打撃不振から脱出するための練習方法4選

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「打撃不振から脱出するための練習方法4選」というテーマでお話をしていきます。音声で聞きたい方は、 コチラのstand.fmのアプリまたはYoutube音声で ぜひお聞きください↓↓

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不振脱出するために私がしてきた練習方法4選。私が現役の時バッティングが不調だった時によくやった練習というのは

①ポール間を走る、

②ショートでの内野ノック

③敏捷性トレーニング

④ブルペンで打席に立つ

 

今思えば好調の時も不調の時もバットはあまり振らなかったなと思います。バットは振らなかったけどバットを握った感触はいつも確かめていました。では具体的にどんな内容で練習をしていたのか詳しく説明していきます。

 

まず、①ポール間を走ることですがこれは下半身強化とか体力強化の目的ではなく少し長い距離をテンポよく気持ちいい速さで走ることで身体のバランスや下半身の疲れを取る目的で走っていました。バッティングも打つリズムが大切でこのリズムとかテンポがおかしくなるとバッティングのタイミングもズレてきます。

 

だから私はテンポよく走っていました。そして気持ちよく走ることでリフレッシュ効果もあります。走る時はなるべく大きな歩幅で走ることをおススメします。

 

次に②ショートでの内野ノックです。内野ノックは常に足を小刻みに動かしてバウンドを合わせることが必要なので自然と下半身も小さな動きができるようになります。そして目線を動かさないように捕球する必要があるので下半身も低い体勢を保とうとするので下半身が安定します。バッティングは身体のバランスがとても大事になります。

 

疲れや筋力が低下したりすると左右のバランス感覚がおかしくなり構えたときにピッチャーを見る視線、ボールを見る視線が変わりちょっとしたことですがこのちょっとしたことが原因で打てなくなります。常に身体のバランスを保つために内野ノックを受けていました。また、ショートからファーストに送球することもやっていました。

 

ショートの守備位置は深いので捕った位置からファーストに投げようとすると上半身だけでは投げることができません。この時に必要になってくるのが体重移動です。しっかり軸足、私は右投げなので右足に体重を乗せ送球するときに反対側、私の場合左足に体重を移動させます。この動きはバッティングと全く一緒です。

 

軸足にしっかりと体重を乗せ打つときには体重を左足に乗せる必要があります。この感覚を思い出すためにショートからファーストに送球をしていました。練習なのでゆっくり軸足に体重が乗ったことを確かめそれからファーストに送球します。

 

続いて③敏捷性トレーニングです。私の場合、盗塁が多かったので常に身体のキレは作るようにしていました。一歩目を素早くスタートする。これは盗塁だけでなく守備でもバッティングでも同じようなことが言えます。守備の場合、1歩目を素早く切ることで長打の打球を追い付いてアウトにすることができます。

 

バッティングの場合、トップの位置から一瞬にして回転運動をすることでバットスイングが速くなり打球も飛びますしインコースの厳しい球にも反応できて打てます。バッティングが不振なときこの身体のキレがかなり悪くなっています。一瞬の反応に身体が動かないのです。見た目には分からないと思いますがこの一瞬が盗塁が成功するか失敗するか、長打にするかアウトにするか。打てるか差し込まれるかに変わってきます。

 

このキレを作るのに最適なのが敏捷系のトレーニングでした。ラダーをやったりメディシンボール投げ、ウエイトトレーニングで速い動きを取り入れたり10歩ダッシュをやったりしていました。このラダーを使ったトレーニングやメディシンボール投げトレーニングは小学生や中学生でも負荷がかからないので安全にトレーニングできますし小学生の時から敏捷性を鍛えることで運動神経も良くなるので絶対におススメです。

 

最後に④ブルペンで打席に立つことです。バッティングが不振になる原因はほとんどがタイミングです。タイミングが取れないから自分のスイングができなくなり打てなくなるのです。ティーバッティングやフリーバッティングで打てても試合で打てない原因もこのタイミングにあります。練習のための練習になってしまうのです。

 

試合ではティーのように下から投げてきませんしバッティングピッチャーのように打ちやすいボールを投げてくれません。タイミングを取る練習に一番いいのはブルペンに入って打席に立ちそこでタイミングを取る練習をします。タイミングが合わないのは多くの場合、始動が遅く差し込まれたり振り遅れます。

 

いくら練習で始動を早くして打っても試合で打てないのはピッチャーのタイミングに合わせて打っていないからです。差し込まれたり振り遅れたりする場合ブルペンに入ってピッチャーとホームベースの中間ぐらいで打つイメージで早めに始動をします。いつものようにタイミングを取ると必ず振り遅れます。

 

それを修正するためにポイントを本当にピッチャーとホームベースの中間に置いてそこで打つイメージでタイミングをゆっくり取ってみてください。そうすると目と頭がそれを覚えるので試合になると始動が早く取れてタイミングが合ってきます。ブルペンに入って打席に立つことはバッティングが不振になった時だけでなく常に生きた球を見るという意味では積極的に入った方が良いと思います。

 

また、同じ考えでバットとボールが当たらない上手くミートできないという選手は生きた球に慣れていないだけなので生きた球に慣れればミートできるようになります。そのためにもブルペンの打席でピッチャーが投げるボールを見るだけの練習でも効果はあります。

 

今回紹介した練習方法は私がいろいろ試してきた中で得ることができた練習方法なのでこれを参考にしながら自分でもバッティングが不振になったときの脱出方法と言うものを探してみてください。試行錯誤の量が上達へのカギになります。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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