こんにちは。
野球カウンセラーの沖増です。
今回は「ガニ股スイングすること」についてお話ししていきます。
私が小学生や中学生の頃のよく言われたバッティングフォームで
スイングするときは軸足の膝から動かして内側に捻るとか
軸足の内ももで股間をひねりつぶすように動かせとか
軸足の内ももを前足の内ももにぶつけるように、とよく言われました。
そして過去の動画でも言いましたが、軸足のつま先は正面に向けて構える
前足のつま先は開かないように正面に向ける。このように言われてきました。
なぜ、このようなことを言うのか、このように動かす意味は何なのか?と考えたときに内転筋、内ももの筋肉を使ってスイングをすることだと思います。
よく、内転筋を使って打てとか、内転筋を絞って打てと言われてきましたし、多くの選手もこのように内転筋を使って打てと言われたのではないでしょうか?
実際に内転筋、内ももの筋肉は大きな筋肉なので大きな力を発揮します。
バッティングで力強くスイングしたり、ヘッドスピードを加速させるためには内転筋、内ももの筋肉を使う動きはとても重要になってきます。
しかし、このように内ももで股間をひねりつぶすような動きや膝を内側に捻るような動きはバッティング動作の中にありませんし
例えこのように動かしたとしても内転筋、内ももの筋肉は使われず大きな力は出せません。
打ち終わった後にこのような形になることもありますが
打つ前にこのように軸足の股関節を使うことはありません。
本当に内転筋、内ももを使うのであれば地面を後ろに蹴る動き地面をしっかり押す動きなどが大切になります。
地面を蹴る動きについてはこちらのどうがで詳しく説明しています↓↓
バッティングで飛距離を伸ばすために必要な3つの動作
もっと分かりやすく言うとつま先と膝の向きを正面に向けてスクワットをするのと
つま先と膝の向きを外側に向けて同じようにスクワットをするのでは
スクワットの動きをする時に使われる筋肉は違います。
つま先と膝を正面に向けてスクワットの動きをする時は、前モモやお尻などの筋肉を使います。
つま先と膝の向きを外側に向けてスクワットの動きをすると内転筋、モモの内側やお尻の筋肉を使います。
このように内ももや膝が開いている状態から閉じる動きをすると内転筋、内ももの筋肉を使う動きになります。
このように開いていモモや膝を閉じると身体の重心は上に上がっていきます。
内転筋、内ももを使って地面をしっかり押すことによって、重心が持ちあがりインパクトでヘッドが加速されます。
この重心が持ち上がってヘッドスピードが加速されるというのはコチラの動画で詳しく説明しています↓↓
バッティングで飛距離を伸ばすために必要な3つの動作
ということは、内転筋、内ももの筋肉や力を使うためにはつま先も膝も外に向けた方が力は発揮しやすくなると私は思っています。
しかし、実際にこのようにガニ股でスイングをするのかと言うとこれもまた違います。
なぜかと言うと、スイングしてボールを強くはじき返すためにはねじれや回転の力を生む必要があるからです。
実際に内転筋、内ももを使って身体の重心を上げてもこれでは打てません。しっかりと骨盤を後ろに引く動きが必要にあります。
軸足のつま先、膝はやや外側にする。前足のつま先膝はピッチャー方向。腰を少し開いた状態にする。
この態勢から重心を落とします。この状態から内転筋、内ももを使ってモモを閉めていく動きを入れてスイングをします。
内ももと内ももを近づけるような筋肉の動かし方をすれば内転筋、内ももを使ったスイングができますし、内転筋、内ももを使っていることが分ると思います。
このように最初は大げさにやって内転筋、内ももを使う感覚を確かめます。
使っている感覚が分ってきたら少しづつ動きを小さくして言ってもいいですし、筋肉を動かしやすいのであればそのまま打ってもいいと私は思います。
実際に私は軸足のつま先と膝は開いていますし、ステップした時につま先や膝は開いています。
というわけで今回は「ガニ股スイングすること」についてお伝えしました。
バッティング動作において、私は軸足をこのように動かす動作はないと思っていますし
このような動きをしても大きな筋肉を使えないので大きな力も発揮できないと思っています。
内転筋、内ももの筋肉を使って打ちたい大きな力を使って打ちたいと思うのであればガニ股でスイングをすることをぜひ一度試してみてください。
今回の内容を動画で観たい方はコチラの動画を参考にしてみてください↓↓
バッティングで飛距離を伸ばしたいなら内転筋と大臀筋を使ってスイングしよう
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