「もっと自信を持って!」が逆効果?スポーツキッズの自信喪失、3つの解決策と親の関わり方
「うちの子、練習は頑張ってるのに自信がない…」そんな悩みを持つママへ。野球レッスンと個別相談でたくさんのママと子どもに関わってわかった、自信がない子の本当の理由と親ができる3つの具体的な解決策をお伝えします。
音声で聞きたい方はコチラのYoutube音声で ぜひお聞きください↓↓
「うちの子、自信がなくて…」というママの悩み
「うちの子、自信がなくて…どうしたらいいんでしょう」
練習は誰よりも頑張ってる。毎日素振りもしてる。なのに試合になると、どこか自信なさげ。
「もっと自信持って!」って応援したくなるけど、どうやって自信をつけてあげたらいいのか分からない。
朝早くからお弁当を作って、週末は試合の送迎。練習着の洗濯も毎日。こんなに頑張ってるのに、なぜか子どもの表情は晴れない。
「私の関わり方が間違ってるのかな…」
そんな不安を抱えているママ、実はすごく多いんです。
今日は「自信がない子どもは、実は全然違うことで悩んでいる」というお話をします。お子さんの自信のなさの本当の理由と、親としてできる3つの解決策をお伝えします。
スポーツキッズママが知らない「自信」の真実
私は野球レッスンや個別相談で、たくさんのお子さんとママに関わってきました。
そこでよく聞くのが「どんなに練習しても自信が持てないんです」「メンタルトレーニングしても、すぐ自信がなくなるんです」という声。
実は私自身、現役時代に同じ悩みを持っていたんです。
自信満々の時もあったけど、その自信ってすごくもろくて、一回崩れると立ち直るのに時間がかかる。いわゆる「偽物の自信」だったんですね。
だから相談に来るママの話を聞くと、「ああ、私と同じ勘違いをしてるな」って思うんです。
多くの人が信じている自信のつけ方、実は逆効果なんです。
「これだけ頑張ったから自信持って」が子どもを苦しめる理由
「これだけ練習したんだから自信持って!」
「あんなに頑張ったんだから大丈夫!」
こんな風にお子さんを励ましていませんか?
実はこれが自信を無くす原因かもしれないんです。
なぜなら、自信の方向が「外側」に向いているから。
たとえば、毎日100回素振りをしたお子さんがいたとします。
「これだけやったから自信持てる」と思った瞬間、他の子が200回やってると知ったら?
一気に自信がなくなりますよね。
「じゃあもっと頑張らなきゃ」ってさらに練習する。でも今度は300回やってる子がいるかもしれない。
この繰り返しで、終わりのない階段を上り続けることになるんです。
私の現役時代の失敗談
私もそうでした。人一倍努力して、練習して、メンタルトレーニングして。でも本当の自信は持てなかった。
試合でいい結果が続くと「俺、絶好調!」って自信満々になる。
でも誰かに「大したことないじゃん」って言われたり、自分より活躍してる選手を見ると、あっという間に自信が崩れる。
それまでの自信が嘘みたいに消えて、自信を取り戻すのに何日もかかってしまう。
これが「外側に向けた自信」の怖さなんです。
自信がない子どもの本当の悩みとは?
ここからが大事なポイントです。
「自信がない」と悩んでいる子どもは、実は自信がないことで悩んでいるんじゃないんです。
全然違うことで悩んでいるんです。
何だと思いますか?
それは「できる自分は良くて、できない自分はダメ」という判断をしてしまっていること。
つまり、自分で自分のことを「良い・悪い」って厳しく評価してるんです。
「ヒットが打てたら良い子」
「エラーしたらダメな子」
「レギュラーになれたら価値がある」
「ベンチだったら価値がない」
こんな風に、結果で自分の価値を決めちゃってる。これが本当の悩みなんです。
ママも無意識にやっている「判断」
ママも、無意識にこの判断をお子さんにしていませんか?
「あの子は活躍してていいな」
「うちの子はまだまだだな」
こんな風に比較したり、結果を気にしすぎたり。
お子さんはママの心配を敏感に感じ取ります。
そして「ああ、やっぱり結果を出さなきゃママも喜ばないんだ」って思ってしまうんです。
解決策1:子どもの奥底にある本当の感情に気づく
じゃあどうすればいいのか?
