【向いてないかも】子どものスポーツの横で消えていく週末

今日も、終わった。

そう思ったのは、
キッチンの明かりを消した後だった。

子どもの試合、帰りの車、晩ご飯、片付け。
全部終わって、
真っ暗なキッチンに、
一人で立っていた。

動けなかった、というより、
動く理由が、
どこにもなかった。

 

声で聴きたい人は、このまま再生してほしい。

自分のために使った時間を、思い出せなかった

思い出そうとしたわけじゃない。

ふと、そっちに頭が向いて、
出てこなかった。

出てこない、というより、
そもそも、なかったのかもしれない。

……あったか。
あったと思う。
でも、どこだっけ。

カレンダーを見た。

子どもの練習、遠征、試合。
来月も、再来月も、
もうほとんど埋まっていて。

私のスペース、どこ。

ないと思ったんじゃなくて、
ああ、ここにも、いないんだ、
という感じ。

いない、でも、いなかった、でもなくて、

最初から、いないことになっていた、
みたいな。

 

応援席で、声が出なかったままだった

みんな叫んでいたのに、
声が、出てこなかった。

立って、見ているだけで。

帰り道に、
「頑張ってるね」と言われた。

子どものことじゃなくて、
私に、言われた。

何かが、
うまく答えられなかった。

疲れたとも言えなくて。

疲れた、という言葉が、
なんか、ちょっと遠い。

疲れる主体が、
私にあるのか分からなくなっている、
みたいな。

 

点きっぱなしの照明だったかもしれない

なぜか、思い出した。

ナイターの試合、
外野の照明。

試合中、ずっと点いていて、
でも、誰も見ていない。

プレーは内野で動いていて、
外野の照明はただそこにあって、
消えない、消えることもない、
でも、見られてもいない。

背景って、そういうもので、
試合には必要なんだよ。

でも、名前はない。

気づいたら、
私の人生を、そこに置いていた。

置いた、というより、
いつの間にか、そうなっていた。

誰かが置いたんじゃなくて、
私が、でもないかもしれなくて、

……うまく言えない。

肩が重かった。

ずっと重くて、
息も、浅い感じがして、

でも、なぜ、という感じじゃなくて、
ただ、重かった。

 

その夜が、増えただけの途中

解決しない。

やめたいわけじゃなくて、
変わってほしいわけでもなくて、

背景に回っている夜が、
増えた、
ってだけ。

何も感じなくなる前に、
何か、と思ったけど、

何も、出てこなかった。

キッチン、真っ暗で、
冷蔵庫の音だけ、していた。

 

ここまで読んで、
何か考えようとしなかったなら、
それでいい夜かもしれません。

言葉にならないまま、
そのまま置いていける場所は、あります。

 

 

 


この記事を書いたのはこんな人 


沖増 茂伸(おきます しげのぶ)

元社会人野球選手。
今も、応援席の端にいます。

言葉が出てこなくなる時間や、
判断が止まったまま座っている背中を、
何度も見てきました。

このブログでは、
正解も、意味も、まとめも置いていません。

読んで、閉じて、
そのまま残っても、
何も起きなくても大丈夫な場所です。

 


■ 親子で輝く!スポーツから学ぶ人生変革メッセージ


試合後の夜に、何も決められないまま立ち止まった感覚へ。

日常の中で、思考が固まる前に一度だけ呼吸を戻せる場所を置いています。

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