こんにちは。野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「優越感を求めれば反対側の劣等感を強く感じる」というテーマでお話をしていきます。
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■優越感は終わりがない
優越感を持つということは「私は誰かと比べて優れている」と言う感覚を持っているということなんです。「誰かに勝った」「誰かより上にいる」という優越感はホルモン的に言うとアドレナリンとかドーパミンが出て興奮状態になっています。
確かに優越感と言うのは気持ちいいしそれを目的に努力をしている人もいます。私も前までは優越感を求めていました。だからこそ気づいたことがあります。それはどこまで行っても終わりがないということ、そして優越感を求める限り反対側にある劣等感を強く感じてしまうということです。
例えば試合で相手チームに勝ったとき優越感に浸ることができます。他の誰よりも自分はホームランを打っている、自分の方が上だと思えば優越感に浸ることができます。反対に試合に勝つことができない、相手に負けてしまうと劣等感を感じる。自分よりも相手の方がホームランもたくさん打てて試合で活躍していると劣等感を感じてしまうものなんです。
誰よりも上に行くことを求め頑張って努力をして一番になれた、そこで優越感に浸る。でも周りを見れば自分よりももっと上に行っている人がいる。その人を見て劣等感を感じる。また相手より上に行くために一生懸命に努力をする。これの繰り返しなんです。
■優越感を求める生き方は楽しさを失う
優越感を求めそして劣等感を感じる。これを繰り返していると自分では気づきませんが心が疲れてくるんです。ストレスがメチャクチャ溜まっていくんです。野球が楽しかったのに野球ではなく誰かとの比較、誰かより数字で上に行くことに意識が向いているので野球もそうですが毎日が楽しくなくなるんです。毎日プレッシャーがかかって苦しくなるんです。
私も野球をやっているとき、引退して営業の仕事をしているときは優越感を求めて頑張っていました。なぜなら誰かより上にいること、常に数字を出すこと、常に上を目指して頑張ることが当たり前とされそれが良いことだと教育されてきたからです。
誰かより上に行く生き方、誰かと競い合う生き方、常に上を目指して成長を求める生き方が心の底から楽しいと思え毎日が充実しているならそういった生き方もいいと思います。でも今の私はそういったことの繰り返しが嫌になってきたんです。
自分では気づかなかったですが私の心は疲れ切っていたんです。だから、あなたやあなたの子どもの心が疲れ切ってしまう前に気づいて欲しいんです。「誰かと比べて自分は優れている」という優越感を求める生き方は楽しさを失ったり幸せを感じられなくなるんです。
■他人と比べない生き方の方が楽しい
どうやったら野球を楽しむことができるのか、どうやったら自分は幸せだなと感じることができるのかと言うと「相手と比べない」「優劣をつけない」「数字を気にしない」そういうところに楽しさや幸せはあるんです。相手と比べることを手放したら純粋に野球を楽しめるようになるんです。
意識を相手に向けるのではなく自分に向けてあげるんです。そして今やっていること、今ここに意識を向けてあげるんです。そうやって意識を自分に向ける、意識を今やっていることに向けると不思議と心地よくなるし、純粋に楽しめるし、幸福感を味わえるようになるんです。
野球の試合は誰でも勝ちたいと思いますしヒットやホームランを打ちたい、活躍したいという思いがあります。でもそのことばかりに意識が向いていると楽しめないし試合が終わった後の充実感がなくなるんです。でも自分に意識を向けてあげる、今やっていることに意識を向けていると例え試合で負けてもヒットやホームランが打てなくても「野球は楽しいな」と充実感を味わうことができるんです。
今の子どもたちは本当は今を楽しむことができるんです。過去の音声でもお話しましたが優越感を求めるようになるのは大人の影響が大きいんです。子どもが劣等感を抱き野球が嫌になってしまう前に私たち大人が「誰かと比べる必要はない」「上を目指さなくてもいい」そういった価値観を伝えていければ野球を楽しく長く続けてくれるのではないでしょうか。
■まとめ
というわけで今回は「優越感を求めれば反対側の劣等感を強く感じる」というテーマでお話ししてきました。
優越感を持つということは「私は誰かと比べて優れている」と言う感覚を持っているということです。でも優越感を求めるということはどこまで行っても終わりがないということ、そして、優越感を求める限り反対側にある劣等感を強く感じてしまいます。
優越感を求めそして劣等感を感じる。これを繰り返していると自分では気づきませんが心が疲れてくるんです。野球が楽しかったのに野球ではなく誰かとの比較、誰かより数字で上に行くことに意識が向いているので野球もそうですが毎日が楽しくなくなるんです。毎日プレッシャーがかかって苦しくなるんです。
子どもに野球を楽しく長く続けてもらうために「相手と比べない」「優劣をつけない」「数字を気にしない」そういった価値観を伝えてあげてください。そして私たち自身も「相手と比べない」「優劣をつけない」「数字を気にしない」生き方ができれば幸福感を味わえる生き方になると思います。
それでは、今回は以上にします。
どうしても相手と比べて劣等感を感じると悩みの方【先着10名限定】zoomもしくはLINE電話で60分無料個別相談させていただきます。野球に対するお悩み、子どもの上達でお悩みの方は是非、お問い合わせください。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手(現役10年)
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。
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