こんにちは。
野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。
今回、お話しする内容は
あなたを苦しめているのは諦めない執着からきている
私たちは人生において人間関係、お金、仕事などさまざまなことで悩みながら生きています。
野球をやっていればヒットが打てない
レギュラーになれない
上手くならないなど
努力が報われない悩みを抱えながら生きています。
ですが！！
このような私たちが抱える悩みの多くは自分でも気づかない執着が根本的な原因になっています。
執着というのは特定の人やモノ、状況などに心がとらわれてしまい手放すことができない心理状態のことを言います。
自分自身では執着していないと思っていてもイライラや不安や心配、焦り、怒りなどの感情が出てくるということは
何かに執着しているということです！
執着と言うのは手放そうと思っても簡単に手放せない難しい感情とも言えます。
執着を手放すためには自分自身と向き合い時には向き合いたくないこと
受け入れたくないことを向き合ったり受け入れたりすることが必要だからこそ執着にとらわれたまま悩んだり苦しんだりします。
執着を手放すことで人間関係や仕事、人生を前向きに考えられるようになり
楽に生きることができ本当の幸せに気付くことができる
と言うお話をしていきます。
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お金を稼ぎたい！
周りから認められるような成果を出したい！
試合でホームランが打ちたい！
1番になりたい！
人生を良くしたい！
というように人間は誰でも「こんな風になりたい」と言う願望を持っています。
そしてこの願望が生きるエネルギーを生み出しています。
ところが！！
願望と現実がうまくかみ合わないと
成果を出したいのに・・・
頑張って努力をしても疲れるだけで成果が出ない・・・
過去の栄光にしがみついてその栄光が忘れられなくて上手くいかない・・・
と人生が上手くいかない心が満たされない気持ちでいっぱいになってしまいます。
心が満たされないという感情でどれだけ頑張っても、どれだけ努力をしても全然、上手くいかず
もがけばもがくほどイライラしたり、怒ったり、悲しんだり、苦しんだりして心が余計に疲れてしまいます。
こんなにイライラしたり苦しくて生きづらさを感じる背景には執着があるからです。
人や物事に執着するは一見、諦めない気持ちにも見えるので悪いことではないと思うかもしれませんが
執着することも諦めないことも同じように捉えることができます。
大事なのはあなたの感情です。
人に対してや物事に対してネガティブな感情なのかポジティブな感情なのかこの違いが大事になります。
例えば、野球が大好きで野球を始めたとします。
この場合は「楽しい」「大好き」というポジティブな感情で野球に取り組むことができます。
例え試合でヒットが打てなくても、試合に出れなくても野球が楽しいから練習しよう
バットを振ることが楽しいからバットを振ろう
という「楽しい」「大好き」「ワクワク」と言う感情になります。
一方、執着というのは
「絶対にホームランが打ちたい」
「絶対に勝ちたい」
「1番がいい」
「レギュラーの座を奪われたくない」
「絶対に手に入れたい」
「手放したくない」
と言う思いはやがて恐れや不安、心配、焦り、悲しみや苦しみなどのネガティブな感情に支配されてしまいます。
なぜ執着するとネガティブな感情になるのかと言うと選択肢がなくなってしまうからです。
例えば、私の経験をお話します。
現役時代私はベストナインに選ばれたことがあります。しかし翌年の成績は急激に低下しました。
その理由はベストナインに選ばれたことでそれ以上の成績を出さなければいけない
評価を下げたくないというネガティブな感情に支配されていたからです。
自分のできることをやればいいと分かっているのに
ベストナイン以上の成績を出さないといけないと思い込んでいた私は何をすればいいのか分からなくなっていました。
このときの私はベストナイン以上の成績以外の選択肢がなかったからです。
本来なら、ベストナインに選ばれた後でも自分のやることに集中すればある程度、成果は出せますし
例えベストナイン以下の成績でも大きく評価を下げることはありません。
ですがベストナインや自分の評価に執着していると野球をするときの行動や判断などがいつまでも「ベストナイン」に設定されてしまいます。
「ベストナイン以上の成績を出したい」と言う気持ちは一見すると前向きに聞こえますが
実はベストナイン以上の成績を出さないと評価されない
レギュラーから外されてしまうという
不安や焦り、恐れと言ったネガティブな感情が隠されているのです。
つまり！
ベストナイン以上の成績への執着しか選択肢を持てなくなっているためベストナイン以上の成績への執着しか選択肢が存在せず
他にもある行動が見えなくなり何をすればいいのか分からなくなっていたのです。
このように不安や心配、焦りや恐れ、イライラなどのネガティブな感情を抱いているのが執着しているということです。
そして執着はチャンスを逃します。
執着は選択肢を無くしそれ以外の選択肢を見えなくします。
執着が強ければ強くなるほどあなたは周りが見えなくなり
結果としてあなたの人生を変えるチャンスがどれだけ目の前に現れてもそのチャンスに気づかず逃し続けてしまいます。
1番じゃないとダメ！！
レギュラーじゃないとダメ！！
これじゃないとダメ！！
こうじゃないとダメ！！
と執着していると
本当は1番になるための情報が目の前にあっても
本当はレギュラーになるためのチャンスがあったとしても
あなたが良い方向に変化したいと望んでいるのに執着がそれを邪魔しているんです。
物事に執着して前に進めないでいるといつまで経っても苦しくてツライ、ネガティブな感情を抱えたまま生きていかなければならず
