義務感で潰される前に知っておきたい、子どもの心を守る指導の見極め方

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お子さんが家に帰ってきて、スポーツの話をするときの表情を思い出してみてください。キラキラした目で「今日こんなことができたよ!」と話していますか?それとも、なんだか疲れた様子で「今日も怒られた…」とつぶやいていませんか?スポーツを頑張る子どもを支えるママとして、我が子がスポーツを心から楽しめているかどうかは、とても気になるところですよね。

 

今日は、元野球選手の私自身の経験を通して、子どもがスポーツを「楽しむ」ことと「義務感でやる」ことの違い、そして親として知っておきたい指導の見極め方についてお話しします。、 コチラのstand.fmのアプリで ぜひお聞きください↓↓

 

■純粋にスポーツが楽しかった頃の記憶

 

私が野球を始めた頃を振り返ると、本当に純粋に野球が楽しかった時期がありました。上手くなることが楽しい、遠くに飛ばせることが楽しい、心の底から「こうしてみたい」「こうやってみたい」という思いから野球を楽しんでいました。この頃の私は、失敗を恐れることなく、新しいことにチャレンジしていました。ヒットが打てなくても、エラーをしても、「次はこうしてみよう」という前向きな気持ちで練習に取り組んでいたのです。

しかし、いつの頃からか「こうしたい」「こうやってみたい」という純粋な思いと、「こうしなければいけない」という義務感を同時に持つようになりました。この「こうしたい」という思いと「こうしなければいけない」という思いは全く別物で、大好きだった野球がいつしか大嫌いな野球へと変わっていったのです。

 

■義務感がスポーツから楽しさを奪う恐怖

 

大好きでやっていた野球がいつの間にか「義務感」で野球をやるようになっていました。義務感で野球をやっているというのは「勝たなければいけない」「こうしなければいけない」「監督の期待に応えなければいけない」「周りの期待に応えなくてはいけない」という考えで野球をやってしまうことです。

このような状態になると、純粋に野球を楽しめなくなります。プレー中も常に「失敗したらどうしよう」「怒られたらどうしよう」という不安が頭をよぎり、のびのびとプレーできなくなってしまうのです。

私の場合、この義務感が生まれた原因は、監督やコーチ、先輩にありました。私の頃の教育、指導というのは力で指導する、権力を使って教育をするという環境でした。指導者の言うとおりにやらなければ激しく怒られ、時には殴られたりもしました。先輩の理不尽な説教もありました。

そういった環境に長くいると「義務感」が生まれます。「失敗してはいけない」「先輩の機嫌を損ねてはいけない」「こうしなければいけない」「監督の言うとおりにしなければいけない」という考え方になっていくのです。

 

■力や権力による指導が子どもの未来に与える影響

 

そういった環境で育った私は、いつしか「他人の目」「他者の評価」「義務感」を持ちながら生きるようになりました。監督に怒られないように野球をすることばかり考えていました。だから勝つことより、自分がヒットを打つことより、監督に怒られなかった方がホッとするのです。この影響は野球だけにとどまりませんでした。

 

大人になり社会に出ても「上司に怒られないように」とか「こうしなければいけない」など、本来楽しむことよりも義務感や上司などから怒られないような行動をしてしまうようになったのです。そうなると挑戦することもできなくなり、どんどん楽しさがなくなってしまいます。

 

力を使って指導をしたり怒ったり叱ったりする指導によって何が問題なのかというと、周りの意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸に行動する力をなくしてしまうことです。自分が「やりたい」ではなく「やらなければいけない」という考えを植え付けてしまうのです。

特に子どもの時にこういった力を使った指導、怒ったり叱ったりする教育というのは「怖い」「怒られたくない」という恐怖から大人の言うことは聞きますが、そういった環境に長く居続けるとその子どもが大人になったときに自分で考えて行動できなくなり、すべてが義務感で行動するようになってしまいます。

一方的に「こうしろ」「これをやれ」と言われると恐怖から言うことは聞きますが、それと同時に楽しさを失っていき、やがてやらされるスポーツが嫌になってスポーツを辞めていくことになります。昔の指導はそれでもよかったかもしれませんが、今の子どもたちにはそのような指導は通用しませんし、子どもの将来を考えるのであれば私はおススメしません。

 

■ママができる「子どもの心を守る」関わり方

 

では、スポーツを頑張る子どもを支えるママとして、どのような関わり方をすれば良いのでしょうか?子どもにも自分のやりたいことはあります。「こうしてみたい」「これがやってみたい」という思いを聞いてあげて、それをどうやったらできるのかを一緒に考えることが大切です。子どものやりたいことや、やっていることに評価をせず、それをやらせることが長い目で見たときに良いと思います。

お子さんが家に帰ってきたときに「今日の練習はどうだった?」と聞くのではなく、「今日楽しかったことは何?」と聞いてみてください。結果や成果ではなく、お子さんの気持ちや体験に焦点を当てることで、スポーツの楽しさを一緒に共有できます。

また、指導者の指導方法についても気を配ってみてください。お子さんが萎縮している様子や、スポーツに対して消極的になっている様子が見られたら、それは指導方法に問題があるサインかもしれません。

 

スポーツをやっている子どもの多くが甲子園に行ったりプロ選手になれるわけではありませんが、スポーツをやらない人生を選んだときにも、スポーツで怒られながら育った経験が人生をプラスにすることはほとんどないと私は思っています。だからこそ、子どものときには怒ったりせずに子どものやりたいことを楽しくやらせるというのが良いと私は思います。

 

■一人で悩まないで

 

お子さんのスポーツに対する関わり方について、一人で悩んでいませんか?「これで良いのかな」「もっと他に方法があるのかな」という不安を抱えながら、毎日お子さんを見守っているママも多いのではないでしょうか。

 

私自身の経験と、これまで多くのスポーツキッズとその保護者の方々と関わってきた中で感じるのは、一人一人の子どもに合った関わり方は違うということです。お子さんの性格、スポーツへの取り組み方、今置かれている環境によって、最適なサポート方法は変わってきます。

 

「うちの子の場合はどうしたら良いの?」「この指導者の下で大丈夫?」「子どもの気持ちを聞き出すにはどうしたら良い?」など、お子さんの具体的な状況に合わせたアドバイスが欲しいママのために、個別相談の機会をご用意しています。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ):ママの不安に寄り添う心のサポーター

 

元社会人野球選手として10年間現役を続け、都市対抗野球全国大会優勝などの経験を積みました。現在は「頑張るスポーツキッズを支えるママ」の立場に立って、皆さんの心に寄り添いたいと思っています。子どもの成長への不安、チーム内での人間関係、他の保護者との付き合い方など、スポーツキッズママならではの悩みに、選手時代の経験を通じて寄り添います。

 

一緒に、お子さんの成長を見守りながら、ママ自身も笑顔でいられる毎日を作っていきましょう!

 


■親子で輝く!スポーツから学ぶ人生変革メッセージを配信しています。


このような子どもの心を守るための具体的な関わり方やサポート方法を、Instagramでも定期的に発信しています。スポーツキッズママの日常で使える実践的なアドバイスや、お子さんの変化を見逃さないためのチェックポイントなど、忙しい毎日の中でも手軽に読める内容をお届けしています。お子さんの笑顔を守るためのヒントを見逃したくない方は、ぜひInstagramもフォローしてくださいね。毎日のちょっとした関わり方の積み重ねが、お子さんのスポーツに対する気持ちを大きく変えていきます。

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