【もう責めないで】スポーツキッズママが知らない「失敗の原因探し」が子どもを苦しめる3つの理由と解決策
「また失敗しちゃった…」
「なんであんなミスをしたんだろう…」
「次こそは失敗しないように、原因をちゃんと考えなきゃ…」
お子さんが試合の後、こんな風に落ち込んでいる姿を見たこと、ありませんか?
そして、ママ自身も「何が悪かったのかな」「どうすれば次は成功するかな」って、一緒に考えてあげようとしていませんか?
実はその「失敗の原因探し」、お子さんをもっと苦しめているかもしれないんです。
音声で聞きたい方はコチラのYoutube音声で ぜひお聞きください↓↓
なぜ「反省」が子どもを苦しめるのか
私は野球レッスンで多くの子どもたちと関わり、個別相談でたくさんのスポーツキッズママの話を聞いてきました。
その中で気づいたことがあります。
「反省すればするほど、子どもは苦しくなる」
「原因を探せば探すほど、笑顔が消えていく」
例えば、試合でミスをして監督に怒られたとします。お子さんはその後どうなりますか?
ミスしたこと、監督に怒られたことをずっと引きずって悩みませんか?
「何でミスしたんだ」「何が悪かったのか」「次ミスしないために何をすればいいのか」って、真剣に反省しようとしますよね。
そしてママも「一緒に考えてあげなきゃ」「解決策を見つけてあげなきゃ」って思う。
でもね、実はこの「反省」って、必要ないんですよ。
「え、反省しなくていいの?」と思ったあなたへ
「反省は大事でしょ!?」って思いますよね。私も最初はそう思っていました。
でも考えてみてください。
私たちって子どもの頃からずっと「反省しなさい」「反省は大事だ」って教えられてきましたよね。
失敗したときに「反省しています」っていう雰囲気を出すのが当たり前で、笑ったり、反省してなさそうな態度はダメだって教えられてきました。
だからこそ、反省は大事だし、しないといけないことだっていう思い込みがあるんです。
でもちょっと正直に振り返ってみてください。
反省して、上手くいくようになりましたか?
反省して、楽しくなりましたか?
反省して、やる気が出ましたか?
私の経験では、反省すればするほど上手くいかなくなるし、辛くなるんです。
反省していい人、しない方がいい人
もちろん、反省して上手くいく人もいます。
例えば、いろいろなデータを分析して「ここはこうだ」「ここをこうしたらもっと上手くいる」「これをしてみよう」「あれもしてみよう」って考えるのが楽しい、ワクワクする、やる気が出るという人。
こういう人は反省してもいいと思うんです。
でも、こんな反省はどうでしょう?
「監督からの信頼を取り戻すため」
「自分は下手くそだから」
「誰かを見返すため」
こうやって苦しみながら反省するのは、何も改善されないんです。
むしろ、苦しみながら反省すればするほど、余計に苦しむ現実を引き寄せてしまうんです。
スポーツキッズママたちの悩み
個別相談でママたちの話を聞いていると、こんな声をよく聞きます。
「うちの子、失敗すると何時間も落ち込んで…」
「何度も同じミスを繰り返すんです…」
「前はあんなに楽しそうだったのに、最近は練習も嫌がって…」
これ、実は「反省のしすぎ」が原因かもしれないんです。
失敗の原因を考えなくていい理由
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
ただ、起きたことを認めるだけ。
試合でミスをした、失敗をした、打てなかった、エラーをした、三振をした。
それを受け止めて認めてあげるだけでいいんです。
「失敗をしたんだな」「ミスをしたんだな」「三振したんだな」「エラーをしたんだな」
それだけ。
そのことに対して原因を探す必要はないんです。
ましてや試合中に反省する必要なんてないんです。
試合中の反省が次の失敗を生む
試合中に反省すればするほど、また同じ失敗を繰り返します。
なぜなら、頭の中が「失敗のこと」でいっぱいになって、目の前のプレーに集中できなくなるからです。
反省するくらいなら、もっと楽しいことをしていた方がいいんです。
その方が、上手くいくんです。
でも「そんなの無責任だ」「楽しいことだけでは生きていけない」って思いますよね。
私たちは「楽しいことだけでは生きてはいけない」「気楽に生きてはいけない」っていう教育を徹底的に教え込まれてきたから。
「もっと反省しろ」「失敗したことを真摯に受け止めろ」「もっと深刻に考えろ」って。
伸びる子どもの共通点
でもね、野球のレッスンで子どもたちを見ていて気づいたんです。
伸びる子、上達が早い子って、失敗してもすぐに切り替えて、また笑顔で練習に戻ってくるんです。
失敗したことは忘れて、純粋に野球を楽しんでいる。
すると、練習中にふっと「あ、こうしたらどうだろう」「こうやったらもっと上手くいくかも」っていうひらめきが出てくるんです。
このひらめきって、眉間にシワを寄せながら「どうすればいいか」「他に方法はないのか」って考えても出てこないんです。
親子で楽になる3つの方法
じゃあ、具体的にどうすればいいのか。3つのポイントをお伝えします。
1. 起きたことを「ただ認める」
お子さんが「失敗しちゃった…」って落ち込んでいたら、「失敗したんだね」って、ただそれを認めてあげてください。
原因を探そうとしなくていいんです。
「何が悪かったの?」「次はこうしようね」も、いりません。
2. お子さんが本当に楽しいことを応援する
スポーツの練習じゃなくてもいいんです。
お子さんが本当に楽しいこと、やりたいことをやらせてあげてください。
ゲームでも、漫画でも、友達と遊ぶことでも。
そうやって楽しんでいるときに、自然とひらめきが生まれるんです。
3. ママ自身も「反省」をやめる
「私の育て方が悪かったのかな…」「もっとこうしてあげればよかった…」
ママも、自分を責めるのをやめてください。
起きたことは、ただ起きただけ。
それ以上でも、それ以下でもないんです。
上手い人ほど楽しんでいる
私自身、現役時代はずっと深刻な顔をして、眉間にシワを寄せながら「どうやったら」「何でうまくいかないんだ」って考えながら練習していました。
だからひらめきなんて出てこなかったんです。
でも、社会人時代のレギュラーの選手やベテランの選手を見ていて気づいたんです。
上手い人ほど、楽しんでいる。
失敗しても切り替えが早い。
いい意味で「いい加減」で「適当」なんです。
反省をやめて、楽しいことをやる
このような私の経験と、野球レッスンでたくさんの親子を見てきて確信したことがあります。
それは、反省して苦しくなるなら、反省することをやめて、自分が楽しいなって思うことをやった方が、前に進みやすくなるってことを。
お子さんの笑顔が戻ってくる。
ママ自身も、肩の力が抜けて楽になる。
そして不思議なことに、そうやって楽しんでいるときの方が、結果も自然についてくるんです。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸（おきますしげのぶ）：ママの不安に寄り添う心のサポーター
元社会人野球選手として10年間現役を続け、都市対抗野球全国大会優勝などの経験を積みました。現在は「頑張るスポーツキッズを支えるママ」の立場に立って、皆さんの心に寄り添いたいと思っています。子どもの成長への不安、チーム内での人間関係、他の保護者との付き合い方など、スポーツキッズママならではの悩みに、選手時代の経験を通じて寄り添います。
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