バッティング理論を実践しているが打てない!なぜ?「心技体のバランス」が大事

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こんにちは。

 

思い込みを変えて子どもと野球に楽に向き合えるメッセージをお伝えしています。

 

野球専門カウンセラーの沖増茂伸です。

 

今回もお悩み相談にお答えしていきます。

 

今回のお悩み相談は

 

「バッティング理論を勉強して練習していますが打てるようになりません。何が足りないのでしょうか」

 

というお悩み相談にお答えしていきます。

 

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頂いた相談内容を詳しく紹介します。

 

現在、息子は高校2年生です。

 

身体も大きく将来的にはホームランバッターになってもらいたいと考えホームランを打つための有名な方のバッティング理論を私と息子で勉強しています。

 

私は勉強することや学ぶことが大好きなのでバッティング理論についてとことん勉強をしています。

 

なので息子にはある程度のバッティング理論を教えることもできますし、その理論に近いフォームも身についてきました。

 

素振りやティーバッティングでは思い通りのスイングができるのですが試合になると打球が飛びません。

 

私も息子も徹底してその理論の一つ一つを確認しながら「ああでもない」「こうでもない」と話し合いながらバッティング理論に近づけようとしています。

 

しかしバッティング理論通りのスイングをしているのですが飛びません。

 

私がいいと思っている理論が間違っているのでしょうか?

 

それとも違うバッティング理論の方がいいのでしょうか?

 

何が足りないのか分からず相談させていただきました。

 

という相談内容です。

 

私もこういった経験を野球だけでなく普段の生活や仕事などでも同じような経験をしたことがあるのでよくわかります。

 

私も学ぶことが好きですし一つのことをより詳しく、より深く理解しようとすることが楽しいので徹底的に学ぼうとします。

 

しかし深く学べば学ぶほど楽しくなるのですがときに!迷宮入りしてしまうことがあります。

 

深く学びすぎて「一体私は何のためにこのことを学んでいるのか」ということを忘れてしまいます。

 

なので今一度、なぜそのバッティング理論を学ぼうとしているのか?ということを思い出してください。

 

そうすれば答えというものは出てきます。

 

おそらく質問いただいた方だけでなく多くの人がこの目的を忘れてしまっています。

 

今回、質問をいただいた方を例にすると目的は

 

「ホームランを打てる選手になること」であって有名な方のバッティング理論を完璧に身につけることではないはずです。

 

これは多くの人にも当てはまります。

 

ホームランを打てる理論、150キロ投げられる理論、足が速くなる理論いろいろありますがそれらが全て間違っているわけではありません。

 

とても素晴らしい理論もたくさんあります。

 

しかしその理論が身についたとして!

 

ホームランが打てるようになったとして!

 

150キロ投げられるようになったとして!

 

足が速くなったとして!

 

実際の試合で活かされるでしょうか?

 

試合で活躍できるでしょうか?

 

私の経験で言うと活躍はできないでしょう。

 

それどころかレギュラーにもなれないかもしれません。

 

今回、質問をいただいた方の回答にもつながりますが試合で活躍するためには

 

レギュラーになるためにはバランスが大事になります。

 

野球は「心技体」とも言われますが「心技体」もバランスよく鍛えていかないと試合では活かされません。

 

バッティングで言うと理論をいくら学んでも、いくら有名な理論を身につけてもバッティングというのはピッチャーがいてボールを投げてきます。

 

ピッチャーが投げるボールに対応することができなければどんなにいいスイングを身につけていてもホームランどころかバットにも当てることができません。

 

だからバッティングフォームを身につけることも大事ですが

 

それと同じぐらい前から来るボールに対応する練習

 

ピッチャーが投げるボールを見る練習が必要になります。

 

バッティングセンターでいつもより速いボールに対応できるのかを確認する練習もいいですし

 

ブルペンのバッターボックスに立って実際にピッチャーが投げるボールにタイミングを合わせる練習なども必要になってきます。

 

もしかしたら試合の打席で緊張したり迷いや不安があるのかもしれません。

 

そういった部分も変えていかないといくらスイングが良くても試合では打つことができません。

 

すべてはバランスです。

 

どちらかに偏り過ぎていると上手くいきません。

 

これは逆も同じです。

 

いくら打席で緊張もせず迷いもなく打席に立てたとしても打てるためのスイング身についていないと打つことはできません。

 

なので試合で打てなかったからと言って

 

バッティングフォームが悪かった!

