こんにちは。
野球カウンセラーの沖増です。
先日のラジオ配信で話した内容をブログに書きました。
音声で聞きたい方は、コチラのstand.fmのアプリでぜひお聞きください↓↓
今回は「戦わない、争わないで分かり合っていくこと」というテーマでお話をしていきます。
私が受けてきた教育というのは「競うこと、比べること、争うこと」を教え込まれてきました。
特に野球はレギュラーになれる人数も決まっていますしポジションにはライバルがいます。
だからいつも「あいつには負けるな」「あいつより結果を出せ」と言われてきました。
営業の仕事をしているときも同じように「あいつよりいい数字を出せ」と言われ続けてきました。
誰かと競って、比べて、争うことで人より抜き出てはじめて
「偉い」「素晴らしい」「やればできる」と評価され
それが当たり前なんだという価値観で生きてきました。
スポーツや仕事に限らず学校教育もそんな感じでした。
テストの点で通知票のランクが決まり私は決まって１か２でした。
5や4をとる生徒が「優秀」でそれ以外は「落ちこぼれ」と呼ばれ常に上のランクを目指し競争し合うことを教えられてきました。
だから今までの私の価値観というのは幸せというのは誰かと競うこと、比べること、争うことで手に入る。
人より上に行って勝ち続けることで人から評価される、自分のことを好きになれる、幸せになれると思い込んでいました。
とくにプロ野球選手を夢見ていた頃や営業でとにかく稼ぎたいと思っていた頃というのは
勝つことが正しく勝つために努力をしない人間はダメな人間で
数字が低いと落ちこぼれで結果を出さないと価値がなく
負けることは誰からも評価されないとさえ思っていました。
しかし人間の価値というのは勉強や仕事ができるとか数字だけで判断できるような単純なモノではなく
人それぞれ素晴らしい個性や存在価値を見つけることができます。
私は他人をそして自分を結果や数字でしか判断していなかったのです。
人と競うこと比べること争うことが好きな人はそのような生き方でもいいと思いますが競争や比較にはキリがありません。
上には上がいるのでいつまでたっても心が満たされることはなく、求めても求めても手に入らない苦しさを味わってしまいます。
今までは「勝ち負け」「成功と失敗」「善い悪い」「敵と味方」「幸せ不幸」のどちらかという教育を受けてきました。
しかしこのような現象というのはどちらかに分けることはできないと思っています。
例えば「負け」という現象を見ても違う方向から見たら「原因が分かって善い負けだった」という現象に変えることができますし
「あの時の「負け」があったから勝つことができた」というように時間が経てば現象が変わってしまうこともあります。
失敗も時間が経てば成功に変えることができますし不幸も見方を変えれば幸せに変えることもできます。
だからすべてのことを「勝つか負けるか」「成功か失敗か」というように分けて考えるのではなく
「勝ち負け」「失敗と成功」「善い悪い」「敵と味方」「幸せ不幸」をハッキリ分けて考えない方が楽になれるし心も満たされるのではないでしょうか。
正しいか正しくないかを言い争うよりも心穏やかにお互いに分かり合って
お互いの価値観を認め合う生き方を選んだ方がもっとみんなが平和に生きていけるのではないでしょうか。
日本はもともと「和」を大切にする文化があると思います。
「和」というのは穏やか、のどか、緩やか、あたたかという意味がありお互いを受け入れ戦わない争わないことです。
「和」の心をもって人生を生きたいものです。
というわけで今回は「戦わない、争わないで分かり合っていくこと」というテーマでお話ししてきました。
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