こんにちは。
野球カウンセラーの沖増です。
先日のラジオ配信で話した内容をブログに書きました。
音声で聞きたい方は、コチラのstand.fmのアプリでぜひお聞きください↓↓
今回は「みんなと同じように山に登る必要はない」というテーマでお話をしていきます。
私が今まで受けてきた教育や野球環境、社会に出てからの教育で教えられてきたことは山登りに例えることができます。
頂上を目指してひたすら努力すること
頂上を目指して山を登ることが素晴らしいこと
頂上を目指さないと成功できない
山の頂上にしか幸せはない
だからどんなに苦しくても頂上を目指して努力し続ける、
そうすれば必ず頂上にたどり着ける。
そういわれ続けてきました。
頂上を目指して登っている人を素晴らしいと称賛され
山を登ることを諦めた人を脱落者と呼び
山さえ登らない人を怠け者と呼んでいました。
だから私も山を登り続けないといけないんだと思い込んでいました。
しかし、実際に頂上にたどり着ける人なんてごくわずかです。
100人に1人ぐらいが頂上にたどり着くことができるんではないでしょうか。
それぐらい頂上にたどり着く人は少ないと思います。
ほとんどの人が途中で登ることを諦めたりするのではないでしょうか。
私も必死に頂上を目指して登っていましたが頂上が見えない場所で立ち止まってしまいました。
周りを見渡せば私と同じように途中で登ることを諦めた人や立ち止まっている人が何人、何百人といます。
だからこそ本当に頂上にたどり着く人は少ないんだということを感じています。
でも、今になってふと思うことがあります。
本当に山に登る必要があったんだろうか
本当に頂上を目指そうとしていたんだろうか
なぜ山を登らないといけないんだろうか
そんなことを思い始めました。
おそらく、私もそうでしたが多くの人は教え込まれてきた常識や価値観によって
「山に登らないといけない」という思い込みがあるはずです。
私の思い込みは「山に登らないといけないんだ」という思い込みです。
山に登れと親や先生、指導者や上司などが言うから山に登っていた、けど本当は登りたくない人もいたんじゃないでしょうか?
これからはそういった今までの常識や価値観が大きく変わってくると私は思っています。
でもいまだに山に登ろうとしている人、山に登らせようとしている人が多くいます。
そして登らせるだけでなく頂上まで登らせよとします。
山に登って頂上を目指す人は
「もっとお金を稼がないといけない」
「もっと評価されないといけない」
「もっと成功しないといけない」
「幸せにならないといけない」
というように挙げればキリがありませんが、こういうことを目指して頂上を目指しているのではないでしょうか。
昔の私はまさにこれでした
「プロ野球選手にならなければいけない」
「甲子園に行かなければいけない」
「もっとお金を稼がなければいけない」
「もっと結果を出さないといけない」
だから頑張って頂上に行けばすべてのものが手に入る、幸せになれるそう思って頂上を目指していました。
そんな私が頂上までたどり着けたのかというとたどり着けたことはありません。
何度も山に登りましたが何度挑戦しても頂上までたどり着けませんでした。
だからこそ頂上にたどり着く人は本当に少ないんだろうと思います。
こんな話を聞くと昔の私なら
「努力が足りないんだよ!!」
「最後まで諦めるなよ!!」
と私に厳しく言っていることでしょう。
でも、今の私はあの頃の私と価値観が大きく変わっています。
今は「頂上を目指す必要はないんじゃない」という価値観です。
「そもそも山に登る必要はある」と言っているでしょう。
そうなんです、私は「山に登らなくてもいい」と言うことに気付いたんです。
頂上を目指さなくてもいい、むしろ山に登らなくてもいい、という価値観になってからものすごく楽になりました。
私は山登りが辛かったのです。
おそらく頂上にたどり着く人というのは山を登ることが大好きな人なんだと思います。
そういう人は山を登っているという感覚もなく好きな山登りを楽しんでいると、いつの間にか頂上にたどり着いたんだと思います。
でも実際には頂上にたどり着けなくても、山に登らなくても人生を楽しく生きることはできますし幸せを感じることはたくさんできます。
実際に私は山に登らない方が楽に生きられるし楽しいことが増えました。
それに幸せもたくさん感じることができます。
昔の私のように無理をして山を登ろうとしていませんか?
無理をして高い山の頂上を目指していませんか?
もっとお金を稼ぐために!
もっと結果を出すために!
もっと評価されるために!
そう思い込んで山を登っていませんか?
山を登り頂上に行けばすべてのものが手に入って幸せになれると思い込んでいませんか?
みんなが山に登るからと言ってあなたも同じように山を登る必要はないんです。
山に登らずふもとにいてもいいんです。
そこでも楽しいことや幸せなことはたくさんあるんです。そこに気付けていないだけなんです。
だから無理をしてみんなと同じように山に登るようなこと、求めることを手放すことが大事なんです。
そう!求めることを手放すことです。
人は求めるから苦しんでしまうのです。だから求めることを手放しましょう。
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ネットやテレビなどで山を登っている人や頂上にたどり着いた人を称賛したがります。
だからそういう人を見てみて「羨ましい」「私もそうなりたい」とどうしても思ってしまいます。
それは仕方ないことです。でも無理してそうなる必要はないんです。
みんながメジャー選手になれないですし、二刀流で活躍することも、スーパースターになることもできません。
みんなが甲子園に行くことも、甲子園で優勝することもできません。
みんながみんなお金持ちになれませんし有名になることもできません。
そういう人は全体の1%もいません。
山の頂上にいる人も、山に登っている途中の人も、山の途中で立ち止まっている人も、山に登らずにいる人も
そもそも、そこに優劣はないですし勝ち負けも存在しません。
ここに気付くことがとても大事なんです。
私はこのことに気付かず山に登らない人は諦めた負け組だ、山に登らないと勝てない、頂上にいる人が勝ち組なんだとずーっと思い込んでいました。
だから何が何でも山に登ろうとして劣等感を感じ苦しんでいたのです。
あの人が山に登っているから自分も登らないといけない
あの人が言うから山を登らないといけない
あの人みたいに頑張らなきゃいけない
あの人みたいに上を目指さないといけないというのは自分の本当の望みではないんです
自分の本当の願望ではないにも関わらず一生懸命に願望を叶えようとするから苦しくなるんです。
だから無理してみんなと同じように山に登る必要もありません。
山に登らなくても山のふもとでノンビリ生きてもいいんです。
山のふもとでも幸せを味わうことはたくさんできるんです。
そのことに気付くことができたら本当に自分にとっての幸せが何かということに気付けると思います。
というわけで今回は「みんなと同じように山に登る必要はない」というテーマでお話ししてきました。
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それでは、今回は以上にします。
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