こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「野球バカは社会に出てもバカ!野球バカでも社会で活躍するためには!」というテーマでお話をしていきます。
■野球部の挨拶は正しい?
私が中学生だった頃、先輩や先生に会ったら「ちわー」と挨拶をしていました。この挨拶は野球部の中では当たり前の挨拶だし「ちわー」と挨拶をしろと教えられました。分るとは思いますが「ちわー」とは「こんにちは」のことです。他にも「おっしゃーす」は「お願いします」「あしたー」は「ありがとうございました」「○○ッす」は「○○です」
今考えたらおかしくて笑っちゃいますが今でもこのような言葉遣いをさせている指導者がいます。野球部の中では通じますが社会に出たときに全く通用しません。当たり前の話です。
■野球部出身はどこでも通用する?
よく勘違いをしている人がいますが野球部出身者は「どこでも通用する」「かわいがられる」「採用されやすい」など思っているかもしれませんが今の時代、逆に体育会系は嫌がられる存在です。
野球部の中では当たり前の行動、言葉遣いは社会に出ると非常識なことだってあります。そして一番良くないのが自分の常識が当たりまえだと勘違いし他人に押し付けることです。「若いやつ、年下が率先してやるものだ!」「先輩を動かすな!」「1秒以内に返答しろ」「先輩の言うことが聞けないのか!」
こんな常識、社会では通用しません。今の時代はパワハラで訴えられます。指導者はもちろん、大人は野球を教えるだけでなく社会に出ても通用する立ち居振る舞い、そして人生を楽しく生きていく考え方など、どちらかと言うと野球以外のことをしっかり教えることが必要になってくるのです。
■野球以外のことも学ぼう
私は正直、野球以外のことは全くと言っていいほど教わってきませんでしたし自分から学ぼうとしてきませんでした。そんなことを学ぶくらいなら野球を勉強したい!そのように考えていました。だから野球人生を終えて社会に出た私は本当に苦労しましたし馬鹿にもされました。馬鹿にされた時は悔しかったですが今になって思えば「そりゃ馬鹿って言われるよ」そう思います。
先ほどのような言葉遣いもそうです。あんな挨拶されたら馬鹿にされますよ。「気合や根性で頑張ります」なんて言葉は今の時代には合わないし、私なら「気合や根性はいいから結果出してくれ」こう言うでしょうね。
■何も考えられない野球部
野球部全員がそうではないと思いますが「やらされてきた練習」「与えられた練習」こんな環境で育った人間は自分で考えることができません。何か指示をされないと動けないし何をしていいのか分かりません。いわゆる「指示待ち人間です」
「気合と根性で乗り切ります」そう言い続けて何年も何年も成長しない人間。私がそうでした。
「集中力と努力は負けません」そう言いながら一人取り残されたことに気付かない人間。これも私です。
「苦しいことに耐える体力が自慢です」そう言い続けて苦しい状況でも苦にせずずっと苦しんでいる人間。これも私です。
「俺はこのやり方で成功してきた」変なプライドや信念を捨てれずにチャンスや成功を手に入れられない人間。これも私!
こんな人間を見てあなたはどう思うでしょうか?私はこんな人間がいたら「バカ」だと思うでしょうね。人生損をしていますよ。
自分で考えて練習をしなかった、自分で考えて勉強しなかった、全ては何も考えてこなかった私が悪いのですが、今思えばそれを教えてあげれる指導者がいれば私みたいな「バカな人間」私みたいな「人生損をしない人間」そんな人間を救えるのではないかなと思います。
人生はいつでもやり直しはできますがそれに気づくことが早ければもっと楽しい人生が待っていると思います。いきなりカウンセラーになれとかビジネスを学べとかではなく、最初は誰にでもできる「言葉」を正しい言葉遣いでキレイな日本語で挨拶や会話を教えてあげてください。そして言葉使いの次は「立ち居振る舞い」も教えてあげてください。
■まとめ
私も経験があるから分かりますが、勉強をするぐらいなら練習をしたい!という気持ちになるのもわかります。正直、勉強する時間や友達と遊ぶ時間よりも練習することを優先にしてきました。確かにそういう時期も必要なのかもしれません。でも人生は長いんです。野球人生が終わっても社会での人生の方がはるかに長いんです。
そう考えたときに野球部の中だけの常識や価値観は通用しなくなります。周りからバカにされることもあります。「野球部出身はバカが多いな」なんて言われることもあります。その理由が言葉使いや挨拶です。言葉と言うのは言霊です。自分が発する言霊で周りの環境が変わることもあります。正しい日本語で正しい言葉使いで挨拶をしてみてください。
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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