こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増です。今回は「1塁ランナーでのリードの仕方」についてお話ししていきます。
1塁ランナーでリードをする際によく1塁と2塁を結んだライン上でしなさいと言われています。理由は後ろでリードをする方が大きくリードをしなければいけないからと言われています。私もそのように教わってきましたし、社会人野球選手になるまではライン上にリードをしていました。しかし、違和感と言うものがありました。ただ、その違和感が何なのか分かりませんでした。
しかし、社会人野球選手になって盗塁について研究していくとその違和感がハッキリ分かったのです。その違和感とは、ライン上でリードして牽制をされて1塁ベースに戻るとき(私は常に頭から還っていました)や盗塁のスタートを切るときの一歩目がほんの一瞬遅くなるのです。
頭では帰塁もしくはスタートと判断していても身体が反応してくれないのです。その原因は私の身体の構造の問題とリードする位置にあったのです。私の身体の構造は詳しくは書きませんがいわゆる股関節の使い方に問題があったのです。
ここで反復横跳びをイメージしてください。スポーツテストでもよく行う敏捷性を測定するテストです。真ん中のラインからスタートしてサイドのラインをまたぐいでまた真ん中のラインに戻ってくる。これを20秒間で何回だったか計るテストです。
この時にサイドのラインを小さいコーンにしまたぐのでなくタッチして真ん中に戻ってくる反復横跳びを想像してください。
実は私この反復横跳びが大の苦手なのです。股関節の使い方がよくわからないので測定数値も平均以下なのです。切り返し方がよくわからないと言うか、先ほどのリードの時のように一歩目が遅れるのです。
しかし、先輩からある方法を教えてもらったのです。その方法で反復横跳びをすると私の今までの測定数値よりはるかに良い数値が出たのです。(とは言ってもチームでも平均ぐらいになっただけですが・・・)
どんな方法をしたのかと言うと。コーンとコーンを結んだライン上に立つのでなくコーンとコーンを結んだライン上より後ろに立つのです。そしてコーンをタッチするときに真横に移動するのではなく斜め前に移動するのです。この方法が反復横跳びの測定に反則しているのか分かりませんが数値は伸びましたし、この方法で私は得ることができました。
実際にリードするときもライン上にリードするのでなく後ろでリードしたらもっと早く帰塁や盗塁のスタートができるのではないか?と思ったのです。そこからいろいろと試しながら練習をした結果、ライン上でリードするより少し後ろでリードした方が盗塁の成功率がかなりアップされたのです。今でもリードするときはライン上より後ろでリードしています。
今、リードをして帰塁やスタートが遅いと感じていたり、もっとスタートをよくしたいと思っているのであれば一度、後ろでリードして試してみるのも良いと思います。
それで自分に合えば取り入れればいいし、合わなければやめればいいだけのことです。いつも言っていますが自分に合ったやり方があるのでそれを見つけるためにいろいろと試す方がレベルアップの近道になります。
前回の草野球チームでの盗塁のやり方について監督が動画を撮ってくれていたので参考までに載せておきます。音声が小さいかもしれませんのでイヤホンで聞いた方が聞きやすいと思います。
盗塁のスタートの切り方について
それでは、今回は以上にします。
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この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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