チャンスを逃し続けてしまうというのが執着の怖さでもあります。
そして、選択肢がなくなるということはあなたの行動が1つの選択肢しか選べなくなります。
選択肢がなくなればなくなるほど心に余裕もなくなってきます。
心に余裕がなくなれば現実を変えたくても変えられない
現実が変わらないという未来を引き寄せてしまいます。
評価が下がったらどうしよう・・・
失ったらどうしよう・・・
という恐怖や不安などのネガティブな感情を持っていれば
この現実はあなたが感じたことが現実になるのでいつまでも恐怖や不安などのネガティブな感情を抱く未来を引き寄せてしまいます。
ネガティブな感情を毎日抱いていれば幸福感を味わうことはできません。
あなたが本当に幸せになりたい！
幸福感を味わいたい！
望む未来を引き寄せたいのであれば執着を手放す必要があります。
もしかしたら手放すことで一時的に苦痛を感じたり喪失感を味わうかもしれませんが
執着を手放すことで今よりもずっと楽になり幸せを感じられる
どんな結果になろうとも楽しいと思える心の余裕が戻ってくるんです。
人生で本当に重要なのは！
あなたが望むものが手に入らなくても
夢や目標が叶わなくても
どんな結果になっても
「幸せだな」「楽しいな」と幸福感を味わいながら生きることだと私は思っています。
そのためには執着を手放すことなんです。
ではどうすれば執着を手放すことができるのか執着を手放すときの感情の処理などについてお話をします。
まず、執着している人や物事を手放すだけでは根本的な執着の手放しはできません。
なぜなら執着を掘り下げていけばそこには不安や心配、焦りや恐れなどの感情があるからです。
実は執着と言うのは人やモノ、物事に対して執着しているのではなく
自分の感情に対して執着しているのです。
例えばまた私のお話をしますが
草野球をやっているときチームが優勝、4冠王を取る、最低でもホームラン王を取るということに執着していました。
結果や名誉に執着しているように思えますが
本当に執着しているのは優勝でも4冠王でもホームラン王でもありません。
私の執着を掘り下げていくとそこには
「打てなかったら周りからどう思われるのか」
「大した人ではないと思われたら嫌だ」
という強い不安や恐怖から結果や名誉に執着をしていたんです。
人や物事の執着は人間の強い感情が引き起こしているのです。
そのため執着している人や物事を遠ざけても執着の原因となる感情が残っていては執着を手放すことはできません。
執着を手放して本当に幸せな生き方をしたいのであれば、まずは
なぜ自分は執着しているのか？
執着をしている感情は何なのか？
と言うことを掘り下げていくことが大事になります。
人の感情はいろいろありますがほとんどの場合執着の感情は恐れや不安です。
私のように周りの評価が下がってしまうという恐れから結果に執着してしまう
将来への不安からお金に執着してしまう
孤独になる恐れから人に執着してしまう
仕事やチームでの立場を失う恐れから今の場所に執着してしまう。
このように執着の背景にある感情はいろいろあります。
だから「執着を手放せばいい」と言う簡単なことではありません。
しっかりと自分の執着に気づきそれを掘り下げていきます。そしてその感情を素直に認めてください。
私もそうでしたが最初はこの感情を認めることができません。
でも執着に気づき掘り下げていく作業を繰り返していくと自然と受け入れることができるようになるし
受け入れることができれば今まで「これしない」と思っていた選択肢の数が増えていきます。
選択肢が増えれば「これに執着しなくてもこっちの道もあるか」と自然と執着を手放すことができるようになります。
自分が何に執着して、その執着の下にある感情に気付く方法については
過去の配信の「あなたの執着は名詞や数字にこだわっていないか」と言う配信で詳しくお話していますのでそちらを参考にしてみてください。
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そして、さらに執着を手放すためには自分の感情を優先にしていきます。
自分の感情を優先的に考えるうえで重要なことは自分軸で生きることと自己肯定感を上げることです。
しかし、自分が何に執着して執着の下にある感情に気づき認めることをしないと
自分軸で生きても自己肯定感を上げても執着は手放せません。
なのでまずは自分が何に執着してその執着の下にある感情に気付くことから始めてみてください。
また、自分軸で生きる方法、自己肯定感を上げる方法については
会員サイト「オキシゲの部室」の方で詳しくお話していますので気になる方は概要欄にURLを貼っておきますのでチェックしてみてください。
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というわけで今回は「あなたを苦しめているのは諦めない執着からきている」というテーマでお話ししてきました。
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それでは、今回は以上にします。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸（おきますしげのぶ）
野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手（現役10年）
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
子どもの野球技術向上はもちろん、上手くいくための考え方、幸せや豊かになるコツを知って欲しいという思いで情報配信しています。
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