こんにちは。
野球カウンセラーの沖増です。
今回は「軽く振って飛ばす方法」についてお話ししていきます。
プロ野球選手でも軽く振っているのに遠くに飛ばす選手もいます。
私も現役の頃、軽く振っているのに飛ばす選手を持て来ました。
また反対に思いっきり振っているのに飛ばない選手も見てきましたし私自身、思いっきり振っているのに打球が飛ばないことも経験しています。
思いっきり振っているのに飛ばない選手と軽く振って飛ばせる選手の何が違うのでしょうか。
それは力を入れている場所が違います。
上半身とくに腕やグリップを握る手に力が入る選手は思いっきり打っても打球は飛びません。
肩や腕に力を入れ過ぎてスイングをすると思いっきり振っている感じはしますが、実際にはスイングスピードもヘッドスピードも遅くなります。
軽く振っても打球が飛んでいく選手は下半身に力を入れています。
腕や手には必要以上に力を入れていません。
しかし下半身、特に内ももやお尻、腹筋にはものすごく力が入っています。上
半身の力を抜いて下半身の力を使ってスイングをするので軽く振っているように見えるのです。
軽く振っているように見える選手でも力を入れずに軽く振っているわけではないということなのです。
見た目以上に力を入れてスイングをしています。
ではどこに力を入れてどのようにスイングをしているのかというと
先ほども言いましたが下半身、特にお尻や内もも、腹筋などの筋肉を使ってスイングをします。
もっと詳しくお話しすると
テイクバックをしたときに身体がキャッチャー方向に流れないために軸足の内側に力を入れて身体が流れないようにします。
一見力を入れていないように見えますが実際には軸足の力の方向はピッチャー方向に大きな力が加わっています。
身体がキャッチャー方向に流れる選手と言うのは軸足の力をピッチャー方向に出し切っていないので身体が流れてしまいます。
さらにトップの位置で前の肩を入れるので下半身と上半身に捻りができます。
この捻りによって体幹部分お腹周りも力が入っています。
打球が飛ばない選手と言うのはトップの位置で下半身と上半身の捻りがないのでスイングに勢いをつけることができません。
そしてステップをしてここから下半身の力を使ってスイングをします。
スイングするときは下半身をできるだけ早く動かします。そして一瞬で力を出し切ります。
スイングをする時に下半身に力が入っていない、動きが遅いといくら腕に力を入れても打球は飛びません。
下半身の動き、腰の回転スピードを速くして一瞬で力を出し切ります。
打ち終わってバランスよく止まっているのであまり力がはいってないように見えるかもしれませんが
力を一瞬で出し切っていますしできるだけ速く回転させようとしているので下半身には力はかなり入っています。
下半身のどこに力を入れてスイングをするのかというのは人それぞれ感覚だったりフォームの違いもあるので一概には言えませんが
私の場合は軸足の内側というのは常に力を入れています。
そして前足の外側の力を使って身体をジャンプさせるように一気に地面を押します。
この動きを一瞬で下半身の力を出し切って行います。
下半身を使って一瞬で力を出し切ってスイングをするので、スタンドティーやバッティングセンターで５球も連続で打てば下半身が疲れてきます。
なのでスタンドティーを打つ時は１球1球の間が長くなりますし
バッティングセンターでも3球打ったら１球休憩をしないと力を出し切ってスイングをすることができません。
それぐらい1球ごとに下半身の力を出し切っています。
子どもたちの練習を見ていると
何回も何回も連続して打っている子どももいますが、私からすると連続で打てる体力はスゴイなと思うのですが
１球1球力を出し切っていないからたくさん打ててしまうのかもしれません。
しかしそれではスイングスピードやヘッドスピードが速くならないので遠くに飛ばしたり強い打球を打つことができません。
体幹部分、下半身をしっかり使えればスイングスピードもヘッドスピードも速くなりますので飛距離が伸びますし強い打球を打つこともできます。
身体をひねる動き下半身の動かし方を覚えて1球1球力を出し切ってスイングをしてみてください。
というわけで今回は「軽く振って飛ばす方法」についてお伝えしました。
力を入れて思いっきり振っているのに飛ばない選手というのは
肩や腕バットを握る手に力が入って上半身の力だけでスイングをしています。
軽く振っているように見えるけど打球が飛ぶスイングと言うのは
上半身に力を入れるのではなく体幹と下半身、とくにお尻や内ももにしっかり力を入れて
その力を一瞬で出し切って腰や下半身を速く回すスイングをしています。
上半身の捻りと下半身の動き覚えることで疲れてくる部分が変わってきます。
いままで100球200球ぐらい打てたのが下半身や体幹が疲れて100球も打てなくなります。
お尻や内もも腹筋など下半身が疲れてきたら上半身と下半身の動きができている証拠です。
軽く振っているように見えても打球が飛んでいくスイングを目指して練習してみてください。
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一瞬で身体を高速で動かすことで軽く振っても打球は飛んでいきます
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