【関わりたくない】送迎終わりに既読だけ増える夜
夜の22時すぎ。
誰もいないキッチンで、換気扇だけが回ってる。
また来た、って思って。
そのあと、親指の付け根がじんわり痺れてるのに気づいた。
スマホを伏せて、また画面を下に向けて開く。
別に何もしてない。ただ開いてる。
送ったメッセージを、既読がつく前から読み返してる。
「ありがとうございます」って打って、スタンプを選び直して、結局一番無難なやつ。
送信した。
そのあと、また見る。
なんで私だけこんなに重いんだろう、って。
丁寧な言葉しか、打てない
保護者LINEって、丁寧な言葉しか許されてない。
「お疲れ様です」
「ありがとうございます」
「承知しました」
心の中で何を思ってても、指は勝手に丁寧語を打ってる。
「了解です」を消して、「ありがとうございます」に変える。
それで何が守られてるのか、分からない。
でも、やめられない。
喉が乾いてる。でも立ちたくない。
既読の順番、見てる。私、遅い。
この感覚を、音声で置いておきます。
読むより、聞く方が、たぶん楽です。
本当は関わりたくない、って思ってる
本当は関わりたくない。
あの子が羨ましい。
もう、どうでもいい。
そういうのが、夜に出てくる。
返さなきゃいけない、って。
誰も言ってない。
気持ちを整理しなきゃいけない、って。
それも、誰も言ってない。
でも、返事を打ってる。
現役の時、試合前の控室で、こういう感じがあった。
「頑張ります」って言いながら、頭の中では別のことを考えてる。
身体は準備してるけど、心がどこにもない。
それでも試合は始まるし、やるしかない。
保護者LINEも、たぶん同じ。
心がどこにもないまま、指だけが動いてる。
来年も、これ
来年も、これ。
子どもが試合に出られなかったとき、自分がどういう顔してるか、想像できる。
怖い。
何が怖いのか、分からない。
スマホの画面が、自動で暗くなる。
また開く。
湯気が、勝手に消えてく。
見てたわけじゃないけど、消えてる。
夜の信号が、誰もいないのに青に変わってる。
とりあえず打つ。
もうやめたい。
でも、何を?
やめたいのが、グループなのか、母なのか、考えることなのか、分からない。
返さなくても、何も起きてない
返さなくても、何も起きてない。
感じていることに、意味づけしなくていい。
今は”母”じゃなくても、成立してる。
怖い。
信じられない。
スマホ、また伏せる。
換気扇、まだ回ってる。
最近、この話の続きを、どこかで、そのまま打ってしまってる。
理由も、使い道も、よく分からないまま。
喉、乾いたまま。
立つ気配がない。
画面、暗くなる。
また開く気もしない。
たぶん、このまま。
この続きを、
どこにも置けないままなら、
そのまま残っている場所もあります。
意味は、
まだついていません。
この記事を書いたのはこんな人

沖増 茂伸(おきます しげのぶ)|ママの心をほどく専門家
元社会人野球選手として10年間、都市対抗野球全国大会優勝など勝負の世界の最前線に身を置いてきました。
引退後、マンツーマンレッスンや個別相談を通じて多くの親子と向き合う中で気づいたのは、「子どもを支えるママ自身が、誰よりも孤独で、自分を責め続けている」という現実でした。
僕の役割は、野球の技術を教えることではありません。
一人ひとりのママが抱える「誰にも言えない本音」を聴き、頑張りすぎてガチガチになった「心の鎧」をそっと脱がせることです。
選手時代の経験と、これまで伴走してきた親子の皆さんの声から、スポーツキッズママ特有の孤独に、一番近くで寄り添います。
「ママ」を脱いで、一人の女性として、ふぅっと息を吐ける毎日を一緒に作っていきましょう。
■ 親子で輝く!スポーツから学ぶ人生変革メッセージ
試合後の夜、強くなろうとして黙ってきた気持ちに、今日は名前をつけなくていい。
ここでは、完璧じゃない日常の中で、ふっと力が抜ける言葉が静かに流れています。
「頑張らなきゃ」で固まった心を、そっと緩める。1人で戦うママへ届ける、お守りのようなメッセージ。
「試合後の子への声かけに迷う…」「つい怒りすぎて自己嫌悪になる…」 そんなあなたの心を整え、親子関係を劇的に変える『自分を許すための整えシート』をLINE登録でプレゼントしています。


