「負けそう」「打てないかも」という感情から目をそらさない!!

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こんにちは。

野球カウンセラーの沖増です。

 

先日のラジオ配信で話した内容をブログに書きました。 音声で聞きたい方はコチラのstand.fmのアプリでぜひお聞きください↓↓

 

今回のテーマは「負けそうという感情を受け止める」についてお話ししていきます。

 

私が野球少年だったころ「負けることなんて考えるな、勝つことだけを考えろ」と当たり前のように毎試合言われてきました。

 

「試合中に「負けるかも」なんて考える奴なんていない!「負ける」と考えるから負けるんだ!!どんなときでも「絶対に勝つ絶対に勝つ」と心の中で唱えろ!と言われてきました。

 

現在でもこのように「負ける」ことを考えずガムシャラに勝つことだけを考えろと教える指導者も多いと思います。確かに「負けるかも」という気持ちで向かっていくより「勝てる」と思っていた方が良い結果は出ることもあります。

 

打席でも「打てないかも」という気持ちで打席に立つよりも「打てる」と打席に立った方が良い結果も出ることはあります。

 

しかし、「勝てる」「打てる」だけで結果が出てもその時はいいかもしれませんが、その先を考えたときに伸び悩んでしまいます。

 

伸び悩んでしまう原因は2つあります。

 

1つは「勝った」または「打った」原因がはっきりわからないこと2つ目は明らかに「負ける」「打てない」状況になっても解決策を考えなくなってしまうことです。

 

1つ目の「勝った」「打てた」原因が分からないというのは、わたしにも経験ありますが「絶対に打てる」とポジティブな気持ちで打席に入って「ヒット」を打ったとしても「なぜヒットを打てたのか」が分かりません。

 

打席で「打てる」ことしか考えなかったから打てたでは、再現性もなく次の打席に活かせません。

 

勝つにしてもヒットを打つにしても、何らかの原因があったから勝つことやヒットを打つことができたのです。

 

この原因を考えることでまた次も勝つことができたり、ヒットを打つことができます。この原因を探すことが成長に繋がります。

 

試合では「勝てる」だけでなく何をしたら勝てるのか、打席では「打てる」だけでなく何をすればヒットが打てるのかという「何か」を見つけることでもっと成長することができます。

 

2つ目の明らかに「負ける」「打てない」状況になっても解決策を考えなくなってしまう。

 

というのは明らかに勝てない状況になったとき、明らかにタイミングも合わず打てる気がしない打席でもその「事実」を見ないようにします。

 

「勝てない」「打てない」事実を見ようとせず、また勝つため、打つための解決策を考えようとせずただ「勝てる勝てる」「俺は打てる打てる」と強く願ったところで勝つ確率や打てる確率は低くなってしまいます。

 

「負ける」と思った瞬間に負ける、「打てない」と考えた時点で打てなくなる、だからそんなことは考えない、という昔ながらの教えでは本当に負けてしまいます。

 

負けてしまう前に「負けそう」「打てないかも」という感情から目をそらさないようにしましょう。

 

「負けてしまうかも」「打てなさそう」と感じたときこそ、その感情から目をそらさず、悪い状況であることをしっかり受け止めましょう。

 

しっかり受け止めることでその後の考え方や行動が変わってきます。「ここから巻き返すにはどうすればいいのか」「タイミングが合わないピッチャーからどうやってヒットを打つか」

 

というような具体的な作戦や解決策を考えることもできます。

 

また、「どうせ負けるなら新しいことを試してみよう」とか「どうせ打てないなら試したいことをやってみよう」といいうように、次の試合や打席に活かせる、前向きな発想をすることもできます。

 

私もこのように「どうせ打てないなら全く力を入れずトスバッティングの感覚で打ってみよう」と開き直って打席に入ると意外に打てることもたくさんありました。

 

「負けることを考えるな、常に勝てると思い続けろ」「打席では打てると信じて打席に立て」というような考えでは結果を出す確率は低くなります。

 

例え結果が出たとしても「なぜ勝てたのか」「なぜ打てたのか」という原因が分からないので、次の試合に活かせません。

 

勝てる、打てるという気持ちを持つことも大事ですが

 

「負けるかも」「打てないかも」という感情が出てきたときには、その感情に背を向けずに受け止めて「どうすればこの状況を変えることができるか」「どうすればヒットを打つことができるか」ということを冷静に考えるようにしてみてください。

 

私も毎日、自分の野球理論に磨きをかけるために研究と練習しています。 

 

そして自分の人生と向き合い、見つめなおし勉強と実践をしていますので参考として私のYouTubeやTwitterなどを見ていただけたらと思います。 

 

それでは、今回は以上にします。


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