<間違いだらけの野球教室>経験だけで指導することについて
私が毎回ブログなどを書いていると、いろいろな方から「毎回よく書くネタがありますよね」とか「経験があるからそれだけ書けるんですか?」と聞かれることがあります。
実際に子どもたちや草野球の選手に教えているときも「経験があるから教えるのが上手なんですか?」とか「経験がある人は教え方が違いますね」などとよく言われます。
確かに経験があるからこうして書くこともできますし、教え方も他の指導者とは違った教え方ができます。実践と実績と経験が全く違いますから他の指導者とは全く違いますから一緒にされたら困ります。
しかし、私が経験だけでこの記事を書いていたら、経験だけで子どもや選手に指導していたら・・・
まず、この記事も毎回書くことはできません。と言いますか書くネタがなくなってきます。皆さんもブログや記事を書いた経験はありませんか?書くのを辞めてしまうのはめんどくさいと言うより「何を書けばいいのか分からない」とか「書くネタがない」から辞めてませんか?
私も経験だけで書けばきっと書くネタがなくなります、それに現役を引退してかなり経っていますので当時の知識しかないのでなかなか書くことが難しいです。
そして、なにより経験だけで子どもや選手に教えていたら、これだけ結果を残せる選手を育てることは無理だったはずです。私が野球少年だったころから今とでは時代が全く違いますし、考え方も練習方法も子どもも変わってきているのですから。
では、私がなぜたくさんの記事を書くことができ、結果を出せる選手を育てることができたのか?それはまさに・・・
日々、勉強をしているからです。
これしかありません。毎日のように野球に関する本も読んでいますし、皆さんが書いてあるブログや記事も読んでいます。野球に関することだけでなく違うジャンルの本も読みます。
子どもに関する勉強、身体の仕組みに関する勉強、ビジネスに関する勉強、いろいろと勉強し自分で試して「これは使える」「これは使えない」と自分なりに選別しているのです。
だから、毎回記事を書くこともできるし、子どもや選手に教えることができるのです。そして結果を出させることもできるのです。
決して自分の経験だけでは書いていませんし、教えることはいっさいありません。
自分で言うのもなんですが、この私でさえも日々、勉強しているのです。勉強し自分で実際に試し、教えているのです。すべては私のところに来た子どもたち、選手のために勉強しているのです。
子どもや選手に結果を出して欲しいと思いが強いので、自分でも勉強し、自分自身も向上しようとしているのです。
同じように「子どもたちのために」と強い気持ちを持っている指導者も多くいるはずです、しかし、強い気持ちだけでは子どもたちは上手くなりません。
子どものためと思うのであれば、まずは自分がしっかり勉強して自分自身がしっかりと向上してください。そして知識をたくさん頭の中に詰め込んでください。
その知識をその子に合った方法で教えてあげてください。今の時代は情報がいつでもたくさん得ることができます。そのおかげで技術の進歩もものすごく早くなっています。
私たちの子どもの頃の情報は今は全く使えません。私が現役のころの情報も使えない場合もあります。情報だけでなく子どもたちの考えも身体の仕組みも何もかも変わっていくのです。
常に学ぼうとしないとどんどん時代遅れの情報に頼ってしまいます。その古い情報を子どもの教えるのはどうかと思います。本当に子どものためになるでしょうか?
子どものために、そして自分のために勉強をしてください。
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