<間違いだらけの野球教室>ボールをよく見ろについて

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<間違いだらけの野球教室>ボールをよく見ろについて

 

バッターで空振りをしたり、守備でエラーをしたり、打球に対応できなかったときに「しっかりボールを見ろ」や「最後まで目を離すな」と言うアドバイスをよく聞きます。間違いではないのですが、しっかりボールを見るだけでは上達はしません。

 

なぜ、「ボールをしっかり見る」だけでは上達しないのでしょうか?技術的なこともありますが、それ以前に「目」が慣れていないのです。目が慣れていないことの記事は以前も書いたと思いますので詳しくはそちらを見てください。

 

いくら技術があったとしても目がボールに慣れていないと身体は反応はできません。小学生でいくらバッティングが良い選手でも高校生の球になると打てませんよね。当然、私が現役の頃140後半のボールは打てますが大谷選手のように160キロを超えるピッチャーが出てきたら打ててなかったでしょう。

 

なぜ打てないかと言うと、普段の練習では140キロ後半のピッチャーを想定して練習をしているので140キロの球に目が慣れているからです。そこに160キロで投げられると初めて見る球に身体が反応できないのです。

 

私は現役を引退して10年近く経っています。当たり前ですが現役選手の頃のように毎日バッティング練習をしているわけでもなく、140キロの球を打つ練習もしていませんし、トレーニングをしていません。当然、年齢とともに視力なども低下します。だから今は140キロの球に目が慣れていないので打てないです。(バッティングセンターの140キロなら少し目を慣らせば打てます)しかし、小学生の頃から鍛えてきた「目」はいくら衰えたとは言え、120キロぐらいのピッチャーが投げる球であれば簡単に打つことができます。筋力の低下などでミスショットはありますが、それでも速いとは感じません。バッティングだけでなく守備でも同じようなことが言えます。どんな打球でも反応することはできます。

 

余談ですが、やっぱり私はボールを目で追うこと、そして反応することはまだまだその辺の若い人たちには負けていないな!と実感することがありました。それは、若い人たちと卓球をした日のことでした。友達数人で卓球をしましたが、ほとんどの人が卓球経験者や今でも真剣に卓球をやっている人です。一方、私はと言うと卓球経験なんて1年も無いですし、最後に卓球をやったのはもう覚えていないぐらいずいぶんと前の話です。

 

最初はみんな遊び程度で卓球をしていたのですが、だんだんとスイッチが入り本気度が増していくのです。私も負けず嫌いのスイッチが入り、遊びでなく試合モードになってきたのです。当然「試合」となると私もスイッチが入ります。負けたくないですからね。と言うことで本気の試合が始まりました。

 

私は卓球経験がないですが、相手は容赦はしてきません。本気でぶつかってこないと私も嫌ですからね。だからサーブで回転もかけてくるし、左右に揺さぶるし、スマッシュも容赦なくしてきます。結果的に言うと惨敗です。しかし惨敗でしたが対戦相手の卓球経験者や見ていた人からは「よく強烈なスマッシュに反応して返せますよね」とか「横の揺さぶりにも対応してますよね」と言われました。私的には全く普通です。それぐらいの球の速さなら目が慣れているので反応することはできます。ただ、卓球の技術が無いから相手のコートに返せなかったりするだけで、横に振られても相手の動きや目の動きを見て「こっちに来るな」とか分かります。

 

これも小学生の頃から目を鍛えるトレーニングをして、社会人野球選手では毎日ボールを目で追っていたからなんだなと実感しました。

 

さて、話を目を慣らすことについてに戻しましょう。

 

では、目を慣らすためにどういった練習をするのがいいのでしょうか?バッティングマシーンで速い球を打って目を慣らす?それもいいでしょう。しかし、家にバッティングマシーンがあるならいいですが、家にバッティングマシーンが無いとバッティングセンターに行って練習をしなければいけません。そうするとお金と時間がかかってしまいます。

 

