こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「大人は子どもの良き助言者であり安心できる存在」というテーマでお話をしていきます。
良き助言者がいる人はスランプから立ち直るのが速い。活躍できなくて落ち込んでいる時、 監督やコーチから理不尽なことを言われた時、 迷っている時など良き助言者がいると話を聞いてもらうこともスランプから抜け出す方法の一つですし助言者から的確なアドバイスをもらうだけで成長できるものです。
私が野球少年だった頃、監督やコーチから言われたことは絶対に従うことが当たり前でした。口答えなんてあり得ない。何を聞かれても「はい」「いいえ」でしか答えれない。苦しくても辛くても弱音なんて絶対に言えない、言ったら確実に試合に出してもらえない。
どんな理不尽なことでも監督やコーチが言うことは正しいと思い込まされてきました。仲間はもちろん親にだって弱音を吐いたことはありませんでした。弱音を吐いたら負けだと思い込んでいたからです。
でも、本当は弱音を言いたかった。話を聞いて欲しかった。苦しみを分って欲しかった。誰にも相談できず一人で苦しみ野球を辞めていった仲間もいます。みんな同じ気持ちだったのです。あの時に相談できる仲間がいたら…相談できる大人がいたら…相談できる環境だったら…
あの頃の環境で親に相談しても「そんな根性なら辞めろ」「男なら最後までやれ」精神論で言い返されたに違いありません。でも今はそんな精神論は通用しません!そんな精神論を持っても余計に辛くなるだけだです。
子どもながらに私は「そんな答えを求めていない」「俺の気持ちが伝わらない」そう強く思っていました。辞めたいとか根性がないという話ではなくただただ話を聞いて欲しかったし認めて欲しかっただけ。そう思ってしまった私はいつしか大人に対して心を閉ざしていきました。
「どうせ分ってくれない…」子どもの頃にこういう思い込みをしてしまうと大人になった本当に厄介でした。大人になっても人に対して「どうせ分ってくれない…」この思考が抜けなくなるのです。
今の子どもとたちには私のように大人に心を閉ざしてほしくはない。でも多くの子どもはやっぱり大人に対して少なからず心を閉ざしています。私も子どもたちに教えていますが私がそうだったので余計に伝わってきます。今までの環境のせいで心を閉ざしています。
「どうせ何言っても分ってくれない」「認めてくれない」「ダメなんだ…」
子どもたちの気持ちが痛いほど分る。そんな気持ちで野球をやっても面白くないし誰のために野球をやっているのか分からなくなります。大人の目を気にしながら野球をやってしまう。子どもには野球はもちろん人生においても楽しんでもらいたい。ワクワクしてもらいたい。
そのためにも子どもを認めてあげる。子どもの意見を聞いてあげる。子どもと話し合う。これが本当に大切だと思います。しっかり話を聞いてあげて認めてあげてそれから的確なアドバイスをしてあげて欲しい。野球のアドバイスだけでなく人生のアドバイスもして欲しい。
子どもたちが社会に出ても活躍できるアドバイスをして欲しいものです。子どもにとってそんな大人がいれば安心できるし大きく成長できます。一番は親であるあなたが良き助言者になって欲しいのです。
いつでも近くに安心できる場所、安心できる存在、何でも話せる存在がいるというのは子どもにとって必要な場所です。是非、子どもたちのためにも、そして、自分のためにも良き助言ができるようにあなた自身も成長していってください。
それでは、今回は以上にします。
子どもにどんな言葉をかけてあげていいのか分からないと悩みの方【先着10名限定】で無料で個別相談させていただきます。野球に対するお悩み、子どもの上達でお悩みの方は是非、お問い合わせください。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
詳しいプロフィールはコチラから↓↓