【終わった気がする】汚れなかったユニフォームで帰る三連休

三連休の最終日、夜の高速道路に乗っていた。

助手席に、子どもが寝ている。

ハンドルを握ったまま、何も考えていなかった。

いや、考えていたのかもしれない。

どちらか、もう分からない。

 

サービスエリアに入ったのは、理由があったわけじゃなかった。

ただ、降りた。

自動販売機の前に立って、何も買わなかった。

光が、眩しかった。

 

声で聴きたい方は、このまま再生してください。

同じ夜の、続きです。

 

きれいなままだったのを、見ていた

三日間、ユニフォームが汚れなかった。

スパイクも、きれいなままだった。

それは、見た。

 

グラウンドで、試合に出る直前の選手の顔を、ずっと見てた時期があった。

出る前って、なんか少し、遠くなるんだよ。

目の焦点が、合ってるんだか合ってないんだか。

あの子の顔を、三日間、ちゃんと見たか。

見てたけど、見てたかどうか、分からない。

 

封筒に入れた現金を渡したとき

遠征費を振り込んだのは、もっと前だった。

ガソリン代、高速代、宿泊代。

封筒を渡したとき、何も思わなかった。

思わないようにしたんじゃなくて、ほんとうに、何も出てこなかった。

 

応援席で、拍手してる自分の手を、どこか遠いところから見てた。

音はしてた。

声が出てたのか、分からなかった。

 

「お疲れ様」が、止まったまま

帰りの車に乗って、言おうとした。

止まった。

何を、お疲れ様なのか。

三日間、試合に出なかった子に。

子どもは窓の外を見てた。

顔は、見なかった。

見なかったのか、見られなかったのか、それも分からない。

 

ガソリンだけが、減っていた

何しに行ったんだろうって、

思ったのか思わなかったのか。

今もよく分からないまま、高速を走っていた。

メーターだけが、静かに減っていた。

 

夜の高速道路で、

何も言えないまま、

ガソリンだけが減っていく。

それだけが、あった。

 

この続きを、

どこにも出さずに置いている場所があります。

今は、読まなくてもいいまま。

 


この記事を書いたのはこんな人 


沖増 茂伸(おきます しげのぶ)

元社会人野球選手。
今も、応援席の端にいます。

言葉が出てこなくなる時間や、
判断が止まったまま座っている背中を、
何度も見てきました。

このブログでは、
正解も、意味も、まとめも置いていません。

読んで、閉じて、
そのまま残っても、
何も起きなくても大丈夫な場所です。

 


■ 親子で輝く!スポーツから学ぶ人生変革メッセージ


あの夜の余韻が、まだ胸に残っているなら。日々の投稿が、判断で固くなった呼吸をふっと戻す、小さなお守りになります。

「頑張らなきゃ」で固まった心を、そっと緩める。1人で戦うママへ届ける、お守りのようなメッセージ。

▶︎ あなたの心が深呼吸する場所はこちら

 

試合が終わったあと、子どもに何を言えばよかったのか、あとから分からなくなる夜があります。

怒りすぎたわけでも、放っておいたわけでもないのに、なぜか胸の奥だけ残る感じ。そのままにしている言葉や感覚を、まとめず、整えず、文字で置いている場所があります。

LINEでは、「自分を許すため」でも「前向きになるため」でもない、ただそのまま置くためのシートを残しています。受け取ってもいいし、読まずに閉じても大丈夫なものです。

▼ LINEでシートを受け取り、心を整える

 

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