バッティングの飛距離を伸ばすバットをしならせて打つ練習方法
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