こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「メジャー選手みたいに構えてもいいんじゃない」というテーマでお話をしていきます。
この写真は私が現役時代構え方を真似た選手です。アレックスロドリゲス選手。ホームランバッターです。ちなみに私は社会人野球選手時代はホームランバッターでもありませんでした。1番バッターなので長打より単打です。なぜ、単打を狙う私がホームランバッターの構えをマネしたのでしょうか。
一番の理由は「かっこいい」からです。本当に単純な理由です。私は高校時代ショートを守っていました。アレックスロドリゲス選手もショートでした。ハッキリ言って憧れですね。「アレックスロドリゲス選手みたいになりたい」だったらマネしようと考えたのです。さすがに高校生の私にはあの構え方にどんな特徴があって、メリット、デメリットは何かを分析する力はなく、取り入れることはなかったのですが・・・
社会人野球選手になって1番打者として単打はもちろん、どうしたら出塁率や四死球率が上がるかを考えながらバッティングフォームを考えていました。社会人野球とは言えども150キロを投げるピッチャーはいますしキレッキレの変化球を投げるピッチャーなんてたくさんいます。そんなピッチャー相手に私が結果を出すにはとにかく打席の中で無駄な動きを少なくすることでした。
無駄な動きとは構えてからテイクバックの動き、右股関節に体重を乗せるまでの動き、体重移動の動き、振りだす時の動きボールをとらえるまでの動きなどです。秒数にしたらコンマ何秒ですがそのコンマ何秒遅れただけで差し込まれたり空振りしたりするのです。このコンマ何秒を早くするために日々、バッティングフォームを改善、修正していくのです。
どうしたら無駄をなくせるかを考えているときにメジャーリーグのビデオを見てこれだ!!と思ったのです。「無駄な動きをなくしてできるだけ早くトップの位置に持って行きたいのであれば最初っからトップの位置に持って行けばいいじゃん!」そう思ったのです。アレックスロドリゲス選手のほかに多くの選手が最初っからトップの位置にバットをもってきているのです。
メジャー選手のインタビューの中で「速いボールに遅れないようにするため」と言っていたのでまさに私が考えているバッティングフォームと同じでした。現役時代の写真がないので上手く説明できませんが、これは今の草野球でのバッティングフォームです。
上半身の構え方は現役の時と変わっていません。現役時代も今もトップの位置から動かすことも動くこともありません。構えた位置からバットが出てきます。ステップですが今は多少左足を前に出してステップしますが現役時代はもう少しスタンスを広く取ってノーステップで打っていました。構えてからいつでも打てる態勢になっているのです。
この時に重要になるのが右股関節です。ここは現役時代、まぁ~今もですが一番意識していた箇所です。いつでも打てる態勢、動き出せる態勢、力を出せる態勢にするのはこの右股関節にどれだけ力が入っているかそこが重要なのです。写真を見てもらうとわかりますが右股関節に力が入っているの分かると思います。
わかりにくいかな~(笑)わかりにくかったら個別で教えますのでお問い合わせください。軸足の股関節に体重や力をかけることがバッティングでは重要だと考えています。この感覚を一番簡単に感じることができるのでがメジャー選手の構え方なのです。しっかり軸足に体重が乗らない、打つときに力が入らない、身体が早く開いてしまうそうなる原因は軸足の股関節にあるかもしれませんね。
そんなときは思い切ってメジャー選手の構え方をして軸足に体重が乗る感覚を覚えるのもいいかもしれません。メジャー選手のようなパワーがない!基本に忠実に!そんな選手ではない!そんなことを言って指導していると子どもたちの可能性を閉ざしてしまいます。なにもその構えでずっと打てと言っているワケではないのです。
いろいろ試して自分に合ったバッティングフォームを見つけるのです。どんなフォームが自分に合うかそんなのわかりません。子どもたちに合ったバッティングフォームを見つけさせるためにも指導者はより多くの選択肢を持っていた方が良さそうですね。
似てる?似てない?
それでは、今回は以上にします。
メジャー選手のような構え方にするにはどうしたらいいのかとお悩みの方【先着10名限定】zoomもしくはLINE電話で60分無料個別相談させていただきます。野球に対するお悩み、子どもの上達でお悩みの方は是非、お問い合わせください。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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