こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「ブルペンの打席に立つ練習を取り入れてみよう」というテーマでお話をしていきます。
ブルペンの打席に立つ練習を取り入れてみてください。打てない、タイミングが合わない原因に生きた球になれていないことがあります。ティーやバッティング練習で打てるのに試合で打てないのはここにあります。生きた球に慣れるためにブルペンの打席に入りタイミングを取る練習を取り入れて欲しいです。
試合で打てない、空振りが多いこの原因はスイングの問題でなく前からくるボールに対して目が慣れていないことのが多いのです。よく「ボールをしっかり見ろ」とか「最後までボールを見ろ」などアドバイスをする指導者もいますが、私はボールをしっかり見たら打てないと思っています。
なぜならピッチャーがボールを投げてキャッチャーミットに入るまで約0.5秒かかります。人間が目で見て反応して筋肉を動かすのに0.3秒かかると言われています。その中でしっかりボールを見て「よし、来た!打とう!」とバットを振りだすのは遅すぎます。間に合いません。
では結果を出し続けている選手はどうしているのかというと予測を立てて目線を一回切ります。ピッチャーがボールを話した瞬間にコース、高さなどを判断し「ボールがここに来る」と予測を立て目線をその位置に持っていきます。なのでピッチャーが投げた後は目線を一回切るのです。目線を予測した位置まで先回りさせその位置で待っている状態を作るのです。
この目線を一回切る技術はとても難しいし文章だと理解できないと思うのでコチラの動画を参考にしてみてください。
なのでボールをしっかり見て打つことは難しいのです。これは慣れしかありません。たくさん前からくるボールを見続ける必要があります。その練習で一番いいのがピッチャーの生きたボールを見ること。ブルペンの打席に立って生きたボールを見続ける練習が良いのです。打席に入って実際の試合のようにタイミングを取って脚を上げボールを見送るのです。タイミングが合わなくて打てないそういった選手にもいい練習方法です。
ティーバッティングや素振りそういった練習はスイングの形を身体で覚えることができるので良い練習方法です。しかし実際にはピッチャーが投げてくるのでいくら練習でいいスイングができても遠くに飛ばすことができてもタイミングが合わなければ全く打てないのです。そういった選手の多くはやはり、生きた球に慣れていないのです。
実際に私の経験があります。基礎作りでティーでの打ち込みやマシーンでの打ち込みをやっていました。スイングはそれなりに自分の形でスイングすることもできるようになりました。自信を持って試合に挑んだのですが結果を残すことができません。全くタイミングが合わないのです。バッティング練習の時のようにタイミングを取ってスイングをしても打てないのです。
打てないからまた同じようにティーバッティングをしたりマシーンで打ち込んだりします。その練習では感じよく振れて打球もいい当たりが出るのですがやは、試合では打てない…
そんな時に「ブルペンの打席に入って生きた球に慣れろ」そうアドバイスをもらいました。ブルペンに入り実際の試合のようにタイミングを取りボールを見送る。これを繰り返し繰り返し行っていました。そうすることで生きた球に慣れることができます。ブルペンの打席に立つようにしてからタイミングも合うようになり結果も出せるようになりました。
前からくるボールに慣れればボールがどのコースに来てこの辺に来るという感覚が分ってきます。それが分るようになるまでは相当の時間と練習量が必要です。何事も慣れることや、自分の力にするためには時間と練習用が多くかかります。タイミングが合わない、試合で打てないという選手はブルペンに入って生きた球を見る練習をコツコツと積み上げてください。
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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