こんにちは。
野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。
今回、お話しする内容は
あなたの執着は名詞や数字にこだわっていないか？
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私はよく執着を手放しましょう！というお話をします。
私も昔はそうでしたが執着と言うのは自分自身ではなかなか氣づかないものです。
執着を手放しましょうと言われても何が本当の望みで、何が執着なのか分かりませんでした。
そんなとき本当の望みと執着を見分ける方法を教えてもらいました。
それは、感情や体験ではなく名詞や数字にこだわっているときは執着と言うことです。
たとえば
レギュラーにならないと野球をやっている意味がない
年収1000万円以上じゃないと幸せになれない
成績が1番じゃないと勉強した意味がない
希望の高校、希望の大学に入れなかったら人生終わり
1番にならないと自分が許せない
子どものテストの点数がよくないと褒められない
今の仕事で成績を上げて地位を上げる
と、このようにこだわっている対象はありませんか？
なぜ、レギュラーにならないと野球をやっている意味がないのでしょうか？
なぜ、年収1000万円以上じゃないと幸せになれないのでしょうか？
なぜ、テストの点数が良くないと子どもを褒めてあげられないのでしょうか？
このようにあなたが今こだわっているものを掘り下げてみてください。
なぜ、あなたはそれにこだわっているのでしょうか？
なぜ、それがいいのでしょうか？
なぜ、そうしたいのでしょうか？
1回や2回掘り下げただけでは「そういうことか」ということに氣付けませんが
何回も何回も掘り下げると突然「あっそうだったのか」ということに氣付きます。
私の過去の経験をお話します。
私は今の仕事をする前は保険の営業をしていました。
当時の私のこだわりや執着は「保険の営業で年収1200万円」でした。
なぜ1200万円かというと保険業界では年収1200万になると一流の営業マンと認められて表彰されます。
多くの保険営業マンは表彰されることを目指して頑張ります。だから一流と認められるから1200万円を目指すのです。
そして、1200万円稼ぐことでパートナーに恩返しもできるし、欲しいものも買えるし、旅行にも行けるからという理由で1200万円にこだわりました。
保険の営業で1200万円稼ぐことで周りから認められ、パートナーに恩返しができ、好きなこともできる
それができてこそ本当の自分になれる、自分のことを認めることができる。そう思っていました。
ですが、全く上手くいきませんでした。
そしてお金を稼ぐために私はカウンセラーの方に相談に行きました。
カウンセラーと言ってもビジネス専門のカウンセラーではなく精神カウンセラーの方に相談をしたんです。
そこで先ほどお話した「あなたのこだわりや執着を掘り下げてみましょう」というアドバイスをもらいました。
そのときカウンセラーの方は私に「保険の営業では稼げないし、保険の営業は向いていない」といきなり言われました。
執着の塊だった私は「そんなことはない」という反応になります。
今となれば当たり前と言えば当たり前ですが、当時の私は「抵抗」していました。
実はこの抵抗こそが「執着」だったのです。
そして抵抗がありながらも私はそのカウンセラーの誘導で執着やこだわりを掘り下げていきました。
当然ですが1回や2回では深いところまでは掘り下げることはできません。
それを何日も何日も繰り返し掘り下げていきました。
そうするとある日突然、本当にある日当然なんですが「保険の営業やめよう！」となったんです。
そして次の日に会社に「この仕事辞めます」と言いに行きました。
私は本当に望んでいたことは「保険の営業で年収1200万円」ではなかったんです。
だからカウンセラーの方は私に「保険の営業では稼げないし、保険の営業は向いていない」と言ったのです。
私の本当の望みはパートナーと「嬉しい」「楽しい」「やったー」「おめでとう」「すごい」という喜びの感情を一緒に味わうことなんです。
この感情を味わうことが私の喜びでもあるし本当の望みなんです。
詳しくお話すると長くなるので簡単にお伝えしますが
喜びの感情を味わうことが本当の望みなので別に保険の営業で年収1200万円稼がなくても他の方法で叶えることはできるんです。
例えばパートナーと好きな場所に行って楽しい時間を過ごすことが叶えたいことだったとします。
保険の営業のときは年収1200万円稼いで海外に旅行に行くことが楽しい時間だと思っていましたし
高級なホテルで豪華な食事をすることが楽しい時間だと思っていました。
でも、楽しい時間を過ごすには海外に旅行に行くことだけではないし高級なホテルに行くことだけでも、豪華な食事をするだけでもありません。
お弁当を作って近くの公園に行って食べることも楽しい時間を過ごせますし海や山に行って散歩に行くことでも楽しい時間を過ごせます。
豪華なホテルに宿泊しなくても車中泊でもワクワクを楽しめることはできます。
そしてなによりこれは年収1200万円稼がなくてもできることです。
年収1200万円という執着を掘り下げていくと執着から来る望みなのか、本当に望むことなのかが分かるようになります。
私はこのことに氣付いたので「保険の営業をやめよう！」となり
お弁当を作って近くの公園で食べたり、海や山にお出かけに行ったり、車中泊をして楽しい時間を過ごしました。
このように自分が執着してるもの、とくに名詞や数字にこだわっていることを掘り下げていくと本当に自分が望むことが見えてきます。
なぜ、名詞や数字に執着をするのか
それは私たちの魂はいつも「感情を味わいたい」からなのです。
どんな感情であれその感情を味わうことが本来、私たちの魂の望みなのです。
だから私のように「パートナーと一緒に喜び、楽しい時間を過ごす」ことが本当の望みであれば、保険営業で年収1200万円稼ぐ私である必要はないのです。
もちろん保険の営業が好きで好きでたまらない、年収1200万稼ぐまでの過程が楽しいなどの理由であれば執着ではありません。
つまり、私たちの魂が味わいたい感情はいつも自分の内側で起こることなので、極論ですが外側で起こる出来事は何だっていいんです。
そこに執着しなくても他にも方法はあるはずなんです。
保険営業にこだわらなくてもいいんです。
野球にこだわらなくてもいいんです。
結果にこだわらなくてもいいんです。
なので自分自身で
「何のためにそれに執着しているんだろう」
「何でそれがしたいんだろう」
「なぜこれにこだわっているのか」
と掘り下げてから「他の方法でもできることはないか？」と問いかけてみてください。
そのときにすぐに「他の方法はない」と思えた人は執着になっている可能性が高いと言えます。
自分が今、執着していること、こだわっていることを掘り下げて本当に望んでいることに氣付いてください。
というわけで今回は「あなたの執着は名詞や数字にこだわっていないか？」というテーマでお話ししてきました。
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それでは、今回は以上にします。
この記事を書いたのはこんな人
沖増茂伸（おきますしげのぶ）
野球専門カウンセラー
◆元社会人野球選手（現役10年）
◆都市対抗野球全国大会優勝
◆東海地区ベストナイン受賞
◆ベーブルース杯大会首位打者
◆東海地区春季大会首位打者
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