ポジティブ思考にどうやったらなれるのか

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「ポジティブ思考にどうやったらなれるのか」についてお話ししていきます。音声で聞きたい方はコチラのstand.fmのアプリまたはYoutube音声で ぜひお聞きください↓↓

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■ポジティブ思考を勘違い

 

ポジティブ思考にどうやったらなれますか?と質問されます。「子どもが試合で緊張しちゃうんです」「エラーしたらどうしよう、打てなかったらどうしよう、とネガティブな感情になるんです」「打てなかったりエラーすると落ち込んで立ち直れないんです」だからどうやったらポジティブ思考になれるか、と言う質問です。「ポジティブ思考になることが大事だ」とよく言われます。私も子どもの頃から「ポジティブ思考になれ」と言われ続けてきました。

 

だから「どうやったらポジティブ思考になれるのか」と質問される気持ちもよく分かります。でも私もそうでしたがポジティブ思考を勘違いしている人が多くいます。どんな時も前向きな思考、前向きな発言をすることをポジティブ思考だと思ってしまいます。悪いことも良いように受け取ったり緊張したりネガティブになっても「俺はできる俺はできる」とか「俺は打てる俺は打てる」「絶対に勝つ」「上手くいく」「俺が決めてやる」と言うようにポジティブに考えたり発言をしたりします。

 

■無理なポジティブ思考は自分を苦しめる

 

でもそういうポジティブ思考は余計に苦しくなったり、緊張したり、失敗をしてしまう現実を引き寄せてしまうんです。そもそも人間はそんなに強くないんです。毎回毎回ポジティブになるのも無理なんです。私は無理でした。弱音を吐きたくなるときもあるし、緊張だってするし、ネガティブ思考になることだってあります。

 

逆にどんなに悪いことが起こってもネガティブな感情になってもポジティブな発言をしたりポジティブに受け取っている人は強がっている気がするんです。私がそうだったのでよくわかりますが無理にポジティブ思考にならないといけない、人に弱いところを見せてはいけないと思ってポジティブな発言をすることがありました。

 

■自分を楽にするポジティブ思考とは

 

ただ、人間ですから落ち込むし腹が立つこともあります。イライラするしネガティブな感情になることもあります。それが人間だと思うんです。じゃ本当のポジティブ思考ってどういうことかと言うとありのままを受け入れること、ありのままの自分を許すことがポジティブ思考なんだと思うんです。

 

例えば試合でチャンスの場面で三振しました。悔しくてイライラしています。それならそれで今イライラしていることを受け入れる、そして「イライラしている私もそれでいい」と許せている状態。試合前に緊張している、それならそれで今、緊張をしていることを受け入れる、そして「緊張している私もそれでいい」と許せている状態。エラーをしたならエラーしたことを受け入れる、そして「エラーした私もそれでいい」と許せている状態のことがポジティブ思考なんだと思うんです。

 

要は目の前で起こったことや自分の素直な感情を受け入れて許すということです。私自身は自分にとって好ましくないことが起こったとき、イライラしたり落ち込んだりします。そして「私はイライラしているんだ」「私は落ち込んでいるんだ」と受け入れています。そして「イライラしている私もそれでいい」「落ち込んでいる私もそれでいい」と許してあげています。

 

例えば試合で打てなかったとき私は無茶苦茶イライラします。そんなときに無理やりポジティブ思考になろうとしても余計にイライラするだけです。ずっとイライラが収まらずに次の打席もイライラしたまま打席に入るので同じようにイライラしてしまう結果を引き寄せてしまいます。

 

エラーしたときでも無理やりポジティブ思考で「ここで落ち込んだらダメだ、前向きに考えよう」としても自分の本音を無視しているので余計に落ち込んだり、引きずったりするのです。三振した、エラーした、自分にとって好ましくないことが起こったときにその状況のせいにしたり、あーだこうだと考えるのではなく、そのときの感情をちゃんと受け入れてあげることが大事なんです。これがポジティブ思考なんだと思うんです。

 

■常にポジティブ思考は無理!

 

どんなことがあってもポジティブ思考にしないといけない、常に前向きに考えないといけない、というのがポジティブ思考だと言うのであれば、それは私たち人間には無理なんです。喜怒哀楽のいろいろな感情が出てくるのが人間ですし、それを味わうことが魂の喜びでもあるから落ち込んでいるなら落ち込んでいる、腹が立っているなら腹が立っていることを受け入れて許してあげることがポジティブ思考なんじゃないかと私は思います。

 

■まとめ

 

というわけで今回は「ポジティブ思考にどうやったらなれるのか」というテーマでお話ししてきました。

 

「ポジティブ思考になることが大事だ」とよく言われます。確かにそうなのですがポジティブ思考というのは「受け入れて許してあげる」ことをポジティブ思考といいます。例えば試合でエラーをしました。「ただエラーをしたという現実があるだけ」と現実を認めて受け止める。そして「エラーしたそんな自分もそれでいい」と許してあげる。

 

試合前や試合中に緊張するのであれば、「自分は今、緊張しているんだな」と認めてあげる、そして「緊張している自分もそれでいい」と許してあげる。三振してイライラしているなら「今、イライラしているんだな」と認めてあげる、そして「イライラしている自分もそれでいい」と許してあげる。

 

このように起こった出来事に善悪をつけずに受け入れてあげる、自分から出てきた素直な感情を善悪つけずに認めてあげる、そして「そんな自分もそれでいい」と許してあげる。これが私の考えるポジティブ思考です。ポジティブ思考になりたいのであれば目の前で起こったことや自分の素直な感情を受け入れて許すということをしてみてください。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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