<間違いだらけの野球教室>トレーニングコーチの野球指導について

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<間違いだらけの野球教室>トレーニングコーチの野球指導について

 

 

プロ野球チームや社会人野球チームには選手のトレーニングを指導するコーチやトレーナーがいます。

 

 

パーソナルトレーナー、アスレティックトレーナー、メディカルトレーナー、理学療法士、鍼灸マッサージ師、などなど名称はさまざまでそれぞれに専門的な技術を持っています。

 

 

身体の仕組みや構造、解剖学、生理学、運動学、などとにかく人間の身体のことに関してはエキスパートなのです。私にとってとても重要な存在でした。

 

 

こう言った資格を持っている人たちをここではあえてトレーニングコーチと呼ばせていただきます。反感を買うことは重々承知ですが読んでいる皆さんが分かりやすくするためにトレーニングコーチと呼ばせてください。

 

 

私自身も人間行動学の学校に通っていましたし理学療法士の学校にも通っていましたので言いたいことは分かりますが、どうか今回のだけは大目に見てトレーニングコーチと呼ばせてください。

 

 

では、本題に入ります。

 

 

私が子どもたちや野球が大好きな大人たちに野球を教えているとよくこんな質問をされます。

 

 

「今、リハビリである病院や施設に通っているのですが、そこで病院や、施設の先生からピッチングやバッティングのことについてアドバイスをしてもらうことがあるんですが、正直よくわからないんです。野球経験もないし、どこかのチームのトレーナーでもないし、そんな野球経験がない人から聞いてもいいのですか?」

 

 

この気持ちはよーーーーーーく分かります。

 

 

私も現役時代はこのような気持ちになっていました。野球経験のないトレーナなどからバッティングや走塁などのことをアドバイスされても「やったことないじゃん!」と内心思っていました。

 

 

まーチームのトレーナだから野球経験はなくても実績や現場経験があるので内心で思っても口には出さず受け入れていましたし、バッティングの記事にも書いていますが股関節の使い方などは的確にアドバイスしてくれるのでいいのですが。

 

 

リハビリや治療、マッサージは大体がチーム内のトレーナにお願いしていたので、外での治療はほとんどなかったのですがたまに、トレーナーの方が忙しかったり、いなかったりした場合には外でマッサージや治療を受けていました。

 

 

一応、野球部が指定している治療院や施設なので私たちが社会人野球選手であることは分かっているのですが、院長やいつものスタッフがいない時は違うスタッフが施術をするのですが、自分のことを知ってか知らずかバッティングや走塁のことなどについて話し出すのです。

 

 

バッティングはこうした方がいいですよ。走り方はこうした方がいいですよ。投げ方は・・・・みたいなことを語るのですが理論に沿って話をすればまだ分かりますが、それ、俺に話してどうするの?っていうような話をするのです。

 

 

私が「野球経験はあるの?」と聞くと「はい!高校まで硬式でやっていました」と自慢げに言うのです。そうなんだ。と言う感じでしたが何も言わずそのままにしておきました。

 

 

最初の質問に戻りますが、私は野球経験のない野球指導の浅いトレーナーの話は聞かなくてもいいと思います。こういう言い方をするとまた反感を買いますが、それでもあえて言わせてもらうと聞かない方が子どものためです。

 

 

怪我を予防するための動きやフォームはまだ話を聞いてもいいのですが、野球の技術のことを教えたがる人もいるのでこういった話はやめてください。

 

 

お父さん・お母さんも、もしリハビリで通わせているのであれば予防や改善のための方法などは聞いてもいいですが技術的な話は聞かなくても大丈夫です。

 

 

ただし、私がこう書くとトレーナの技術的なアドバイスは聞かなくてもいいのか!と思われますが私はそうだとは言っていません。最初にも書きましたが現役時代の私にはとても重要な存在だったのです。

 

 

身体のことに関してエキスパートなトレーナーのお陰で大きなけがをすることもなく、タフな身体を作ることができましたし、何度も言いますがバッティングの時の股関節の動かし方は私にはわからない領域なのです。

 

 

その領域を分かりやすく教えてくれたのがトレーナの存在なのです。だから私は野球の現場にはトレーナーは必ずいて欲しいと願っているのです。

 

 

人間の身体の動きを一番知っているのがトレーニングコーチです。その知識と野球指導者がタッグを組めば間違いなく選手の技術は向上します。

 

 

野球指導者とトレーニングコーチのお互いが選手のためを思い、ディスカッションを重ねて、一人の選手を育成していくのも面白いと思います。

 

 

小学生や中学生のチームになかなかトレーニングコーチを配属することは難しいと思いますが、本当に子どもの将来のことを考えている野球指導者や私のような野球経験者、子どもを怪我から守りたいと思っているトレーニングコーチが力を合わせれば難しい話ではないと思います。

 

 

今後は私もトレーニングコーチと呼ばれるような方とタッグを組んで子どもたちを育てたいと思っています。病院や治療院などでリハビリや治療を行いながらトレーニングコーチは身体の動きのことを、私は野球の技術のことをアドバイスしていけば必ず野球を楽しく、長くできるはずです。

 

 

今、こうして記事を書いているときにもいろいろな人とタッグを組めばもっと子どもたちに楽しい野球環境を作ることができるなーとアイデアがどんどんできてきます。

 

 

こう言うことを考えることが私にとっては楽しいことでもありますし、私自身の成長にもつながっていけるのです。

 

 

子どもたちの将来を考えているトレーニングコーチの方や、指導者の方、一緒にタッグを組んで子どもたちの未来を一緒に作りませんか?

 

 

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