こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「野球選手に走り込みは必要なのか!結論必要ありません」というテーマでお話をしていきます。
先日の ラジオ配信で話した内容を ブログに書きました。 音声で聞きたい方はコチラのstand.fmのアプリで ぜひお聞きください↓↓
野球選手に走り込みは必要なのか!結論必要ありません。よくされる質問なのですが子どもや親から「一日何キロ走ったらいいですか?」「何分走ったらいいですか?」と聞かれます。おそらく多くのお父さん、お母さんも自主練で「走りなさい」とか「1時間は走ってこい」と言った経験はあるのではないでしょうか
走りこんで足腰を鍛える、走りこんで体力をつける。こういった考えで走ることを練習メニューに入れていると思いますが私の経験と考えでは長い距離を走ったり、たくさん走り込みをすることをおススメしていません。走り込みについてはいろいろな意見がありますが、あくまで私の経験と考えをお伝えしたいと思います。
野球の場合、試合で長い距離を走りことはありませんし、試合中に心拍数がそこまで上がる競技ではありません。なので走る体力をつける必要はないと考えています。野球において長い距離を走ったりたくさん走ったりする要素はありません。長い距離を走ったり走り込みをするデメリットとして私が一番感じていたことは、長い距離を走るための身体の使い方を覚えてしまうことです。
例えば野球の練習の走り込みでよくあるのがポール間ダッシュがあります。ライトのポールからレフトのポールまでフェンスに沿って走ります。あの走り方は本当に野球に必要ない走り方ですし足を遅くしてしまう走り方になります。人間と言うのはあることを繰り返すとそれが身体に染みついてきます。
なので人間は練習を繰り返して技術を身につけようとするのですが、先ほどのポール間のような距離で走り込みをすると身体がその走り方に慣れます。ポール間走が身体に慣れるということは、長い時間力が出せるということになります。と言うことは自分の身体が無意識でペース配分をしているのです。
長く走るための身体の使い方を覚えてしまいます。よくポール間走でタイムを計りながら走り込みをしますがポール間のタイムが速くなっても短距離走が遅くなることがあります。野球と言う競技は100メートルも走ません。ランニングホームランの場合は100メートルぐらい走りますが、ランニングホームランもめったに出ないので、そう考えると常に走る距離と言うのは短くなります。
守備での1歩目、盗塁の1歩目というのはその瞬間にトップスピードにもっていくために一瞬で力を発揮する必要があります。しかし長距離やポール間走などどうでしょうか。最初の1歩はゆっくりスタートするのではないでしょうか。それから徐々にスピードを上げ途中でペース配分も考えます。盗塁のようなトップスピードで走ることは少ない、もしくはないと言っていいほど少ないです。
そういった野球の試合ではない走り方を繰り返し練習するとその走り方に慣れてしまい一瞬で力を出すことができず、速く走るための身体の動きを覚えることができないので私はあまりおススメはしていません。なので野球に関して言うと走り方の基本的な動きを覚えて、走り方を意識しやすい10メートル~30メートルの短いダッシュや地面を強く押す動きの筋力トレーニングをやった方がいいと思っています。
私は常に短い距離で一瞬で力を出すようなトレーニングや短ダッシュを取り入れていました。短い距離を走るにしても私が意識していたことは、先ほども言いましたが一瞬で力を出す、地面を押す力を最大限に発揮するために常に全力で走っていましたしトレーニングをしていました。だから走る本数も日によって違っていましたし走りこむと言っても5本から多くて10本ぐらいです。
それ以上走っても身体が疲れるので全力で走ることができませんし、特にスタートするときに手を抜いてしまいます。それだと練習する意味がなくなりますので本数を少なくしてでも集中して1歩目から全力で走る練習を繰り返す方がいいと思っています。
とはいっても私が長距離やポール間走を全くしなかったのかと言うとそんなことはありません。強制的に走らされたことは別として自主練習でポール間走を取り入れたことはあります。その目的はリフレッシュのためです。リズムよく走る目的で取り入れたり、身体のバランスを整えるために取り入れていました。それでも往復で2本から3本ぐらいで時間をかけてゆっくり走っていました。
今までのお話はあくまで私の経験と考えなのですが長い距離を走る、長く走る、たくさん走りこむというのは私はメリットをあまり感じたことがないので、私は野球と言う競技の特性を考えたら短いダッシュや筋力トレーニングの方がいいのかなと思います。
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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