バットが出てこない!前肩が入りすぎてしまう【4つの原因】と改善方法

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こんにちは野球カウンセラーの沖増茂伸です。今回は「バットが出てこない!前肩が入りすぎてしまう【4つの原因】と改善方法」についてお話ししていきます。今回の内容を動画で観たい方はコチラの動画を観てください↓↓

>バットが出てこない!前肩が入りすぎてしまう原因と改善方法<

■前肩を入れるからパワーが作られる

 

テイクバックをしたときというのは前の肩は入ります。前の肩が入ることで身体が捻られて遠くに飛ばすためのパワーを作ります。そのためには前肩を入れる必要があります。

 

前肩が入らないように指導する人もいますが私は前の肩を入れないどころか全く入れない、動かさないようにすることが原因で飛距離が伸びなかったり身体が早く開いてしまう原因を作っていると感じています。なので前肩は動かして入れるように教えています。

 

ただ!!前肩を入れて捻れば捻るほどパワーは大きく作られますがその分バットがミートポイントまで出てくるまでに時間がかかるので差し込まれたり振り遅れる、いわゆるバットが出てこない状態になります。

 

■前肩が入りすぎる原因

 

このように前肩が入りすぎる原因として4つ考えられます。

①軸足のつま先の向きが開きすぎている

②股関節に体重が乗っていない

③身体だけで捻りすぎている

④斜めにピッチャーを見ている

 

こういった原因が考えられます。では前の肩が入りすぎないためにどうすればいいのか、前肩が入りすぎないための改善策をお伝えします。

 

①軸足のつま先の向きが開きすぎている

 

軸足のつま先が開きすぎると構えたときに自然と身体がキャッチー方向に入っていきます。自分では気づきませんが構えた時点で前肩が入ってしまいます。この状態でテイクバックするとさらに前肩が入ってしまいます。

 

構えたときに自分のつま先が開いていないか、普段の自分のつま先の位置をしっかり覚えて毎回、自分のつま先の向きを確認する必要があります。つま先の向きについては過去の動画で詳しく説明していますので参考にしてみてください↓↓

>つま先の向きを変えるだけでスイングも打球も変わってくる<

前肩が入りすぎているなと感じたらつま先を内側に戻すことで身体の向きが真っすぐになるので前肩が入りすぎることを抑えてくれます。

 

②股関節に体重が乗っていない

 

テイクバックした時に股関節にしっかり体重を乗せます。テイクバックの時に股関節に体重が乗らない選手は膝が伸びたり股関節が起き上がってしまうのでどこまでも身体が動いてしまいます。股関節でしっかり身体の動きを止めることができないので前肩が入りすぎてしまいます。

 

③身体だけで捻りすぎている

 

飛距離を伸ばすためには上半身と下半身の捻りを作ることがとても重要になります。上半身と下半身の捻りと言うのは本来、自然にできます。例え意識して捻ろうとしても上半身を少しだけ捻るぐらいです。

 

上半身は少しだけキャッチャー方向に引きますが下半身はピッチャー方向に力が加わるので、この時に上半身と下半身の捻りができます。前肩が入りすぎる選手は上半身だけで捻りを作ろうとします。

 

上半身全体をキャッチャー方向に捻ってしまいます。さらに下半身も同じようにキャッチャー方向に捻ってしまうので余計に前肩が入りすぎてしまいます。

 

身体の捻りが自然にできるように上半身と下半身の力の方向を逆に動かし上半身は残して下半身は前に行く、この動きを覚えると肩が入りすぎなくなります。身体の捻りを作る方法についてはコチラの動画で詳しく説明していますので参考にしてみてください↓↓

>変化球にも対応できて飛距離もアップできる「ひねり動作」の作り方<

>力強い打球を打つために必要な身体のねじれと下半身の回転を作る練習方法<

④斜めにピッチャーを見ている

 

構えたときにピッチャーに対して斜めで見てしまうと構えたときに肩が入りやすかったり、テイクバックのときに捻りすぎて前の肩が入りすぎることがあります。最初の軸足のつま先の向きが開きすぎているでもお話ししましたが、つま先がキャッチャー方向に向いて構えるとどうしても身体も一緒にキャッチャー方向に向いてしまうので自然と顔の向きも変わってしまいます。

 

しっかりと両目でピッチャーを見る必要がありますが顔の向きが変わってしまうと両目でピッチャーを見れなくなります。しっかり両目でピッチャーを見るそのためには右バッターの場合、構えたときに顔を3塁コーチャーを両目で見ます左バッターの場合は構えたときに顔を1塁コーチャーを両目で見ます

 

目だけで見るのでなくしっかり顔も3塁コーチャーに向けてから両目で見ます。そこから顔をピッチャーに向けて両目でしっかりとピッチャーを見ます。このように一度3塁コーチャーに顔を向けて両目で見ることで構えたときに入りすぎていた前の肩が戻ります。この状態でテイクバックすれば顔が残るので肩が入りすぎなくなります。

 

■練習しているときの感情が大事

 

今回紹介した練習をコツコツと続けていくことが大事なのですがもっと大事なことがあります。それは練習をしているときの感情です。「自分は下手だから練習しないと上手くならない」「やらなければいけない」「ライバルに負けたくない」と言う焦りや不安の感情で練習をしても試合でも焦りや不安を感じてしまう結果になってしまいます。

 

バットを振らないと上手くならないから練習をしているのか?バットを振ることが楽しいから練習をしているのか?この違いは大きな差となって現れます。今回紹介した練習も「面白そう」「楽しそう」というワクワクの感情になったら取り組んでみてください。

 

普段の練習も同じです。「やりたいからやる」「楽しいからやる」そういうワクワクする感情で取り組んでみてください。技術より大切なのは感情です。詳しくはこちらのブログ一覧を読んでみてください↓↓

脱!昭和の価値観ブログはコチラから

 

■まとめ

というわけで今回は「バットが出てこない!前肩が入りすぎてしまう【4つの原因】と改善方法」についてお話ししてきました。前肩が入りすぎない4つの修正ポイントと言うのは

 

①軸足のつま先の向きが開きすぎていないか?

②股関節にしっかり体重が乗っているか

③身体だけで捻りすぎていないか

④両目でしっかりピッチャーを見ているか

 

こう言ったところを修正ポイントにして練習してみてください。

 

それでは、今回は以上にします。

 

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この記事を書いたのはこんな人


沖増茂伸(おきますしげのぶ)野球専門カウンセラー

◆元社会人野球選手(現役10年)

◆都市対抗野球全国大会優勝

◆東海地区ベストナイン受賞

◆ベーブルース杯大会首位打者

◆東海地区春季大会首位打者

 

子どもの技術向上はもちろん、子どもの上達に悩むお父さん、お母さんの悩みを解決しもっと楽に子どもと野球に向き合って欲しいという思いで情報配信しています。

 

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