まずは「なぜ自信がないのか」を掘り下げてみてください。
お子さんの奥底にある本当の感情に気づいてあげること。
そして、ママ自身の中にも「できる子は良くて、できない子はダメ」という思い込みがないか、確認してみてください。
表面的に見えている「自信がない」という状態の下には、実は「このままの自分じゃダメなんだ」という思いが隠れています。
これに気づくことが、第一歩なんです。
解決策2:本当の自信とは「ありのままでいい」と思えること
本当の自信というのは、結果がどうであれ「私は私でいい」「僕は僕でいい」って思えること。
試合で活躍してもしなくても。
レギュラーでもベンチでも。
勝っても負けても。
「ありのままの自分でいい」って思えたとき、初めて本当の自信が生まれるんです。
これは外側の出来事に左右されない、心の奥底から湧き上がってくる自信。
簡単には崩れない、本物の自信なんです。
野球レッスンや個別相談で関わってきたママたちの中で、この「ありのまま」を受け入れられたお子さんは、驚くほど表情が変わります。
不思議なことに、自信を持とうと頑張るのをやめた瞬間、自然と自信がついていくんです。
解決策3:結果ではなく存在そのものを認める言葉をかける
ママができることは、結果じゃなくて、お子さんの存在そのものを認めてあげること。
「頑張ってるね」じゃなくて
「あなたがいてくれて嬉しい」
「そのままのあなたが大好きだよ」
そんな言葉をかけてあげてください。
試合の結果や練習の成果ではなく、ただそこに存在していることそのものを認める。
これが、お子さんの心の奥底に本当の安心感を生み出します。
この安心感こそが、揺るがない自信の土台になるんです。
実際にあった変化のストーリー
以前、レッスンに来ていた小学5年生の男の子がいました。
ママは毎回「もっと自信を持ってほしい」って相談に来られていました。
その子は本当によく練習するんです。でもいつも「僕なんてまだまだです」って言ってた。
ある日、ママに「お子さんのどんなところが好きですか?」って聞いたんです。
お母さんは「え?野球が…いや、頑張ってるところが…」って困った顔をされました。
そこで気づかれたんです。
自分が結果ばかり見ていて、子どもの存在そのものを認めていなかったって。
それから、ママは結果を気にするのをやめて、「あなたがいてくれるだけで幸せだよ」って伝え続けたそうです。
数ヶ月後、その男の子の表情が変わりました。
試合で失敗しても笑顔で「次頑張る!」って言えるようになったんです。
不思議なことに、自信を持とうとするのをやめたら、自然と自信がついていたんですね。
このままの私でいい、と思えるママになるために
ここまで読んで、「やっぱり私の関わり方が間違ってたのかな」って落ち込んだママもいるかもしれません。
でも、それも違うんです。
ママ自身も「できる親は良くて、できない親はダメ」って自分を判断していませんか?
「ちゃんとサポートできる私は良いママ」
「子どもに自信をつけられない私はダメなママ」
そんな風に。
でもね、ママも「このままの私でいい」って思っていいんです。
完璧な親なんていません。試行錯誤しながら、子どもと一緒に成長していく。それでいいんです。
お子さんに「ありのままでいい」って伝えるためには、まずママ自身が「このままの私でいい」って心から感じられることが大切。
そうすると、自然とお子さんへの接し方も変わっていきます。
無理に変えようとしなくても、ママの心が楽になると、お子さんの心も軽くなっていくんです。
一人で悩まなくていい、一緒に解決策を見つけませんか?
「わかったけど、実際にどうやって実践したらいいの?」
「うちの子の場合はどうしたらいいんだろう?」
そんな風に思われたかもしれませんね。
お子さん一人ひとり性格も環境も違うから、解決策も一人ひとり違います。
だからこそ、あなたとお子さんに合った具体的な方法を一緒に見つけていきたいんです。
野球レッスンや個別相談を通じて、500組以上のママとお子さんに関わってきた経験から、あなたの悩みに寄り添いながら、具体的な解決策をお伝えします。
「このままの私でいい」
「このままのうちの子でいい」
そう心から思えたとき、ママの焦りや不安が手放され、お子さんの表情も驚くほど変わっていきます。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸（おきますしげのぶ）：ママの不安に寄り添う心のサポーター
元社会人野球選手として10年間現役を続け、都市対抗野球全国大会優勝などの経験を積みました。現在は「頑張るスポーツキッズを支えるママ」の立場に立って、皆さんの心に寄り添いたいと思っています。子どもの成長への不安、チーム内での人間関係、他の保護者との付き合い方など、スポーツキッズママならではの悩みに、選手時代の経験を通じて寄り添います。
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■親子で輝く！スポーツから学ぶ人生変革メッセージを配信しています。
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