失敗やミスをした選手にかける言葉

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「失敗やミスをした選手にかける言葉」についてお話ししていきます。

練習や試合でミスや打てなかったとき「ドンマイ」という言葉を使う選手や監督がいます。「ドンマイ」とは「氣にするな」や「心配するな」という意味で使う選手や監督も多いと思います。私自身は「ドンマイ」という言葉は好きではないので自分から言うことはしませんし「ドンマイ」と言われても何とも思いません。

 

私の場合は「ドンマイ」=「氣にするな」や「心配するな」を使う意味が分からないのです。エラーやチャンスで打てなくて「氣にするな」「心配するな」と言われると「??」が出てきます。

 

氣にしないとダメだし、心配にならないと「次に活かせないでしょ」と思ってしまうのです。氣にして「どこが悪かったのか」と考え「今のだとまた同じ失敗するな」と心配にならないとまた同じことをしてしまいます。

 

上の図のように怒鳴りながら言うことはありませんが私から言わせたら「ドンマイじゃねーよ」なんです。終わったことを「あーだこーだ」と言うつもりはありませんがやっぱり失敗した「原因を考える」ことは重要なことなので「ドンマイ」という言葉だけで終わらせるのはよくありません。

 

ではどんな言葉を言えばいいのか?

 

これは選手の性格などをしっかりと把握していないと非常に難しいものです。こういう言葉を選手に伝えたらこの選手はなんて思うのだろうか?この言葉を伝えたらこの後、どんな態度をとってしまうのだろう?

 

こう言ったことをしっかり考えながら伝えなければいけません。毎回言うことですが「自分の感情」だけで伝えてはいけません。「もちろん今の時代は「怒鳴ることや」「批判」するような言葉もダメです。

 

選手の性格や行動が分かっていないのであれば「なにも言わない」のが一番です。ましてやエラーした時や打てなかったときに一番悔しい思いをしているのは当の本人です。エラーした時や打てなかったときにの「氣持ち」はどうなっているのでしょうか?

 

私の場合ですがそのようなときは当然「イライラ」しています。そんな時に「ドンマイ」と言われたら「うるせー」ですよ。余計にイライラしてプレーが雑になります。私は「そっとしておいてくれ」と思っています。

 

昔からそうですが、エラーが出る、ファーボールが続く、ストライクが入らない、チャンスで打てない時は「何か声をださなくては」という意味の分からん雰囲気ありました。そんな気持ちも入っていない言葉をかけられても・・・・むやみやたらに声を出すぐらいなら声を出さずに「次に活かかすための思考」に使った方がいいのです。

 

もし声を出すにしても「次に活きる声出し」や「試合の流れを変える声」を出した方が雰囲気も流れも全く変わってきます。たまには無言で練習や試合をやってみるのもいいかもしれませんね。声出しに意味がないとは言いませんがその場の雰囲気が変わるような声出し、流れが変わるような声出しをしてみてください。

 

そして失敗やミスをした選手に対しても自分を責めてしまうような声かけ、自己肯定感が低くなるような声かけ、波動や波長が下がるような声かけをしないで欲しいのです。前向きになれる言葉、雰囲気が良くなる言葉、何かに氣づけるための声かけをするようにしてください。そのためには親や指導者はその子の性格を把握する必要がありますし、もっと言葉と言うものを学んでみるのもいいかと思います。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

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