身体の大きい子が有利なのかについて
今週末も暖かい陽気になり各地で新チームでの大会や練習試合が多く行われていました。
グラウンドで試合をやっている子どもたちの姿を見るとついつい足を止めて野球観戦しちゃいます。今の子どもたちを見ると身体の大きな子どもが増えたなと感じます。
私が野球少年だった頃は身長も低く、前から数えて2番目か3番目でしたし、身体も線が細くご飯もたくさん食べる方ではなかったので痩せている方でした。
いつも自分より背が高い仲間を見てうらやましいなーと思っていました。
身体が大きい分、力も当然、私よりあるので遠くに飛ばすことも、速く投げることも、速く走ることも何もかも私よりはるかに上でした。
「俺も身体が大きかったらなー」
といつも思う野球少年でした。今でもたまに思います。
もし私が身長も高く身体も大きかったらプロに行けたかなー絶対に行けただろうなと思います。
でも、私の野球人生を振り返ってみると、決して身体が大きな子どもが有利かと言うとそんなことはありませんでした。
確かに、小学生、中学生までは身体が大きな子の方が力があるので遠くに飛ばせたり、速い球を投げることができます。
しかし、高校生ぐらいになるとある程度、筋肉も成長しますし私の場合は中学生のころから筋力トレーニングを始めていましたので、身体の大きな同級生にも負けないぐらいの力は付いてきました。
結局、中学生以降はどれだけ質の高い練習を見に付けることができるかによって大きく変わってきます。
そこからは身体の大きい、小さいは全く関係なくなります。
実際に私は高校球児の時も身長は小さい方でしたが遠くに飛ばすこともできましたし、社会人野球選手時代も小さい方でしたがホームランも打てるバッターでした。
私と同じチームには私と身長は変わらない選手でもクリーンアップを打つ選手もいました。
自分の子どもが身体が小さくてヒットが打てないと悩んだり、身体が大きいから活躍できると思ってしまうあなた!
心配しないでください。
子どもにはいつまで野球を続けさせたいですか?小学生で終わらせますか?もし、小学生で終わらせると言うのであれば、今の段階では身体が大きい子には敵わないのであきらめてください。
この先、ずっと野球を続けさせたいと思っているのであれば、諦めないでください。
必ず中学生以降に身体の差は関係なくなります。
中学生以降は自分の努力が結果として現れます。そこでは身体が大きい小さいは関係ありません。どれだけ考えながら練習するかなのです。
今、打てなくてもいいのです。
今は誰かに負けてもいいのです。
今、悔しい思いをしてもいいのです。
今はレギュラーになれなくてもいいのです。
今、大切なことは野球が大好きであること、プロ野球選手になる夢を持つこと。
この2つを持ち続けて野球を続けていけば、いつか打てる日が来ます。いつか悔しい思いが喜びに代わります。いつかレギュラーになれます。いつか夢が夢でなくなります。
私の経歴をご存知であれば分かりますが、私は小学生から中学生までの野球経歴は本当に打てない、守れない、誰かに負けている、レギュラーと呼べる選手ではありませんでした。
いつも悔しい思いをしていました。
しかし私は野球が本当に大好きで、本当にプロ野球選手になる夢を持ち続け野球を続けてきました。
甲子園に行くことも、プロ野球選手になることもできませんでしたが、小学生、中学生の頃にともに戦った仲間の中で一番長く野球人生を送れましたし、社会人野球選手になれたのも私一人だけでした。
それが偉いとか自慢とかそう言ったレベルの話ではありませんが、野球が大好きで大好きで夢を持ち続けてやってきたからこそ社会人野球選手までこれたのだと思います。
途中で野球が嫌いになったり、夢をあきらめていたら絶対にここまで野球を続けることができなかったはずです。
私は社会人野球選手を自ら引退しました。自分から監督に引退しますと言いました。理由は野球がもう好きではなくなってしまったことと、プロには行けないと夢を諦めたからです。
好きではなくなったらもう終わりです。
無理やり好きになることはなれません。実際に私も自ら引退して野球には二度と携わることはないと思っていました。
今はあの頃のように野球が大好きになりましたが、引退して数年経ってからです。
最後に何度も言いますが、今、身体が小さいから不利だと思わないでください。
今、レギュラーじゃないからと言って落ち込まないでください。
今、悔しい思いをしていてもいつか喜びに代わります。
いつかバリバリのレギュラーとして活躍できる日が来ます。
いつか、自分がヒーローになる日が来ます。
その日が来るためには野球をずっと大好きでいてください。
大好きな野球をつ透けてください。夢を持ち続けてください。そうすれば野球の神様が微笑んでくれます。
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