こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「子どもに「試合を見に来て欲しくない」と言われた!その心理とは【子どもの本音】」というテーマでお話をしていきます。
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■試合を見に来てほしくない子どもの本音
子どもに「試合見に来てほしくない」と言われたと相談に来るお父さん、お母さんも多くいます。なぜ子どもはそんなことを言うのか親には本音を言えないのが子どもです。前回も同じように「試合を見に来てほしくない」理由について私の野球少年だった頃の体験談をお話しましたが、今回は実際に私と数年間一緒にレッスンを受けている子ども達の本音や体験談をお話したいと思います。
過去の「試合見に来てほしくない」私の野球少年だった頃の体験談を知りたい方はコチラのブログや音声を参考にしてみてください
ブログ↓↓
音声↓↓
■圧倒的に多かった子どもの本音
子どもが親に「試合見に来てほしくない」その心理の中で圧倒的に多かったのが「うるさいから嫌だ」ということです。私もその理由を聞いて「なるほど」と納得しました。教えている子どもたちの試合を何試合か観に行ったことがありますが、確かにその通りだなと思いました。
試合を見に来ているお父さんお母さんが熱くなり「今の振るなよー」「何やっているんだ」「三振しちゃだめよ」「ファーボールはダメよ」「何で走らないんだ」と強い口調で言っている親がたくさんいました。中には怒鳴っている親もいましたが、これでは子どもは試合を楽しめませんし、嫌になります。
さらには家に帰る車の中、家に帰ってからも「何であのボール振ったんだ」「なんで走らなかったんだ」と永遠と説教が始まるそうです。子どもからしたらうんざりですし「本当に来てほしくない」と言うのが本音だそうです。
前回の私の体験談でも言いましたが、これでは子どもは親の顔色を気にしながらプレーをするので楽しくない、面白くない、また怒られる、だから嫌になる、来て欲しくないという心理になるのです。自分の子どもに活躍してほしい、チームが勝ってほしいという気持ちになるのも分かります。しかし、大人の何気ない言葉が子どもたちを苦しめその結果「試合見に来てほしくない」と言われ自分自身も傷ついてしまうのです。
■大人の何気ない言葉が子どもにプレッシャーを与える
子どもたちの本音の一部ですがこのような本音があります。「試合に勝つことばかり求めないで欲しい」「打てなかったりエラーするたびに怒るのはやめて欲しい」「大きな声で何か言うのはやめて欲しい」「怒らないで欲しい、怒鳴らないで欲しい」とこのような本音が子ども達にはあります。
また、怒らない、怒鳴らないにしても子どもへの「ネガティブな声がけ」も嫌になるそうです。「ボール球振るなよ」と言われたら「そんなことわかってる」と思います。でも人間はそう言われると「ボール球を振るんですね」と解釈してしまい実際にボール球を振ってしまうものです。
「ファーボールはダメよー」「エラーしないようにね」と親としては何気ない声掛けなのですが、子どもからしたらそれがプレッシャーになって本当にファーボールを出してしまう、エラーをしてしまう現実を引き起こしてしまうのです。大人からしたらアドバイスのつもりで声をかけたのかもしれませんが、子どもからしたらそういったアドバイスがプレッシャーになり「そういう言葉がけはやめて欲しい」というのが本音なのです。
■試合以外でのこんな本音
他にもこんな本音がありました。「試合を見に来てほしくないのもそうだけど送り迎えもして欲しくない」と言う本音です。どういうことだろうと聞いてみると試合で負けたり、エラーしたり、やる気のないプレーをしたとき「仕事休みの日にわざわざ送り迎えしてやってるのに何だあのプレーは、やる気ないなら送り迎えしないぞ」と言われたそうです。子どもの本音は「だったら送り迎えしなくてもいいよ」なのですがそんなこと言えず「ごめんなさい」としか言えない。
親としては「休みの日にわざわざ子どものために送迎をしてやっている、なのにやる気のないプレーを見たら腹が立つ」という気持ちになるのでしょうがやっぱり子どもとしてもそんなこと言われたら嫌なのでしょう。そんなんだったら送り迎えしなくていいというのが本音になるのも分かります。
■大人が子どもをコントロールするから苦しむ
私のところに来ている子どもたちと接していると「純粋に野球が楽しい」と思っている子ども達ばかりです。別に勝ち負けにこだわらないし、ヒットを打てばうれしいし楽しいけど野球をやれることが楽しいと思っている子ども達ばかりです。
でも、親や指導者の価値観を押し付けたり親や指導者が子どもをコントロールしようとするから子どもたちが苦しみ野球が楽しくない、試合を見に来て欲しくないという心理なっている子どもが多くいます。子どもをコントロールして変えようとするのではなく親であるあなた自身が変わる必要があるのだと私は考えています。
どう変わればいいのか、人それぞれ違うので「こうすればこう変われる」とハッキリ言えませんがあなたの価値観、思い込みをまずは見直してみてはどうでしょうか。
■まとめ
というわけで今回は「子どもに「試合を見に来て欲しくない」と言われた!その心理とは」というテーマでお話ししてきました。
子どもが試合を見に来て欲しくない本音は「うるさいから嫌だ」というのが多くありました。試合中に親の方が熱くなって「今の振るなよー」「何やっているんだ」「三振しちゃだめよ」「ファーボールはダメよ」「何で走らないんだ」と強い口調で言う。または試合中に怒鳴る。
さらには家に帰る車の中、家に帰ってからも「何であのボール振ったんだ」「なんで走らなかったんだ」とずっと言われる。子どもとしては「本当に来てほしくない」と言うのが本音だそうです。無意識に子どもにプレッシャーを与えていないでしょうか。心当たりがあるのであれば、子どもを変える前に自分自身を変えるようにしてみてください。
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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