1球1球力を出し切っていますか?「ビュッ」というスイング音でスイングをしましょう

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こんにちは。

野球カウンセラーの沖増です。

 

先日のラジオ配信で話した内容をブログに書きました。

 

音声で聞きたい方は、コチラのstand.fmのアプリでぜひお聞きください↓↓

 

こんにちは野球カウンセラーの沖増茂伸です。

 

今回は「1球1球力を出し切っていますか」というお話ししていきます。

 

最初になぜ、この話をしようと思ったのかという背景からお話をしていきたいと思います。

 

バッティングセンターに行くと連続で打ち続ける子どもや1時間2時間も打っている子どもたちを見かけます。

 

連続で打ち続けたり、1時間2時間も打てるなんてすごいなと思うのですが、1球1球力を出し切っているのかなとも思います。

 

私の場合、10球打ったら疲れるので休憩をしたくなります。

 

バッティングセンターに行っても50球も打てば下半身、特にお尻や内ももが張ってきます。

 

もちろん体力の衰えと言うものはありますが1球1球力を出し切って振るのでたくさん打つことはできません。

 

特に私は下半身を使って打つので、スタミナ的な体力と言うより下半身が張って動けなくなります。

 

打つ瞬間に一瞬で力を出し切るので下半身が疲れる、下半身が張ってくるということはしっかり下半身を使えている証拠なのです。

 

おそらく何十回、何時間も打つ子どもたちは体力的に疲れたと感じるかもしれませんが

 

下半身が疲れる、腹筋や背筋が疲れるという感覚はないと思います。

 

子どもたちのスイングを見ていても1球1球力を出し切っている子どもは少ないです。

 

なぜなのかを考えた時に、「数多く振る」という考えや教えが原因の一つだと考えています。

 

「たくさんバットは振った方がいい」

 

「1日300スイングは振れ」

 

というような考えや練習では力を出し切ることは難しいと思います。

 

私も経験があるからよく分かりますが、例えば現役の頃1日1000スイングがノルマという、とにかくバットを振る強化週間がありました。

 

1日1000スイングをするときに考えるのが、いかに1000スイング振る体力を残すかです。

 

1スイング目から力を出し切ってしまうとの1000スイングできません。

 

なのでなるべく体力を温存しながら振ろうとします。

 

そうするとどうなるかというとキレのあるスイング、一瞬で力を出し切るスイングをしなくなります。

 

スイング音で例えると体力を温存しようとしたスイング音は「ブーン」というスイング音で

 

力を出し切るスイング音は「ビュッ」というスイング音です。

 

「ブーン」というスイング音を繰り返していくと、いつの間にか「ブーン」というスイングが身についてしまいます。

 

「ブーン」というスイング音ではヘッドスピードも加速されませんし、ピッチャーのボールに力負けします。

 

おそらく子どもたちも監督やコーチから1日300スイングというような数多く振らされる練習をしていると思いますし

 

家で自主練する時も1日100スイングとか300スイングと言うように数多く振ることを目的としていることもあります。

 

数多く振ることも大事ですが、数多く振ることが目的になってしまうと、とにかく100振る、300振るために体力を残そうとします。

 

そうなると本来、力を発揮するべき身体の部位やミートポイント付近で力を出し切らずに振ってしまいます。

 

その結果いつの間にか打球も飛ばない、強い打球も打てない「ブーン」というスイングが身についてしまいます。

 

打球を遠くに飛ばしたり、強い打球を打つためにはスイングの音は「ビュッ」というスイング音にすることです。

 

「ビュッ」というスイング音にするためには一瞬で力を出し切ることが必要になります。

 

力を一瞬で出し切ることでスイングが速くなりヘッドスピードが加速されて打球が飛んでいくのです。

 

もっと打球を飛ばしたい、強い打球を打ちたいのであれば数多く振ることよりも、1球1球力を出し切るスイングをするようにしてみてください。

 

この時の注意点ですが力を出し切るスイングと言って100%の力で全力でスイングをするということではないです。

 

100%の力で全力で振ってもスイング音は「ブーン」です。

 

「ビュッ」というスイング音にするためには80%の力でスイングをして力を出し切るということです。

 

勘違いして全力で思いっきり振らないようにしてください。

 

80%スイングについてはYouTubeでも詳しくお話していますので参考にしてみてください。

思いっきり振らなくても打球は飛んでいきます。力まずに打球を飛ばす練習方法

 

最後に補足ですが、1球1球力を出し来ることはバッティングだけではありません。走るときもそうです。

 

長い距離を走ったり、数多く走ろうとするとどうしても体力を温存しようとします。

 

そうすると1歩1歩に力を出し切れませんし、足の回転や足の動きが遅くなります。

 

遅い動きが身についてしまうと当然、速く走ることもできません。

 

長い距離を走るよりも6歩~10歩ダッシュをした方がいいですし、数多く走るより3本~5本を全力で走る方が下半身強化だったり速く走るための動きを覚えることができます。

 

何でもかんでも数多くやればいいという練習から1球1球、1歩1歩力を出し切るという練習に切り替えてみてください。

 

私も毎日、自分の野球理論に磨きをかけるために 研究と練習しています。 

 

そして自分の人生と向き合い、見つめなおし勉強と実践をしていますので参考として私のYouTubeやTwitterなどを見ていただけたらと思います。 

 

それでは、今回は以上にします。


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