もっとも簡単でお金もかけずにできる練習をお伝えします。この練習は私も取り入れていました。と言いますか、基本的に私は私がやったこと、やり続けたことしか伝えません。私がやっていないことを伝えることは自信が無くて言えませんし、具体性が無いので話せません。

 

私がよくやっていた「目を慣らす」練習は、電車に乗って線路にある石を一つ確実に見る練習をしていました。これはすぐにはできませんがどうにか一つだけを見ようとしてみてください。だんだん慣れると石が一つだけハッキリと見ることができます。これを電車に乗っているときにずっとやっていました。石を見るときは頭は動かさずに目だけを動かすことがポイントになります。私は右バッターだったので電車の進行方向に左肩を向けて窓際に立ちます。石を見ることに飽きたら、すれ違う電車の中にいる人を見るようにしていました。これはなかなかできなかったですが、トレーニングの一環と思ってやっていました。電車通学の人や電車に乗る機会が多い人はこのトレーニングをやってみてください。

 

後よくやったのは、今で言うと「リアクションボール」と言うものを使ってトレーニングをしました。私がやっていたころは「リアクションボール」と呼ばれていたか分かりませんが、ボールがどこに跳ねるかわからないので目を慣らすと言うよりも目を鍛えるトレーニングです。普通のボールは壁に当てると真っすぐ返ってきますが、このリアクションボールは壁に当てるとどこに返ってくるかわからないので集中力や敏捷性などを鍛えるのは最適の道具です。

 

私が子どもの頃は今のように器具もそんなになかったですが、今は本当に多くのトレーニング道具がありますので、そういった目を鍛えるトレーニングや動体視力を鍛えるトレーニングで検索して調べればたくさんの情報が載っていますので、自分に合ったトレーニングを探してみるのも面白いと思います。

 

別にお金をかけなくても私のように電車に乗ってトレーニングもできますし、走っている車を目で追うトレーニングもできます。目を慣らすとは動いているものを目で認識することです。何か動いているものを見つけたら素早くそれが何であるか?と考えてみるだけでもトレーニングになります。

 

自分が楽しくできるトレーニングを見つけて、毎日実践してください。それを続けて行けば目を鍛えることができるので、バッティングにも守備にもプラスになります。

 

 

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★おわりに

 

先日も初めて私のバッティング教室に参加した小学生がいました。お母さんと一緒に参加したのですが、「試合でヒットが打てないんです」と言うのが悩みでした。私は「じゃ打ってみて」と言って打たせたのですが、なるほどねーと思いました。お母さんや子どもにいろいろ話を聞いて「打てない理由が分かりました」と伝え、子どもにじゃ次は足を上げて、しっかりと体重を乗せてホームランを狙って打ってみて!」とアドバイスをするとホームランと書いたボードには当たりませんでしたが、ホームラン性の打球がどんどん打てるんですよ。それにホームランにならなくても強い打球が打てるんです。これにはお母さんも本人もびっくりしていました。

 

「打てない理由は何ですか?」と聞かれたので「指導者のせいです」と答えました。子どもにも「君が打てないのは監督が悪いんだよ」と伝えました。その理由は簡単です。ほとんどの子どもにも当てはまりますが、その子のチームの監督はフライを打つと怒鳴る、エラーをすると怒鳴る、ミスをすると交代させられる、フライ打つなよ!エラーするなよ!と毎回言うそうです。だからそのこともは打席や守備では「監督に怒られたくない!怒られたらどうしよう」と毎回思っているそうです。

 

プロ野球選手や社会人選手なら「そんなこと気にしていたらダメだ」となりますが、子どもたちにはそんなことを求めてはいけません。

 

もっと野球が楽しくなるような言葉!もっと打つのが楽しくなるような言葉!守備が楽しくて俺のところに飛んで来いと思えるような言葉を子どもたちには伝えて欲しいものです。

 

バッティング教室が終わった後の子どもの笑顔やお母さんからのお礼のメールで「子どもが自信を持てるようになりました」と言う言葉に癒される私なのでした。

 

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