こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「100点満点は完璧は見果てぬ夢」についてお話ししていきます。音声で聞きたい方は、 コチラのstand.fmのアプリで ぜひお聞きください↓↓
■完璧主義者は減点法で自分を見る
完璧主義者は自分が求めるものを100点と見立てそこから「減点法」で今の自分を考えます。いつもそこにあるのは30点足りない、40点足りない自分がいます。私は現役の頃、完璧主義者を求めていたので100点にならないと満足いきませんでした。
バッティングでも常に完璧なスイング、完璧な打球を求めて練習し、自分の中で理想のスイング、理想の打球というものがありその理想を100点と見立てていました。「スイングは良かったが打球が納得いかない」「タイミングがずれた」「足の使い方が納得いかない」
このように1球1球、1スイング1スイングずつできていない部分を探していくので、100点から減点され70点、60点と当然100点になることはほとんどありません。今振り返っても100点になって満足したことは記憶にありません。
■完璧主義はいつも不足感を抱えている
このように自分のフォームを理想の100点から減点していくので、いつもできない、足りないという不足感を抱いていました。自分の技術を高めるため、チームに貢献するためには常に完璧を求めて練習することも時には必要なことだとは思いますが、毎日毎日、これができなかった、これもできなかった、というように、できなかったところばかり見てしまうと
できない自分はダメなんじゃないか、こんなこともできない自分はセンスがない、と言うように自分を責めてしまいます。完璧主義、自分を責める、こう言った考え方が身についてしまうと本当に厄介です。
「できない」
「足りない」
「満足できない」
と言う気持ちのまま練習に取り組むので、本当にできない自分、何をやっても満足できない自分になり、それが現実に起こってしまいます。何をやっても上手くいかないし「自分は必要とされていないのでは」なんて考えてしまい野球自体が楽しくなくなってしまいます。
■「減点法」よりも「加点法」が楽しい
上手くいっている選手、結果を出し続けている選手と言うのは、時には自分に厳しくすることもありますが、ほとんど自分に優しくしています。できなかったことよりもできたことを見つけます。
「今日はこれができた」「ヒットが打てたラッキー」「今日はこれとこれができたすごい」と言うようにできた自分を褒めているのです。昨日は30点だったけど今日はこれができたから45点だな。昨日より成長できている自分は最高!!と言うように、例え点数が低くても昨日より点数が上がっていたら成長できていると認めることができるのです。
また点数は上がったり下がったりすることを理解しているので、点数が下がっても落ち込まないのです。「点数は下がるモノだし、今日できたことが明日できるとも限らない」と常に自分に優しくしているのです。
私もこのように、できなかったことを数えて減点していく考え方から、自分ができたことを褒めて点数を積み重ねていくこの考え方にしてから本当に変わっていきました。結果が出てきたのはもちろんですが、野球に対する取り組み方が変わり、野球がさらに楽しくなってきたのです。
■完璧主義を手放す
バッティングに限らず野球というものは自分の思い通りにはなかなかいきません。自分の人生も同じように思い通りにはいきません。自分の思い通りにするために努力をすることも大事ですが、できなかったことを嘆くよりできたことを褒めて、上手くいかなかった出来事に対してどのように考えるのかこれによって目の前に起きている出来事は変わっていきます。
イライラしたり、苦しんだり、落ち込みすぎる程の完璧主義を手放して、もっとできたことに目を向け、できたことを積み重ねた自分を、褒める人生にできたら最高な自分に出会えると思います
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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