打てるようになりたかったら今と逆のことをしてみる

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どんな選手もヒットやホームランを打ちたくて

練習をしている。

 

意味もなく練習をしている選手はいないでしょう。

今よりもっとたくさん打ちたいから

素振りをしたり、ティーをしたり

打ち込んだりしていると思う。

 

監督やコーチ、指導者から言われたことを

ただ、ただひたすらの練習する。

 

練習をすれば、努力すれば必ず報われる!

そう信じてひたすら練習に励む…

 

しかし、

いくら練習をしても打てるようにならない…

 

監督やコーチを言う通りに練習をしても

打てるようにならない…

 

すぐには打てるようにならないから

今は我慢!我慢を続けて努力すれば…

 

そう言っているうちに…

 

なんてこともよくある話ですし

実際に私も経験してきました

 

今は結果が出なくても、継続して練習すれば…

と言って1年経ち…2年が経ち…

 

レギュラー定着がどんどん遅くなっていきました

 

確かに野球は1日、2日で打てるようになったり

コントロールがよくなったりすることは

ありません。

 

例え、1日で打てるようになったとしても

継続して打ち続けることはできません。

 

結果を出し続けることができるように

練習を繰り返し行うものなのです。

 

しかし!!

 

誰もが

「今すぐ打てるようになりたい」

「今すぐレギュラーになりたい」

 

そう思うのは当たり前の話です

 

私が今、現役だったら間違いなくこう言うでしょう!

「今すぐ、打てる秘訣を教えてくれ」

「1年努力しろ??クビになっちゃうよ」

 

それに対して今の私が

当時現役だった私と会話したら

どんな会話をするでしょう

 

現役の私「今、打てないんだよ」

    「打てる秘訣を教えてくれよ」

 

今の私「今、打ててないんだ」

 

現役の私「打ててないからお前に相談してるんだよ」

 

今の私「今、バッティングで何を意識してる」

 

現役の私「バットを上から出すこと」

    「バットのヘッドを立てて打つ」

    「強いゴロを打つこと」

 

今の私「それを意識しながら練習はどのくらいしてる?」

 

現役の私「昨年のシーズンが終わってから」

 

今の私「じゃ今のバッティングで練習して半年以上だね」

 

現役の私「そうだよ!毎日バットを1000回振ってるよ」

    「強化練習の時なんて2000回以上だぜ」

 

今の私「それだけ振ってるのに打てないんだ…」

 

現役の私「まだまだ、練習量が足りないのか…」

    「よーし、バットを振る回数を増やすぞ」

 

今の私「いやいや…練習量の問題じゃないよ」

 

現役の私「打てなきゃ練習量でしかないだろう」

 

今の私「確かに、練習量は大切だ」

   「打てる選手はみんな練習量がハンパない」

 

現役の私「そうだろ!やっぱり練習量増やすしかない」

 

今の私「今の状態で練習量を増やしても余計に打てなくなるだけ」

   「練習量を増やすのは打てるスイングを身に付けてからだよ」

 

現役の私「だから!!打てるスイングを教えてくれよ」

 

今の私「今のスイングで打てないんだろ?」

 

現役の私「おう!!」

 

今の私「だったら今と真逆のことをすればいいんだよ」

 

現役の私「真逆??」

 

今の私「そう真逆だよ」

 

現役の私「??????」

 

少々、会話が長くなりましたが

おそらく現役時代の私と今の私が会話したら

こう言った会話になるんでしょうね。

 

そして最後には「????」で終わるのでしょう。

今の真逆をするってどう言うこと?

わけわかんね~ってなるでしょう。

 

今、バッティングで意識していることは

「バットを上から出すこと」

「バットのヘッドを立てて打つ」

「強いゴロを打つこと」

 

別にこの意識が悪いということではありません。

実際にこの意識で打てる選手もいますからね。

 

どんな意識でも、どんなフォームでも

打ち続けることができれば全く問題ないのです

 

ただ、現状は打てないのだから今の意識は

「今の自分には合っていない」ということ。

 

合っていないのであれば、やめて違う意識

違うフォームで試してみればいいのです。

合っていなかったことの真逆をやればいいのです。

 

先ほどの意識で例えると

「バットを上から出すこと」→「アッパースイングで打つ」

「バットのヘッドを立てて打つ」→「ヘッドを下げて打つ」

「強いゴロを打つこと」→「フライを打つ」

 

こう言った感じで真逆のことをやってみるのです。

そうすると、意外と打てるもんなんです。

 

私のマンツーマンレッスンに来ることどもたちは

現役の私のように「打てないから何とかしてほしい」

そう言ってくる子どもたちが多いです。

 

本当に現役の私のようです。

監督やコーチに言われたことを素直に受け入れ

毎日、黙々と練習しています。

 

私は子どもたちに同じように

バッティングで何を意識している?

監督やコーチからどうやって打つように言われている?

ということを聞きます。

 

いつも言われている通りにバッティングをさせて

バッティングフォームなどをチェックします。

 

いつも通りのバッティングをすると

当然ですが、打てないんですよ。

 

だから私は、真逆のことを教えます。

 

上から叩くことを意識する選手には

「思いっきりアッパースイングでいいから

バットをしたから出してセンターフライを

打ってごらん」とアドバイスします。

 

子どもからすると

めちゃくちゃアッパースイングをしたつもりですが

実際には全くアッパースイングでもないのです。

 

私から見たらレベルスイングになったかな~

というスイングなのです。

 

それぐらいでちょうどいいスイングになるのです。

実際に打球も飛ぶようになりますしね。

 

今のフォームで上手くいかなかったのなら

その真逆のことをやってみるといいですよ。

新しい発見があります。

 

ちなみにこれは野球の技術だけでなく

思考にも言えることです。

 

普段から

「こうしなきゃいけない」

「こうすることが当たり前」

「こう言うことをしたらダメ」

という意識や自分の中の常識を変えることで

見えてくる景色が変わってきます。

 

このことは次回、詳しく書いていきますが

打てない、守れない、走れない、投げれない

と悩んでいるなら、今、やっていること

今、意識していること、考え方を180度変えて

真逆の発想で行動してみてください。

 

そうすれば、もっともっと野球が楽しくなるし

毎日がワクワクできるはずです。

 

もっともっと自由な発想で

自分に制限をかけないで

自分の中の常識を変えてみてください。