<間違いだらけの野球教室>自分の発する声について

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<間違いだらけの野球教室>自分の発する声について

 

 

練習中に自分はどんな言葉を発しているだろうか?また自分はどんな言葉を胸の中でしゃっべているだろうか?

 

 

「まだまだ!」「もっと練習しなくては」「俺は下手くそだから」と自分を戒める言葉を発しているだろうか?

 

 

「あ~ダメだ!」「くそっ!」「何やってるんだ!」「こんなこともできないのか」と自分をもっと成長させるための言葉を発しているだろうか?

 

 

私も社会人時代にはよくこのような言葉を発していた。

 

 

たとえ試合でヒットをたくさん打っても自分に浮かれることなくもっと成長させるためにわざと「自分は下手だからもっと練習をしなければ」とか「今のままでは満足できていない」などと言う言葉を使っていた。

 

 

練習でもさらに技術の向上を目指すためにどんなに良いプレイができてもわざと「こんなこともできないのか」と自分に発していた。

 

 

プロ野球選手のインタビューでも自分に言い聞かせるような言葉をわざと使っているシーンをよく見る。

 

 

 

こう言うシーンを見た無能な指導者は「そうか!プロでも自分に厳しい言葉を使うのか。それなら明日から子どもたちにもそれを伝えよう」と考えてしまう。

 

 

そんな無能な指導者がプロ野球選手の影響を受けてしまった練習風景と言うのは常に厳しい声が飛び交っている。

 

 

「自分は一番下手くそだと思え!」「そんなプレイで満足するんじゃない」「もっとできる」・・・・

 

 

さらにその影響は子どもたちにも伝染されてしまっているから子どもたちの口から出る言葉は「まだまだ」「ダメだ!もっともっと」「自分は下手だ」と言う自分を下げてしまう言葉を使ってしまう。

 

 

その結果、普段から自分を下げてしまう言葉を使うようになっていくのです。野球の練習に限らず普段の生活からすべて自分はダメなんだという言葉を発してしまうのです。

 

 

どんなに良いバッティングや守備をしても顔色一つ変えず「まだまだです」というスタイルはカッコいいかもしれませんが、子どもたちがそのスタイルだったらどうですか?

 

 

個別でバッティング練習や守備練習を教えていますが、ほとんどの子がそのような言葉を使います。「まだまだです」「今のは納得いかないです」「あ~」と言う言葉を使います。

 

 

いいですか!自分の言葉を一番聞いているのは自分なのです。普段からこのような言葉を使っていたら自分の脳が「そうなのか!俺は下手くそなんだ」「もっともっと練習しなきゃダメなんだ」と思ってしまい、身体がそのように反応し、どんどん自分を責めて追い詰められていきます。

 

 

プロ野球選手や社会人選手が使う言葉にはちゃんと意味があるのです。確かに浮かれないためにこのような言葉を発することはありますが基本的には自分が一番好きなのです。

 

 

だからいつも「俺ってやっぱりすごいな」「俺って天才」「今のプレイ最高」と思っているのです。この大いなる勘違いが自分をさらに成長させることができるのです。

 

 

大いなる勘違いの度を超えないために、バランスをとるために自分を戒める言葉を使ったり、自分を下げる言葉を使っているのです。

 

 

野球でもなんでもそうですが世の中で成功している人は皆さん自分が大好きで大いなる勘違いを常にしているのです。それが成功につながる近道だと知っているのです。

 

 

「俺って最高」「俺、もう一流選手だから」とすでにそうなったかのように振舞っているのです。

 

 

練習中に言葉を交わすとしたら、いつも言っていますが褒めまくりましょう。「いいね」「今の最高」と言う言葉をかけましょう。

 

 

そして子どもたちには「くそ!」とか「あ~」と言う言葉を使わせるのでなく、「よし!」「今のいい」「最高」と言う言葉を使わせましょう。

 

 

最高の誉め言葉を自分自身に聞かせて脳に大いなる勘違いをさせましょう。そしてすでになりたい自分になって振舞い、行動し、発言しましょう。

 

 

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