野球観戦を学びの場として考えてみよう!その③

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こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「野球観戦を学びの場として考えてみよう!その③」というテーマでお話をしていきます。

前回までの記事で打席に立っているバッターの結果を当てる練習方法と守備の時の一歩目を素早く正確に出す練習方法をお伝えしました。

 

バッターの結果を当てる練習方法の記事↓↓

野球観戦を学びの場として考えてみよう!その①

 

守備の一歩目を素早く出す練習方法の記事↓↓

野球観戦を学びの場として考えよう!その②

 

今回はテレビで野球観戦しながら盗塁の練習方法をお伝えします。この練習方法を私は一番練習したと思います。特に社会人野球現役の時には練習しました。

 

この練習方法は投手の動きに合わせて盗塁のスタートを切る練習ですが、ただ単にスタートを切るだけの練習方法だけではありません。投手のクセ(プロ野球選手の場合だと難しいかもしれませんが)配球を読みながらスタートを切る練習にもなります。

 

最初はスタートを切る練習だけでもいいと思います。これも守備の時と同じようにどうすれば最初の一歩目が早く出すことができるかを考えながら練習します。

 

この時に重要になるのが盗塁のスタートの切り方、構え方の情報をたくさん集めることです。巷にはこのような盗塁に関する情報雑誌や本などたくさん出ています。今は動作分析など細かい写真付きで情報がでているのでよりたくさんの情報を集めることができます。集めた情報を一つずつ試しながら自分に合った構え方を見つけていくのです。

 

ここからがものすごく重要で、例えばあるプロ野球選手が盗塁王になったとします。その選手のマネをしようとすべてをマネしようと考える指導者や選手がいますが、その構えは「その選手だからできる構え」であって他の選手がその構え方で成功するかというとそうではありません。

 

私も現役時代はいろいろな選手のマネをしました。その選手の構え方や一歩目の出し方などすべてをマネしましたがなかなか思うようなスタートが切れませんでしたし納得のいく盗塁ができませんでした。

 

あの選手がダメなら次は他の選手のマネをしようと他の選手のマネをしましたがやっぱり思うようなスタートが切れないのです。いろいろな選手のマネをして取り入れていた時にふと思ったのです。

 

あの選手のここの部分は自分には合っているな。他の選手のここをマネすると良いな。と言うことは他の選手で自分が良いなと思っている部分だけをマネして取り入れたらどうなんだろう。

 

そこからはさらにたくさんの選手の情報を集めてそれぞれを試しながら自分に合う盗塁の構え方、一歩目の出し方などを確立していきました。その構え方を自分の形にしてからは面白いように盗塁が成功するのです。一歩目の出し方、一歩目からトップスピードに乗せる走り方、スライディングの仕方などたくさんの選手のマネを取り入れています。

 

そして、一度確立した構え方は日々進化していきます。もっと楽に盗塁できないか?もっと成功率をあげれないかと日々考えていますので常に情報を探して取り入れ試しました。

 

だから盗塁の練習をするときにはたくさんの情報をもって「この選手のここを取り入れよう」「この選手のこの動き方は自分に合う」と言うようにたくさん自分に取り入れて練習してください。そうして自分に合う構え方を見つけてください。

 

その練習方法としていきなり試合で試すことができないのでテレビ観戦で投手に合わせてスタートを切る練習をするのです。テレビ観戦なのでたくさん失敗ができます。たくさん失敗してどれが自分には合わない!自分に合う!を見つけてください。

 

ここで「このスタートの仕方いいな」と思ったものをグラウンドにいって練習をしてさらに試すのです。だから一人での自主練習は非常に大切なのです。そもそもの考え方としてグラウンドでの練習は「自分の試したいことを試す」と考えています。当然だと思いますがグラウンドで練習するときは「目的」を持っていますよね?

 

バッティングではこれを試したい。守備ではこれを試したい!など常に「目的」を持っていますよね。それを試す場所がグラウンドでの練習になります。だから試合ばかりしているチームは上達しないと私は考えています。

 

私の現役時代はチームの方針で全体練習は短かったです。(現在はどうか分かりませんが)全体練習はノックとバッティングぐらいでした。全体練習で2時間~3時間ぐらいで終わります。その後の自主練習からが本当の練習になるのです。

 

自主練習で課題を見つけて克服する。それができるかどうか全体練習で試す。できなければまた自主練習で課題を克服していく、また全体練習で試す。試したいことができたら今度は試合で試す。試したいことができないからまた自主練習でできなかったことを練習する。この繰り返しなのです。

 

だから私たちのチームは自主練習がとても大切だと言うことを教えられました。先ほども言いましたが全体練習は2時間から3時間ぐらいですが自主練習になると普通に4時間5時間は当たり前です。室内練習場なんて24時間使いたい放題ですからね。何時間でも自主練習ができますよ。

 

だから私は自主練習で課題をたくさん見つけて、課題を克服して「これを次の練習で試したい」を毎日持っている選手が上手くなると思っています。テレビ観戦しながら練習して「この盗塁の仕方を試したいな」と思えるようにたくさんの情報を集め、たくさん試しながら自主練習をしてください。

 

毎日「目的」を持ち続けその「目的」を達成することで一歩ずつ上達しますし野球が毎日楽しくなります。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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