 

思うようなスイングができなかった!

 

だからバッティングフォームを見直そう!

 

と考えるのではなく。

 

バッティングフォームは悪くない!

 

じゃ他に何が問題なのか?

 

タイミングの取り方なのか?

 

速いボールに対応できていないのか?

 

精神的なことなのか?

 

ということを心技体バランスよく考えてみてください。

 

細かいことを言えば心もバランスです。

 

「ガンガンいこうぜ」という攻撃型になる気持ちも大事ですが

 

「いのちだいじに」という冷静に守備型な気持ちも大事です。

 

身体もバランスです。

 

鍛えることも大切ですし休ませることも大事になります。

 

鍛えることに偏り過ぎてしまうと身体を壊してしまいますが休み過ぎも基礎体力、基礎筋肉が衰えてしまいます。

 

だから自分の身体をしっかり把握しバランスよく考える必要があります。

 

すべてにおいてバランスよく鍛えそして考えていく必要があります。

 

ここで私の失敗談と言いますか経験談をお話しします。

 

私はホームランより足をとにかく速くしたかったので足が速くなるための勉強や練習をしてきました。

 

その結果50mを5秒8で走れるぐらい速くなりました。

 

50mを5秒8で走れるのは社会人野球選手の中でもトップクラスです。

 

そんな私がレギュラーで活躍できたのか!盗塁の数を増やし盗塁成功率を100%に近い数字を出すことができたのかというと

 

答えは「できなかった」です。

 

むしろレギュラーになることもできず代走で出ても牽制でアウトになったり

 

盗塁してもアウトになる確率の方が高かったぐらいです。

 

守備範囲も広かったかというと足が速い割には守備範囲は狭かったです。

 

なぜレギュラーにもなれず足が速いのにも関わらず盗塁は失敗ばかりで守備範囲も狭かったのか!

 

それはとにかく足を速くするための練習しかしなかったからです。

 

足を速くすためのフォームを研究し足が速くなるためのトレーニングばかり追い求めていたので

 

確かに足は速くなりましたし直線的な速さでは誰にも負けませんでした。

 

しかし試合で活かされるための練習をしなかったので私より足の遅い選手がレギュラーで活躍し盗塁もどんどん成功させていました。

 

私に足りなかったのは盗塁成功率を上げるための勉強や練習

 

打球判断をよくするための練習

 

守備範囲を広くする勉強、練習が足りなかったのです。

 

この守備範囲を広くする方法など具体的なことについては

 

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私は足を速くすることにバランスが偏っていたのです。

 

足を速くするフォームや筋力は十分にあるのでそれを試合で活かすための方法や練習が足りなかったのです。

 

おそらく今回質問をいただいた方もバッティングフォームはすでに出来上がっていると思います。

 

あまり完璧を求めるのではなくある程度、出来上がってきたら今度はそのフォームで

 

実際に前から来るボールに対応できるのか

 

ピッチャーが投げてきた速い球に対応できるのか

 

ということに考え方を変えた方が心技体のバランスは良くなります。

 

バランスを考えながらより実戦に近い練習を取り入れた方がいいと思います。

 

このことは多くの人にも当てはまります。

 

野球だけではなく仕事や日常生活でも

 

「これがいい」

「こういうことをやるといい」

 

と言われたことばかりに気を取られそれをすることが目的になってしまうことがあります。

 

「これがいい」というのは「手段」であって「目的」ではないはずです。

 

そればかりを追い求めるのではなく何事もバランスが大事になりますので

 

「これがいい」という行動をやってもなかなか結果が出ない人は心技体のバランスが崩れているサインです。

 

「それをやる目的は何だっけ」

 

「何が目的でこのことを学んでいるんだっけ」

 

という「目的」を思い出して心技体バランスよくやるようにしてみてください。

 

というわけで今回は

 

「バッティング理論を勉強して練習していますが打てるようになりません。何が足りないのでしょうか」

 

というお悩み相談にお答えしてきました。

 

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それではまた次回のブログでお会いしましょう。

 

野球専門カウンセラーの沖増茂伸でした。

 


この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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