バットを数多く振れ!という指導者に対して思うこと

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「バットを数多く振れ!という指導者に対して思うこと」についてお話ししていきます。

ヒットが打てない選手に対して 「打てるようになりたいならもっとバットを振れ」「数多く振れ」というアドバイスを耳にします。私もそのようなことは昔から言われてきました。このことについて「間違っていない!」と言う人もいるはずです。確かにバットをたくさん振らなければ打てるようにはならない。これにはある程度の事実です。

 

しかし、ヒットが打てないからと言って、ただベースに近寄ってバットを振る数を増やせばいいというものではないと私の経験から言えます。数多く振ることは大切です。しかし数多く振ると言うことはできる限り効率的に振らなければならない。効率的とは何か?簡単に言うとスイングの基本ができているということです。

 

プロ野球選手でも社会人野球選手でもバットをたくさん振ります。強化練習中は1日1000スイング振ることもありました。だから数多く振ることは大事なのです。ただし、数多く振るにしても自分のスイングが理解できている、ある程度スイングの形ができている!という条件があります。

 

自分のスイングの形、基本的なスイングの形ができている、その形を自分のモノにするために、あるいはそれ以上の理想的なスイングを見つけるためにバットを数多く振るんです。バットを数多く振って理想の形を自分のモノにする、意識しなくても身体が勝手に反応するようになるためにバットを数多く振るるんです。

 

逆を言うとドアスイング軌道でスイングしている選手、ヘッドが上から下に向かういわゆるダウンスイング軌道でスイングしている選手、こねるようなスイングをしている選手がバットを数多く振ると、その形が自分のモノになってしまいます。ドアスイングが自分のモノになってしまうので身体が勝手にそのようなスイングをしてしまうクセがついてしまいます。

 

そのようなクセがついてしまうとヒットを打つ確率やホームランを打つ確率が低くなってしまいます。私も経験ありますが、一度ついてしまったスイングをクセを直すには相当な時間を必要とします。だからこそ、自分のスイングの形や基本的なスイングの形ができていない選手、とくに野球を始めたばかりの子や小学生の子どもにはバットをたくさん振るということをあまりおススメはしていません。

 

では、ここで質問です。

 

もしあなたが子どもや選手から「ヒットがなかなか打てないのでどうすればいいか?」という質問が来たらあなたは何と答えるでしょうか?

 

「俺が現役だったころはとにかく振った。だから振り続けろ」

 

「プロ野球選手はもっと振っている、プロになれていないお前はそれ以上に振れ!」

 

「気持ちの問題だ!ヒットが出るまであきらめるな」

 

「打てなくても諦めるな!とにかく頑張れ!」

 

「バットは上から叩け」「ヘッドを下げるな」「フライを打つな」

 

このようなアドバイスをしているとどんどん打てない選手になっていきます。選手の能力が悪いから打てなくなるのでなく、きちんとした理論を教えることができない指導者がいるから打てなくなるんです。良い指導者と言うのは戦略を教えスキル(技術)を教えます。選手と一緒に選手に合わせた問題を解決し、選手のチャンスをともに活かす。

 

「気合だ」「根性だ」「数を振れ」「打てなくても諦めるな」「バットは上から叩け」「フライを打つな」などの決まり文句を馬鹿の一つ覚えのように繰り返すことは決してしません。選手がどのようにしたら打てるのかを的確に打ち方をアドバイスし無駄な練習をしないように時間を有効に使えるサポートをしてくれます。

 

しかも良い指導者と言うのはただ野球の理論を学ぶだけでなく野球に関する周辺知識を学ぶ真摯な生徒でもあります。私の経験も踏まえて言いますが、今の時代の中で子どもたちを育てるためには、あなた自身の理論や戦略、そしてあなた自身の考え方や価値観などを改めて作り直す時期に来ていると感じています。

 

根性論ばかりを取り入れるのではなく理論も取り入れ、野球人間を育てるのでなく社会に出ても活躍できる人材に育てるようになれば、あなたはチームや社会にとって極めて重要な人材となり、選手の成績を大きく伸ばすことができると思います。

 

話を戻しますが、バットを数多く振ることはとても大事になりますが、それは自分のスイングの形、基本的なスイングの形がある程度できるようになってからの話になります。基本的なスイングの形ができていない、あるいは理解できないうちはバットを数多く振ることはおススメしません。

 

まずは、基本的なスイングの形を理解する、バッティングの動きを理解するそこから始めてみてください。そして指導者的立場の人は、具体的な方法、動きを子どもたちに伝えるようにしてあげてください。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

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